STUDIOはデザイン性が高く、誰でも直感的にサイトを作れる便利なサービスです。しかし、「STUDIOでSEO対策はどうすればいいの?」「設定項目が多くてよくわからない」という悩みもよく耳にします。結論からいうと、STUDIOでも適切に設定すればSEO上位を狙える可能性はあるのです。
- STUDIOで必ず設定すべき内部SEOの基本ポイント
- STUDIOを使う際に注意したいSEO上の落とし穴
- STUDIOサイトの評価を高める外部SEOの基本
本記事では、根拠に基づいたSEO対策を「STUDIOでできる範囲」に絞って、初心者でも実践できるようにわかりやすく解説します。
STUDIOでのSEO対策の前提

SEOは、「内部対策」「コンテンツ」「外部対策」の3つをバランスよく整えることが重要です。Googleも「サイト全体を見て評価する」と公式に説明しており、STUDIOでも設定不足によって評価を落としているケースが少なくありません。
たとえば、雑なタイトル設定は、どれだけデザインがきれいでも検索上位は狙えません。また、適切なキーワードを含めたコンテンツがなければ、Googleは「何のページかわからない」と判断します。
だからこそ、「内部設定+コンテンツ+外部対策」を合わせて対策することが必要なのです。
STUDIOで必ず設定すべき内部SEO5つ

STUDIOは基本的なSEO構造が整っている一方で、ユーザー自身が設定しなければ評価されない項目があります。とくに、titleタグや見出し構造などの内部SEOは、Googleがページ内容を理解するうえで欠かせない要素。ここでは、STUDIOでサイトを公開する際に、しっかり設定しておきたい内部SEOの基本5項目を解説します。
titleタグの最適化
titleタグはSEOで最重要要素です。Googleは、タイトルタグを検索順位の重要な判断材料としています。
例:キーワードが「studio seo 対策」の場合→「STUDIOのSEO対策|初心者でもできる設定方法」
このように、キーワードを左に寄せて30文字前後にまとめることで、評価されやすくなります。まずは、全ページのタイトルを見直すことが必須です。
メタディスクリプションの記述
メタディスクリプションはクリック率を上げる役割があります。検索結果で表示される文章の内容がCTR向上に反映するので、間接的にSEO評価がアップするのです。文字数は120〜150字で、ページ内容を要約すると効果的。設定すると順位を上げられる可能性があります。
正確な見出し構造設定
Googleは、見出しをもとに「このページに何が書かれているか」を判断します。そのため、見出しが整理されているページほど、内容が理解しやすい構成だと評価されやすくなります。記事を書く際は、目次を作るイメージで見出しを配置することを意識しましょう。
画像のalt設定
altタグも、SEO上の重要要素です。Googleは画像をそのまま認識できないため、altで意味を伝える必要があります。「STUDIOの管理画面で画像を選択→代替テキストを書く」だけで簡単に設定できます。とくに画像が多いページでは有効です。
シンプルなURLスラッグ
URLはできるだけ短く、ページ内容がわかるものに設定しましょう。意味のある単語で構成されたシンプルなURLは、検索結果にも反映されやすくなります。
たとえば「STUDIOのSEO対策に関するページ」の場合、「studio-seo」ようなURLにすると、内容が想像できるのでクリックされやすく、結果的にSEO評価の向上につながることにも。ただし、一度設定したURLは変更しにくいため、公開前に全ページのURLを見直しておきましょう。
検索意図と品質を満たす重要なコンテンツSEO

SEOで最も重要なのは「ユーザーの検索意図を満たすコンテンツ」。GoogleはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を品質評価基準としているため、役立つ情報を提供するページを高く評価します。
たとえば、キーワード「studio seo 対策」の場合
・何を設定すべき?
・具体的にどこを触ればいい?
・他のCMSと比べてどう?
こうした疑問に答える文章が必要です。どれだけ技術的に整っていても、コンテンツが弱ければ上位には表示されません。
STUDIO特有のSEO注意点

STUDIOはデザイン性に優れたツールですが、その自由度の高さがSEO上の落とし穴になることも。知らず知らずのうちに、検索エンジンに内容が伝わりにくい構成になってしまうケースも少なくありません。そこでここでは、STUDIOを使う際にとくに注意したい、SEO評価を下げやすいポイントを整理します。
テキストを画像化しない
STUDIOではデザインの自由度が高いため、キャッチコピーや見出しを「文字入り画像」として配置してしまいがちです。しかし、Googleは画像そのものの内容を正確に理解できず、画像内の文字はSEO評価の対象になりません。その結果、本来伝えたいキーワードや重要なメッセージが、検索エンジンに認識されない状態になります。
対策としては、見出し・キャッチコピー・説明文は必ず「テキストボックス」で配置し、どうしても装飾が必要な場合のみ、画像を補助的に使うようにしましょう。
画像サイズは軽量化する
画像サイズが大きすぎると、ページ表示速度が低下し、SEO評価に悪影響を与えます。Googleは「Core Web Vitals」という指標でページの表示速度を評価しており、その中でもLCP(主要コンテンツが表示されるまでの時間)は重要な要素です。
STUDIOは画像を自動最適化しますが、元画像が数MBある場合は、十分に軽量化されません。そのため、アップロード前に、以下のひと手間をかけましょう。
- 横幅を必要以上に大きくしない
- JPEGやWebP形式で保存する
- 画像圧縮ツールを使う
これで、SEO評価とユーザー体験の両方を改善できます。
装飾やアニメーションはシンプルにする
STUDIOでは、フェードインやスクロールアニメーションなど、視覚的に魅力的な演出を簡単に追加できます。しかし、装飾を多用しすぎると、HTML構造が複雑になり、検索エンジンが内容を正しく把握しにくくなります。
また、アニメーションが多いページは表示完了までに時間がかかり、ユーザーが途中で離脱する原因にも。これは間接的にSEO評価を下げる要因になります。
・アニメーションは重要な箇所のみに限定
・情報量が多いページほど装飾を減らす
・「見せるための演出」より「読みやすさ」を優先
上記のように構造をシンプルにするように意識しましょう。
STUDIOサイトの評価を上げる外部SEO

外部SEOも、検索順位を左右する重要な要素のひとつです。Googleは、他のサイトからリンクされているページを「信頼性が高いサイト」と判断します。そのため、良質な被リンクがあるページほど、検索結果で評価されやすくなります。
被リンクは、役立つ情報を発信した結果として自然に増えるものです。ブログやSNSなどで引用されるような記事を作れば、シェアされてリンクが広がることがあります。そのため、STUDIOの外部でも発信を増やしていくことが重要なポイントになるのです。
STUDIOでもSEOは十分戦える
STUDIOは「SEOに弱い」と思われがちですが、実際には設定次第で他CMSと同等に上位表示できます。title・alt・ディスクリプションなど基本を押さえ、ユーザーが求める情報を丁寧に書くことで、検索エンジンから高く評価されるサイトになるでしょう。
今すぐにできる対策ばかりなので、ぜひひとつずつ設定を見直してみてください。

