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森博嗣のおすすめ「ミステリィ」8選!来歴や人気シリーズを紹介
森博嗣といえば、理系の専門知識を活かした本格推理もの、いわゆる「理系ミステリ」が絶大な人気の作家です。この記事では、森博嗣のおすすめを8作品と、人気シリーズの概要を紹介します。どれも読みごたえたっぷり、推理小説好きもうなるミステリーばかりですよ。
森博嗣とはどのような人物?
森博嗣は、1957年、愛知県生まれの作家であり、工学博士でもあります。2005年まで名古屋大学大学院環境学研究科で助教授として勤務する傍ら、1996年に『すべてがFになる』でデビュー。大学教員と作家という二足のわらじを履いていましたが、2005年に名古屋大学を退官し、作家として活動しています。
森博嗣作品の魅力とは?
森博嗣の作品は、作中に理系の専門用語や難解な数学問題が出てくるなど、「理系ミステリ」と呼ばれる新ジャンルの推理小説と評されています。また、読者の期待をよい意味で裏切るストーリー展開も魅力です。意外性を重視しているため、執筆する際にはプロットを立てず、半分ほど執筆を進めてから犯人を決めるという徹底ぶりだそう。
理系分野における外来語の読みの原則から、ミステリーを「ミステリィ」と独自に表現しているのも特徴です。
森博嗣のおすすめ作品『S&Mシリーズ』
森博嗣の作品は、その多くがシリーズものです。森作品を存分に楽しむには、シリーズを順番に読んでいくことがおすすめですよ。
シリーズ一つめは、『S&Mシリーズ』です。デビュー作を含むシリーズで、未読の方はまずこちらから読み始めることをおすすめします。
『すべてがFになる』
森博嗣のデビュー作であり、第1回メフィスト賞を受賞した代表作です。孤島のハイテク研究所を訪れたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵は、両手両足を切断された死体を発見します。残されたメッセージを手掛かりに、二人は推理を始めます。
名コンビ誕生の記念すべき1冊です。
『詩的私的ジャック』
大学内で起きた女子大生の連続殺人。そのすべてが密室状態で行われ、遺体にはナイフで文字を表す傷が残されているという特徴がありました。助教授・犀川とお嬢様学生・西之園萌絵が事件の真相に迫ります。これまでの密室殺人とは違う、あっと驚く結末に期待です。
『有限と微小のパン』
S&Mシリーズの10作目で、シリーズ最終巻である『有限と微小のパン』。西之園萌絵と犀川先生はユーロパークと呼ばれるテーマパークへ旅行に出掛けます。そこで二人は3つの事件に遭遇することに。起こった事件はとある人物の演出なのか、それとも別の事実が隠されているのか。最後まで目が離せないストーリーです。
森博嗣のおすすめ作品『四季シリーズ』
『四季シリーズ』は、登場人物の真賀田四季(まがたしき)に由来する名前のつけられたシリーズです。春、夏、秋、冬の順番に読むと楽しめますよ。
『四季 春 』
科学者・真賀田四季は、5歳になるまでに語学を、6歳には数学と物理をマスターした天才エンジニアです。すべてを一瞬で理解するその天才的な能力に、人々は魅了されます。そんな彼女が幼いころに遭遇した殺人事件で、鮮やかな推理を披露します。四季シリーズの第1作。
『四季 冬』
四季シリーズ4部作の完結編。天才科学者・真賀田四季は、とある殺人事件を通し、生も死も、時間という概念を自らの中で再構築し新たな価値を見出します。哲学的、文学的な内容で難解な部分もありますが、ミステリーを超越した壮大なストーリーは、森作品の醍醐味ともいえるでしょう。
森博嗣のおすすめ作品『Gシリーズ』
ギリシャ文字の頭文字Gからきていると言われている『Gシリーズ』。シリーズ作品はすべてタイトルにギリシャ文字が含まれているのが特徴です。
『φ(ファイ)は壊れたね』
「Φは壊れたね」というタイトルのつけられたビデオには、ある事件の死体発見の一部始終が録画されていました。密室状態で行われた事件に、西之園萌絵と山吹早月らの学生が挑みます。S&Mシリーズでおなじみの犀川先生の登場。新たな探偵役も登場し、ストーリーを盛り上げます。
『θ(シータ)は遊んでくれたよ』
25歳の誕生日にマンションから転落死した男性、その半月後に発見された女性の死体、その後も続く殺人事件には「θ(シータ)」の文字がマークされているという特徴がありました。西之園萌絵は旧友・反町愛から事件について聞き、山吹ら学生、探偵・赤柳らと推理を進めます。
『χ(カイ)の悲劇』
かつて真賀田研究所に勤務していた島田文子は、香港のトラムでロボットのプログラムミスによる殺人事件に遭遇します。この事件を機に、政府から真賀田四季に関する情報のハッキングを依頼され、成功するも偽情報を掴んだため、金やカイの協力で逃亡します。逃げ切った後、島田は癌を患い病院で亡くなります。Gシリーズ10作目。
森博嗣のおすすめミステリィをチェック!
森博嗣の小説は、論理的で知的なストーリーが楽しめるほか、シリーズ全体の流れや登場人物の交わりも見どころです。理系の専門知識やウィットに富んだ会話が随所にちりばめられており、知的好奇心を誘うのも特徴。ぜひ、紹介した作品を手に取ってみてくださいね。