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重松清のおすすめ作品15選!泣ける作品や青春を味わえる作品などを紹介
「重松清の小説はどのような作品があるの」「おすすめの作品は何から読んだらいいの」このような疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。この記事では直木賞作家・重松清の代表作から映像化された人気作品まで、厳選して15作品をご紹介します。
重松清とは
1963年岡山県に生まれた重松清は、出版社勤務を経て1991年に『ビフォア・ラン』で作家デビューを果たしました。1999年には『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞しています。
2001年には『ビタミンF』で直木賞を受賞するなど数々の賞を受賞してきた実力派作家です。小説は映像化作品も多く、読者から高い支持を得ています。
重松清の作品の魅力とは
重松清の作品には3つの大きな魅力があります。心理描写の巧みさ、温かな物語展開が特徴ですよね。ここでは重松清作品の持つ3つの魅力について解説します。
心理の描写が上手い
登場人物たちの繊細な心の動きが丁寧に描かれているのが重松清作品の特徴です。
親子や友人関係の機微、人生の岐路での葛藤など、誰もが経験する感情が細やかに表現されています。小説を読む読者は自然と登場人物に感情移入し、喜びや悲しみを共有できるでしょう。
心温まる作品が多い
家族愛や友情をテーマにした温かな作品が多いのも重松清作品の魅力です。
不器用な父親の愛情や友だちとの絆、先生と生徒の関係性など、人と人との関わりを優しい視点で描いています。時に切なく、時に心が温まるようなストーリー展開に多くの読者が魅了されています。
日常を描くためイメージしやすい
学校生活や家庭での出来事など、誰もが経験する日常的な場面が多く登場します。
見慣れた風景や状況が描かれることで、読者は物語の世界に入り込みやすく、登場人物の感情にも共感しやすいですね。現実的な設定と丁寧な描写で、読者の心に深く響く作品を生み出しています。
映画化された作品も!重松清のおすすめ作品15選
実際にどの作品を読めばいいかわからない人は少なくないでしょう。ドラマ化や映画化された人気作品も含まれており、小説を読んだ後に映像作品も楽しむことが可能です。
ここでは重松清の代表作15選について解説します。
とんび
昭和37年の瀬戸内海沿岸を舞台に、妻を亡くした父と息子の物語を描いた作品です。
運送会社で働くヤスと一人息子のアキラが織りなす親子の絆が丁寧に描かれています。不器用な父親が深い愛情で息子を育てる姿は多くの読者の心を打ち、2022年には映画化も実現しました。
エイジ
第12回山本周五郎賞を受賞した青春小説です。
東京郊外のニュータウンに住む中学2年生のエイジを主人公に、同級生が起こした通り魔事件をきっかけとした少年の成長物語が展開されます。思春期特有の揺れ動く心情が繊細に描かれ、2000年にはドラマ化されました。
ビタミンF
2001年に第124回直木賞を受賞した短編集です。
30代後半から40代の中年男性を主人公とした7編の物語が収録されています。息子の教育に悩んだり、娘の恋愛に戸惑ったりと、家族との関係に揺れる父親たちの姿が描かれた珠玉の作品集です。
きよしこ
吃音症に苦しむ少年・きよしの小学1年生から高校3年生までの12年間を描いた連作長編小説です。
言葉の壁に悩みながらも、想像上の友だち「きよしこ」に支えられて成長していく姿が印象的に描かれており、2021年にはドラマ化されました。
流星ワゴン
累計130万部を超えるベストセラー作品です。
家庭内暴力や浮気、リストラの危機などさまざまな問題を抱える38歳の永田一雄が、不思議なワゴン車との出会いをきっかけに人生を見つめ直していく物語です。2015年にはドラマ化され大きな反響を呼びました。
ステップ
30歳という若さで妻を亡くし男手一つで娘を育てることになった健一の10年間を描いた感動作です。
2歳半だった娘の美紀が小学校を卒業するまでの親子の成長が、季節の移ろいとともに丁寧に描かれています。2020年には映画化され話題を呼びました。
きみの友だち
「友だち」という関係性について考えさせられる連作長編小説です。
10章の物語を通して足が不自由な恵美ちゃんや病気がちな由香ちゃんなどさまざまな生徒の視点から学校生活が描かれています。2008年に映画化された人気作品の1つです。
その日のまえに
生と死について深く考えさせられる連作短編集です。
余命を告げられた男性が思い出の地を訪れる『潮騒』や余命わずかな妻とその家族の物語『その日の前に』など7編の短編が収録されています。映画化もされた感動的な作品集です。
卒業
4つの家族それぞれの「卒業」を描いた作品です。
14年前に自ら命を絶った親友の娘が訪ねてくることから物語は始まります。悲しみを乗り越え新たな一歩を踏み出すためにさまざまな形の「卒業」を経験する家族の姿が印象的に描かれています。
小学五年生
小学5年生の少年を主人公にした17編の短編集です。
転校や性への目覚めなど思春期特有の繊細な心の動きが描かれており、中学入試の国語の問題にも採用されるなど高い評価を得ています。短い物語のため、読みやすい作品です。
ナイフ
第14回坪田譲治文学賞を受賞した傑作短編集です。
いじめをテーマに全5編の物語が収録されています。ワニがいると噂される池に魅入られるミキや教室で吐いてしまうダイスケなど、いじめに直面した小中学生と家族の姿が克明に描かれています。
せんせい。
教師と生徒の関係性に焦点を当てた6つの物語を収録した短編集です。
自分の夢を追いかけた先生や一人の生徒を受け入れられなかった先生など、さまざまな立場の教師が登場します。収録作品の1つ『泣くな赤鬼』は2019年に映画化されました。
カレーライス
国語の教科書にも掲載された名作をまとめた短編集です。
表題作『カレーライス』など全9編の物語が収められています。教科書を通して子供の情緒と言葉を育んできた温かな作品集で、大人が読んでも懐かしい気持ちに浸れる珠玉の1冊です。
青い鳥
吃音を抱える中学教師とさまざまな傷を抱えた生徒たちとの心の触れ合いを描いた連作短編です。
いじめや親の自殺、児童虐待など重い苦しみを抱える生徒たちの孤独に寄り添う村内先生の姿が印象的に描かれており、2008年に映画化されました。
十字架
第44回吉川英治文学賞を受賞した長編小説です。
いじめを苦に自殺した中学2年生の藤井俊介の遺書に「親友」として名前が書かれていた真田裕の視点で物語が展開されます。いじめの傍観者の罪と20年にわたる贖罪の物語が描かれ2016年に映画化されました。
重松清のおすすめ作品を読んでみよう
重松清の作品は、親子の絆や友情をテーマにした作品が多く心温まる物語が特徴です。丁寧な心理描写と日常的な設定で読者の心に深く響く作品を生み出しています。
映像化作品も多いため、小説を読んだ後に映画やドラマを楽しむのもおすすめ。ぜひ気になった作品から手に取ってみてはいかがでしょうか。