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海外小説おすすめ15選!気軽に読める映画化された作品や不朽の名作を紹介
日本の小説とはまた違った魅力を持つ海外小説。しかし、登場人物の名前が覚えづらかったり、文化の違いがあったりと、なかなか手を出しにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。本記事では、初めて海外小説を読む方でも楽しめる作品を厳選して紹介します。
日本小説と海外小説の違い
海外小説には、日本の小説とは異なる特徴があります。
物語のスケールが大きく、世界観が壮大なものが多いのが特徴です。また、文化や価値観の違いから生まれる独特の表現や展開も魅力の一つです。翻訳を通して読むことで、新しい視点や考え方に触れられることも海外小説の醍醐味といえるでしょう。こうした違いを知ることで、より深く作品を楽しめますね。
海外小説の選び方
海外小説は数多く出版されていますが、自分に合った作品を選ぶことで、より充実した読書体験を得られます。ここでは、初めて海外小説を読む方のために、作品の選び方について具体的なポイントを解説します。
ジャンルで選ぶ
海外小説を選ぶ際は、まず自分の好みのジャンルから選ぶのがおすすめです。
ミステリーやファンタジー、恋愛小説など、どのジャンルにも優れた作品があります。普段から読んでいるジャンルなら、海外の作品でも取っつきやすいでしょう。
ベストセラーから選ぶ
世界的なベストセラーとなった作品は、多くの読者に支持されている理由があります。
特に映画化やドラマ化された作品は、すでにストーリーの概要を知っているため読みやすく、初めての海外小説としておすすめです。
作家で選ぶ
ノーベル文学賞作家や世界的に有名な作家の作品から選ぶのも一つの方法です。こうした作家の作品は、翻訳も複数あることが多く、読みやすい訳を選べる利点があります。
あの名作も!おすすめの海外小説15選
文学の世界には、時代を超えて読み継がれる名作から、最近話題になった作品まで、さまざまな傑作があります。ここでは、初めて海外小説に挑戦する方でも読みやすい15作品を厳選して紹介します。
星の王子さま
サン=テグジュペリによる『星の王子さま』は、子どもから大人まで幅広い世代に愛される名作です。
砂漠に不時着した飛行士「私」と、小惑星からやってきた不思議な少年との出会いを描いた物語です。シンプルな文体で書かれていながら、人生や愛について深い洞察を含んでおり、読む年齢によって新たな発見がある作品。「大切なものは目に見えない」という有名な言葉に代表されるように、現代社会を生きる私たちに大切なメッセージを届けてくれます。
ハリーポッターと賢者の石
J・K・ローリングの『ハリーポッターと賢者の石』は、現代ファンタジーの金字塔として知られています。
孤児として育った少年ハリー・ポッターが、自分が魔法使いであることを知り、ホグワーツ魔法魔術学校で繰り広げる冒険を描いた物語です。子ども向けの作品でありながら、大人も楽しめる緻密な世界観と伏線の数々が魅力。映画でも馴染みのあるストーリーなので、海外小説初心者でも読みやすい一冊といえるでしょう。
ムーミン
トーベ・ヤンソンによる『ムーミン』シリーズは、北欧フィンランドから生まれた心温まる物語です。
ムーミン谷に暮らす白くて丸いムーミンとその仲間たちの日常を、優しい筆致で描いています。一見単純な童話のように見えますが、人生や友情、愛について深い示唆に富んだメッセージが込められています。どの巻から読み始めても楽しめる作りになっており、気軽に手に取りやすい作品です。
アルジャーノンに花束を
ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』は、知能に障害のある青年チャーリイが実験的手術により天才的な知能を得る物語です。
実験用のネズミ・アルジャーノンとともに、チャーリイの心理的な成長と変化が克明に描かれています。人間の尊厳や幸福とは何かを問いかける作品で、SF的な設定でありながら、深い人間ドラマとして読者の心を揺さぶります。
夏への扉
ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』は、タイムトラベルをテーマにした古典的SF作品です。
1970年に冷凍睡眠させられた主人公が、30年後の世界で目覚めるところから物語は始まります。しかし、単なるSF作品ではなく、愛する人を想う気持ちや、人生の選択について考えさせられる要素も含まれています。猫好きにはたまらない愛らしい描写も魅力の一つです。
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』は、ミステリーの金字塔として知られています。
絶海の孤島に招かれた10人の男女が、次々と殺されていく恐怖を描いた物語です。童謡「10人のインディアン」に沿って進む殺人事件と、緻密に張り巡らされた伏線が読者を魅了します。シンプルな構成でありながら、予想を裏切る展開に夢中になること間違いありません。
朗読者
ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』は、戦後のドイツを舞台にした心揺さぶる物語です。
15歳の少年と36歳の女性との恋愛から始まり、やがて過去の戦争の影が明らかになっていきます。主人公の少年が女性に本を朗読するシーンが印象的で、人間の愛と罪、そして贖罪について深く考えさせられる作品です。映画化もされており、その世界観に触れやすい一冊。
モモ
ミヒャエル・エンデの『モモ』は、時間泥棒と戦う少女の物語です。
現代社会における「時間」の大切さを問いかける寓話的な要素を持ちながら、ファンタジックな展開で読者を魅了します。「時間を節約する」という考えに囚われた大人たちと、時間の本質を知る少女モモの対比が印象的です。読みやすい文体で書かれており、大人も子どもも楽しめる作品です。
自負と偏見
ジェーン・オースティンの『自負と偏見』は、古典恋愛小説の代表作です。
聡明な主人公エリザベスと、高慢な貴族ダーシーとの恋愛を軸に、当時の英国社会を鮮やかに描き出しています。偏見や思い込みが生む誤解と、それを乗り越えていく過程が、ユーモアを交えながら描かれています。現代にも通じる人間関係の機微が巧みに表現された、読みやすい古典作品です。
1984年
ジョージ・オーウェルの『1984年』は、監視社会の恐怖を描いたディストピア小説です。
全体主義国家で生きる主人公を通して、言論統制や監視社会の問題を鋭く指摘しています。70年以上前に書かれた作品ですが、現代社会にも通じる問題を提起しており、その先見性は驚くべきものがあります。重いテーマながら、スリリングな展開で読者を引き込む作品です。
白い牙
ジャック・ロンドンの『白い牙』は、オオカミと犬のハーフである主人公の成長を描いた物語です。
アラスカの大自然を舞台に、野生と文明の狭間で生きる白い牙の運命が、力強く描かれています。自然描写の美しさと、動物の視点から描かれる人間社会への洞察が印象的です。冒険小説としても、人間と動物の絆を描いた物語としても楽しめる作品です。
風の影
カルロス・ルイス・サフォンの『風の影』は、本を愛する少年の成長物語です。
幻の本を巡る謎解きを通じて、スペイン内戦後のバルセロナが鮮やかに描かれています。ミステリーとファンタジーの要素を併せ持ち、本への愛に満ちた物語は、読書好きの心を掴んで離しません。重厚な雰囲気でありながら、読みやすい展開で物語が進んでいきます。
ずっとお城で暮らしてる
シャーリイ・ジャクソンの『ずっとお城で暮らしてる』は、独特な雰囲気を持つゴシック小説です。
世間から隔絶された屋敷に暮らす姉妹の物語を通して、人間の内面の闇を巧みに描き出しています。一人称の語りによって生まれる不穏な空気と、次第に明らかになる真実が読者を惹きつけます。ホラー要素を含みながらも、文学的な深みを持つ作品です。
緋色の研究
コナン・ドイルの『緋色の研究』は、名探偵シャーロック・ホームズの初登場作品です。
鋭い観察眼と推理力を持つホームズと、その相棒ワトソンの出会いから始まり、不可解な殺人事件の謎解きが展開されます。19世紀のロンドンの雰囲気と、論理的な推理の面白さが見事に調和した作品で、ミステリーファンの入門書としてぴったりです。
夜と霧
ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』は、アウシュビッツでの体験を基に書かれたノンフィクション作品です。
極限状況下での人間の尊厳と生きる意味について、著者の体験と洞察が静かな筆致で描かれています。重いテーマを扱いながらも、希望を見出そうとする人間の強さが印象的な作品。現代を生きる私たちにも、深い示唆を与えてくれる一冊です。
海外小説にも挑戦してみよう
海外小説を通して、新しい世界観や考え方に触れられます。ここで紹介した作品は、いずれも読みやすく、かつ深い魅力を持つものばかりです。
最初は少し気後れするかもしれませんが、一歩踏み出してみれば、きっと新しい読書の楽しみが見つかるはずです。ぜひお気に入りの一冊を見つけて、海外文学の世界への扉を開いてみてください。