警察小説のおすすめ10選を紹介!作品の特徴も解説

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警察小説は、警察の組織を舞台にして書かれた小説のこと。多くの小説が出版され、ドラマや映画などの映像化している作品も多く人気があるジャンルです。本記事では警察小説の特徴を解説するとともに、おすすめの10作品を紹介します。

目次

警察小説の特徴

警察小説の特徴

警視庁や所轄の刑事が捜査をするイメージがある警察小説。近年では、警察学校や公安警察などが舞台になったり、鑑識課や検察などがテーマになったりする作品も。警察小説のジャンルや特徴を説明します。

警察小説のジャンルは多彩

警察小説では、下記のようなジャンルが多くみられます。

  • ハードボイルド…行動的な刑事が主人公。謎を解くよりも、登場人物の心の動きの描写を重視する作品が多い。
  • サスペンス…大がかりで危険な事件が起こり、読み手に緊張感(ハラハラドキドキ)をもたせるのが特徴。
  • 本格推理…有能な上司や刑事が主体となって、事件の謎を暴いていく作品。

探偵役の刑事が単独で行動する場合、警察などの組織内で浮いている登場人物が事件を解決するために捜査をするのが特徴。チームを組んで捜査をする場合は、『〇〇班』のような小さなグループで協力しあいながら解決する内容が主です。群像劇のような複数の視点で描かれる場合は、協力しあう人と一匹狼的な人と両方の存在が書かれることもあります。

映像化された作品や受賞作から選ぶのもおすすめ

どのような警察小説を読んだらいいのか迷う場合は、映像化されている作品や受賞作から原作を選ぶのがおすすめです。受賞作品は多くの人から高く評価されているため、選ぶ目安にもなるでしょう。映像化された場合は、登場人物や舞台などの設定が変更されていることも。ただ、ドラマや映画などで見ると話の筋がわかりやすく、好みに合うか確認できます。

警察小説のおすすめ10選!あらすじも紹介!

警察小説のおすすめ10選!あらすじも紹介!

警察小説のおすすめ作品を10作を紹介。簡単なあらすじも記載しています。

『ストロベリーナイト』(誉田哲也)

警視庁捜査一課殺人犯捜査係(姫川班)の主任警部補、姫川玲子シリーズの1作目。主人公の姫川玲子がトラウマと向き合いながら自分の能力を信じて捜査するひたむきさと、周囲の人との関係性の描き方で人気の警察小説です。

東京都内の公演でビニールシートで巻かれた男性の他殺体が見つかりました。警部補の姫川は、連続殺人事件で釣り堀の中に他の遺体もあるのではと推理。さらに競艇場からつぎつぎと遺体が発見されます。姫川の部下は『スロトベリーナイト』という謎のWebサイトを見つけますが、真相に迫ろうとしたその時に事件に巻き込まれることに。

『教場』(長岡弘樹)

本作は警察学校を舞台にしている作品で、6話からなる連作短編集。表題の『教場』は一般的な学校でいう『クラス』に相当します。

主人公の風間公親(かざまきみちか)は、病気の前任者の代理として初任科第98期短期課程の担当教官に着任。過酷な警察学校では、観察力に優れた風間にミスを見抜かれると即日退校しなければいけない環境下にあります。風間が冷徹に相手を追い込んでいく緊迫感と、先の短編でターゲットになった人物が後の一遍に影響を与えていくところがおもしろいです。

『64(ロクヨン)』上下巻(横山 秀夫)

表題は事件を表す符号のような語で、年号が昭和から平成に変わる時期(昭和64年)にちなんだ誘拐事件のこと。警察内部の人事で捜査の現場から離れさせられた主人公と家庭での問題、『64』に絡む遺族や誘拐事件とをうまく絡めています。望まない職場でも、最大限努力をする主人公の姿に共感する読者も少なくありません。

主人公の三上は『64』の事件で捜査に関わった経験があり、その後も捜査二課次席まで順調に出世していました。しかし、娘の家出という問題を抱えている弱点を利用され、捜査の現場から広報官へ移動させられます。そんな中、時効が近い『64』の事件で、被害者遺族の警察に対する態度が極度に悪化。さまざまな不手際が表面化します。

『新宿鮫 新装版』全12巻(大沢在昌)

新宿鮫シリーズの1作目。警察内部の争いに巻き込まれ、所轄の新宿署に配置された一匹狼の警部『鮫島』が活躍するハードボイルドものの警察小説です。本作品は、警官の連続殺傷事件と使われた改造銃の捜査を巡る話。銃器を密造した犯人に監禁され、鮫島は絶体絶命の危機を迎えます。

表題は裏社会の人間に屈しないところから恐れられ、『新宿鮫』とつけられたあだ名。鮫島は警察内部では冷遇されながらも、犯罪者を含む部外者からは信頼感が厚く、刑事としての使命を感じさせるところが格好良く人気があります。

『可燃物』(米澤 穂信)

本作品は群馬県警の葛警部が主人公を務める警察小説。主人公は上司からも部下からも疎まれていますが、捜査能力に優れていて持ち前の観察眼を生かして事件を推理して解決に導きます。2023年の各ミステリーランキングの1位に選ばれた作品です。

表題作を含めて5作からなる短編集。群馬県太田市の住宅街で発生した連続放火事件を巡る作品です。葛警部率いる捜査班は、動機や容疑者が絞り込めません。迷宮入りになりかけたところで、放火事件が発生しなくなります。葛警部はそれぞれの事件に共通するところを探し出そうと奮闘し…。

『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』(中山 七里)

臓器移植を巡る社会派ミステリーの流れをくむ警察小説です。一見すると無差別殺人事件のような印象ですが、裏に動機が隠されていてどんでん返しの結末を迎えます。主人公の娘が重病にかかり、移植するしか助かる道はないというところが印象深いです。

連続殺人事件が発生し、それぞれが体を切り裂かれて内臓が切り取られるというもの。皮膚に残された痕から医学に熟練した者の仕業ではないかと疑われます。被害者の共通点を探ると、それぞれ同じ移植コーディネーターの女性によって仲介されていたことが判明。彼女は大きな秘密を抱えていました。

『機龍警察〔完全版〕』(月村了衛)

警察組織の中でも他と敵対して孤立する特捜部と犯罪組織との闘いを描いた警察小説。大量破壊兵器のない近未来の世界が舞台でSFのジャンルにも分類されます。本作品は機龍警察シリーズの1作目で、迫力のある描写で人気です。

近未来の世界、警視庁の特捜部は、市街地での闘いに効果的な二足歩行可能な戦闘型ロボット(竜機兵)を導入。独立した組織となり、各地から有能な警察官を引き抜いたり、世界各地で活躍する傭兵を雇ったりしていました。当然、他の警視庁の組織からは反発されることに。そのような中、武装集団が地下鉄を占拠する事件が起こります。

『13・67』上下巻(陳浩基)

中国の香港警察を舞台にした6編の短編小説で、名刑事と謳われたクワン警視が主人公です。表題は年代から取られていて、現在(2013年)~過去(1967年)の46年間をさかのぼり、回想する形でそれぞれの短編が書かれています。

それぞれの結末が意外な形で終わり本格ミステリーとしても、アクションや犯人との対決の場面でも読み応えがあります。イギリスとの緊張関係や中国への香港返還など節目で起こる事件を取り入れ、香港警察のあり方を考えさせられる場面も。中国の社会に興味がある人にもおすすめです。

『警部ヴィスティング カタリーナ・コード』(ヨルン・リーエル・ホルスト)

本作はノルウェーのラルヴィク警察犯罪捜査部、ヴィスティング警部が活躍する警察小説のシリーズの1つです。ミステリーというよりも主人公の警部が醸し出す人情味のある寄り添い方、緊張感がありどうなるか先が知りたいという気持ちになる小説です。

ヴィスティングは失踪したカタリーナの行方を追って24年が経過していました。事件が起こった10月10日には彼女の夫のマッティン・ハウゲンを訪問、いつしか友人関係に。24年目にまた夫を訪ねましたが、珍しく留守でした。次の日にオスロから未解決事件班の捜査官スティレルが来訪。ハウゲンについて未解決の殺人容疑がかかっていました。

『警官嫌い』(エド・マクベイン)

架空のアメリカの都市アイソラ(ニューヨークがモデル)の所轄『87分署シリーズ』の1作目。二級刑事スティーブ・キャレラを中心に、多くの刑事が捜査で活躍する姿を描きます。本格的な推理よりも足で捜査して真相に近づいていく骨太の群像劇です。

アイソラ市では刑事を狙撃する連続殺人事件が続発。警官ばかりを殺害するところから、警官を嫌う者が犯人だと判断されます。ただ、アイソラは犯罪が多く住民は警官を嫌う人間も少なくありません。つぎつぎと狙われる87分署の刑事たちは激怒し、犯人を逮捕をしようと熱心に捜査に向かいます。

登場人物の有能な仕事ぶりを楽しみたい人に!警察小説がおすすめ!

警察小説は職業小説でもあります。警察の仕事に憧れる人、有能な人物の活躍を見たいという人におすすめです。本格的な推理や冒険小説もありますが、地道に調査を重ねて徐々に真相に近づいていく過程を楽しみたい人も満足できるでしょう。

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この記事を書いた人

海辺のつばくろのアバター 海辺のつばくろ ライター・監修者

『乳がん闘病マニュアル: 乳がんステージ4 はじめての乳がん治療「はじめてのがん治療」第1巻(Kindle版)』(ペンネーム:芹澤絵里子名義)を出版しました。治療経験を生かし、治療や抗がん剤の副作用などについて書いています。文学部日本文学科を卒業し、『平家物語』について卒業論文を作成しました。『平家物語』に関連して『保元物語』『平治物語』などの軍記物も読んだ経験があります。現在は、『吾妻鏡』や『太平記』も読み進めています。

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