小説読み放題サービスは主に電子書籍で利用され、ある期間に決まった冊数を読めるお得なサービスです。読書量の多い人、本を置くスペースがなくて困る人におすすめ。本記事では小説の読み放題サービスの選び方とともにおすすめのサービスを紹介しています。
目次
小説の読み放題サービスの選び方
小説読み放題サービスを提供する会社が多く、どの会社を選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。選び方について説明します。
作品数から選ぶ
小説読み放題のサービスによって、読める本の数はまちまち。無制限に楽しめるところがあればベストです。しかし、毎月数十冊というサイトから、1万冊以上認められる場合もあります。できるだけ、小説読み放題サービスは作品数が多いところを選ぶとよさそうです。
ジャンルから選ぶ
電子書籍にはそれぞれ、ライトノベルや純文学など強みのあるジャンルがあります。マンガのノベライズ本や映像化された作品の原作小説を揃えているところも。好みに合わせて選びましょう。迷う場合は、読み放題サービスの対象の小説が多いところを選べばほぼ問題はありません。ただし、話題の小説やシリーズがあっても、最新作は読み放題の対象にならないこともあり注意が必要です。
機能性で選ぶ
読み放題サービスにはアプリが提供され、それぞれに機能が付いて無料期間中に試して使えます。複数のサービスを利用し、使いやすいものを選ぶのがおすすめ。機能の例は、既読の小説を記録できる本棚機能、読書を中断する場合のブックマーク機能、気になった小説を登録するお気に入り機能などがあります。
有料の小説読み放題サービスの特徴
有料の小説読み放題の特徴を紹介します。
無料試用期間がある
たいていの小説読み放題サービスは、数日間～数か月間の無料試用期間が設定されています。月額料金に対して好みの作品が多くお得でコスパがよいか、Webサイトやアプリなどの操作性がよく使いやすいのかなどを十分に確認できますよ。
月額料金は数百円～2千円程度
小説読み放題サービスが有料の場合、月額料金や年額料金が設けられています。月額料金は数百円～2千円程度。1冊の単行本を購入するくらいの金額で小説の読み放題ができ、読書にかかる金額を抑えられます。年額料金は割引特典があり、月額で12か月分支払うよりもお得なところも。
読みたいジャンルの小説や作家を扱っている
小説の読み放題の有料サービスは特定の出版社やメディア関連の会社と提携している場合があり、読みたいジャンルや作家の小説を多く扱っていることも。絶版になった古い作品も、電子書籍で読める場合もあります。アニメ作品やコミックなどにも対応しているため、原作となった小説と一緒に鑑賞できることも。
取り扱い書籍数が比較的多い
有料の小説読み放題サービスは、取り扱う電子書籍の冊数が比較的多いのが特徴。多いところでは200万冊以上もの豊富な対象書籍があります。小説やラノベだけでなくビジネス書籍なども揃っていて、いろいろな種類の本を読みたい人におすすめです。
有料の小説読み放題サービス5選
有料の小説読み放題サービスは以下の通り。5つ紹介します。
Kindle Unlimited
Amazonで提供される読み放題サービス『Kindle Unlimited』。月額料金はかかりますが、500万冊以上が無制限で読み放題です。対象の書籍は小説だけでなく、マンガや雑誌、ビジネス書、海外の書籍などさまざまなジャンルが揃っています。『Kindleアプリ』自体は無料で、スマートフォンやKindle端末、タブレットなどから本のダウンロードが可能。
BOOK WALKER
出版社が運営する電子書籍ストアです。読み放題サービスは税込みで月額836円（マンガコース）、1,100円（MAXコース）の2つのサービス。共通するのは、『マンガ雑誌が90誌以上、単行本3万冊以上』が読み放題です。MAXコースにはさらに『ライトノベルや文芸などが2万冊以上』という特典が付きます。
コミックシーモア（読み放題フル・ライト）
コミックから小説、ライトノベルなどが楽しめる電子書籍のサイト。初回の会員登録から7日間の無料試用期間で、十分に使い勝手を確認できます。読み放題には『読み放題ライト』（月額税込み780円）と『読み放題フル』（月額税込み1,480円）の2種類です。『ライト』は一部のマンガと小説で73,412冊利用可能。『フル』はマンガ、小説、ライトノベルなど172,264冊、すべての作品が読み放題です。
auブックパス
au回線のユーザーは、『au ID』でログインすると手続きできます（加入していない場合でも会員登録をすると、読み放題の申し込みが可能）。無料期間は初回に申し込みをしてから30日と、比較的長いです。読み放題のコースは2つですが、小説が対象になるのは『読み放題プラン総合コース』（月額618円）です。対象の電子書籍には『読み放題』という表示があります。
絵本ナビ プレミアム
乳児～小学生（0歳児～12歳）向けの絵本や児童用の小説、学習マンガが読み放題のサービス。中身を電子書籍で確認できるため、子供に合った内容の本を自宅で時間をかけずに探せます。気に入った場合は、紙書籍を購入できる場合も。小説好きの子供がいる家庭にもおすすめです。料金プランは月額1,480円と年額14,800円。年額のほうが2か月分無料で利用できます。
無料の小説読み放題サービスの特徴
無料の小説読み放題ができるサイトを紹介します。有料のサイトとは少し異なる部分があり、使い方に注意が必要です。
国内外の旧作を探せる
無料で読み放題が可能になる場合、著作権が切れた小説を扱っていることも少なくありません。純文学などの作品、古くから読みつがれてきた名作、あまり出回らない旧作などもあり、もともとの文章を味わいながら鑑賞したい人におすすめです。
オリジナルの小説を発表できる
読み放題を無料で楽しめる小説のサイトでは、オリジナル作品を発表できることも。未来の作家を探して応援でき、デビューする前の作家の本を読む楽しみもありますね。自分が小説を書いて他の人に読んでもらう、コンテストで目に留まり出版の誘いを受けるといった夢も広がります。
無料！小説読み放題サービス5選
無料で小説の読み放題が利用できるサービスを紹介します。
青空文庫
著作権切れ（作者や翻訳者、古典の現代語訳をした作家の死後50年が経過した作品）の小説などを電子データ化して無償公開しているサービス。主に古典や近現代の小説や評論などがほとんど。当時の文体が堅く、読みにくい作品もあるかもしれません。書籍はテキスト形式などでダウンロードでき、スマートフォンのアプリやテキストエディタを利用して読めます。
Project Gutenberg（プロジェクト グーテンベルグ）
アメリカで著作権切れの書籍を集めたネット図書館のようなサービス。昔ながらの英語の小説などが中心で、ある程度の英語に精通している人、英語の勉強をしている人におすすめ。電子書籍のファイルはテキスト形式の他に、Kindle形式に対応している作品も。『Kindle Unlimited』の読み放題サービスを利用している人は、辞書機能を使って調べながら読み進められますよ。
エブリスタ
小説やコミックとその原作などが無料で読み放題できるサービスです。検索機能からさまざまなジャンルの作品を探せたり、作家にメッセージが送れたりできる便利なアプリから利用できます。読みかけの本の管理もしやすいです。週に1回編集部のおすすめ作品を特集して、あまりなじみのないジャンルの本を探せます。
アルファポリス
一般から投稿された小説やマンガ、絵本やビジネス書などを無料で読み放題できるサービス。スマートフォンのアプリやパソコンのウェブサイトから自由に読めます。ただし、書籍化された作品については、冒頭部分を試し読みのみになり、注意が必要です。
小説家になろう
完全無料でユーザーが投稿した小説を読み放題でき、アマチュアからプロ作家まで投稿可能なサービスです。110万冊を超える作品が登録されています。小説の中には書籍化されたもの、アニメ化やマンガの原作になったものも。会員登録をすると、お気に入り作品の登録やしおり機能の利用など便利な使い方もできます。
読書好きにおすすめ！小説読み放題サービスを活用しよう！
月に小説を何冊も読みたい、本を置くスペースが限られている、本代をなるべく節約したいという人に電子書籍の小説読み放題のサービスがおすすめです。会費がかかっても、単行本1～2冊程度の金額で多くの小説がサービスの対象になるからです。純文学が好きな人やまだ無名の作家の小説を読みたい場合は無料で読み放題可能でかなりお得に利用できますよ。
※掲載している内容（サービス名、金額など）は2024年12月現在の情報です。変更されている場合があり、ご注意ください。
