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村上春樹のおすすめ20選を紹介!村上ワールド全開の不思議な物語
村上春樹さんの作品は生き生きとした色彩や情景を想像させる、創造性を刺激する表現が特徴的です。文体は読みやすいものの、斬新な比喩や独自の世界観のために、物語の理解が複雑だといわれることもあります。
短編作品も多く手掛けているため、初めて村上春樹さんの作品を読むという方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。
この記事では、村上春樹さんのおすすめの長編・短編を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
村上春樹のおすすめの長編10選
村上春樹さんのおすすめの短編を紹介します。ぜひお気に入りの作品を見つけてください。
ノルウェイの森 上
「ノルウェイの森」は、村上春樹による世界的ベストセラー。上下巻の累計発行部数が1000万部を超える名作です。2010年には映画化もされました。
主人公・ワタナベの、大学時代に経験する深い喪失と再生の物語を描いた長編恋愛小説。現実的な描写とテンポの良い会話が特徴で、読み手を引き込む展開が続きます。
海辺のカフカ 上
父の予言から逃れるために家を出た15歳の田村少年と、過去の出来事をきっかけに記憶や読み書きの力を失ったナカタさん。まったく異なる人生を歩む二人が、物語の中で思わぬ形で交錯し、お互いの運命を変えていきます。村上作品特有の、現実と幻想が交差する独特の世界観を存分に堪能できる一冊です。
ねじまき鳥クロニクル ー第1部 泥棒かささぎ編ー
「ねじまき鳥クロニクル ー第1部 泥棒かささぎ編ー」は、1994年に発売され、第47回読売文学賞を受賞した作品です。2020年と2023年には舞台化もされました。
ある事件をきっかけに未知の世界に足を踏み入れた主人公。夫婦の関係、世代間のつながり、そして戦争の暗い影など、さまざまな要素が絡み合い、濃厚な物語が展開されます。厚みのある村上ワールドに触れたい方におすすめの一冊です。
1Q84 BOOK1 4月-6月 前編
「1Q84 BOOK1 4月-6月 前編」は、村上春樹が描く不思議な世界と複雑な人間関係を描いた長編小説です。
10歳で出会った青豆と天吾の物語が交互に展開。1Q84年とは、青豆が「Q=クエスチョン」の意を込めて名付けた未知の世界。現実と幻想が入り混じり、果たして2人は1Q84年の世界で巡り会うのか、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれます。村上作品の中でも最高傑作と称されるこの作品で、極上の読書体験をお楽しみください。
ダンス・ダンス・ダンス 上
「ダンス・ダンス・ダンス 上」は、村上春樹の「羊三部作」の続編。主人公「僕」の新たな冒険を描く物語です。1980年代を背景に、激しい雪が降る札幌から物語が始まり、東京やハワイへと舞台が展開。主人公が体が自然に動くままにダンスをしながら、暗く危険な運命の迷路をすり抜けていきます。洒落た比喩や美しい文章表現が特徴で、村上春樹独自の世界観に浸りたい方におすすめの一冊です。
風の歌を聴け
「風の歌を聴け」は、全40章の短い断章から成る、村上春樹のデビュー作。1970年の夏を舞台に大学生「僕」の青春と心の揺らぎを描いた物語です。海辺の街で育った主人公「僕」が夏休みに帰省し、友人の「鼠」と過ごす日々を中心に展開されます。そんな中、彼は偶然出会った1人の女性と親しくなり、愛や友情の中で少しずつ変わっていく自分に気づいていきます。村上春樹の作家としての原点ともいえる作品です。
アフターダーク
「アフターダーク」は、真夜中から夜明けまでの時間を舞台に、4人の男女が織りなす一夜を描いた作品です。自宅で眠り続ける姉を持つ少女を中心に物語が進みます。俯瞰的な視点で描かれる独特のスタイルが特徴。
まるで登場人物とともに一晩を経験しているかのような感覚に浸りながら、謎めいた夜の世界を楽しめます。村上春樹の新しい作風に触れたい方や、夜の不思議な雰囲気を味わいたい方におすすめの一冊です。
アンダーグラウンド
「アンダーグラウンド」は、1995年3月20日に日本中を震撼させた地下鉄サリン事件をテーマにした村上春樹のノンフィクション作品です。村上自身が事件の被害者や関係者に直接インタビューを行い、彼らの心の傷やトラウマ、事件後の日常に迫ります。メディアでは伝えきれない被害者一人ひとりの人生や人柄が丁寧に描かれており、深い共感と考えさせられるものを残す一冊です。地下鉄サリン事件を知り、社会の影に潜む問題を見つめるための必読書としておすすめです。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上 新装版
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上 新装版」は、「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という二つの異なる世界を行き来しながら進む、長編小説です。「世界の終り」では高い壁に囲まれた謎めいた世界で、一角獣の頭骨から夢を読み取る男の静かな生活が描かれ、「ハードボイルド・ワンダーランド」では意識の回路の中に潜む謎を追う男の物語が繰り広げられます。それぞれ独立した物語としての魅力を持ちながらも、やがて二つの世界が交わる展開が読みどころです。
国境の南、太陽の西
ある欠落感を抱える男が、再び激しい恋に落ちる姿を描いた恋愛小説。何もかも手に入れたように見える主人公が、幼い頃から想い続けた女性と再会することで、平穏だった生活が揺れ動きます。3人の女性との関係を主人公視点で描いており、切実な欠落感に共感を覚えながら物語に引き込まれるでしょう。恋愛小説でありながら人間の内面を深く掘り下げる、心に響く一作です。
村上春樹さんのおすすめの短編10選
村上春樹さんのおすすめの短編を紹介します。村上春樹さんの世界観を思う存分楽しみましょう。
中国行きのスロウ・ボート
村上春樹の初の短編です。「最初の中国人に出会ったのはいつのことだったろう?」一文で幕を開ける物語。中国人との関係をつづった作品です。村上春樹さんの不思議な世界を楽しめます。
カンガルー日和
動物園でカンガルーの赤ちゃんを見なければならない強迫観念を抱いた夫婦の物語。細やかな情景描写を通じて、二人の関係性や主人公の内面を読み解けます。日常に潜む非日常的な空想が織り交ぜられた、不思議な物語です。
パン屋再襲撃
新婚の「僕」と妻は、深夜の空腹に襲われ、それが過去のパン屋襲撃の失敗による呪いだと考えます。解決策として、二人は散弾銃を手に再び襲撃を試みるが、開いているパン屋が見つからず、代わりにマクドナルドを襲うことにするのです。村上春樹さんの世界観全開の傑作短編です。
かえるくん、東京を救う
片桐が自宅に戻ると、蛙(かえるくん)が待っており、東京を地震から救うため協力して欲しいと求めます…。
だんだんと片桐と蛙くんの友情が芽生えていく様子にも注目です。
神の子どもたちはみな踊る
新興宗教団体で「神の子」として育った青年が、街中で父と思しき男性を見かけて追いかける物語。阪神淡路大震災の直後に書かれたこの作品は、現実とは思えないような不思議な設定を持ちながらも、あり得ないとは言い切れない奇妙な魅力を放っています。
ドライブ・マイ・カー
還暦を迎える俳優の家福は、癌で亡くなった女優の妻との間に、生まれながらの心臓疾患で3日間しか生きられなかった子供がいました。妻はその後、子供を望まず、家福が知る限り少なくとも4人の俳優と不倫関係にありました…。
2021年に映画化もされた作品です。
クリーム
18歳の浪人生であった主人公は、あまり親しくない知人女性からピアノ演奏会に招待されます。彼が花束を持って指定された会場に到着すると、その場所は既に使われなくなった廃墟と化したホールでした。ベンチで途方に暮れている主人公に、突然見知らぬ老人が話しかけてきます。
現実と幻想が交錯するかのように、空間がねじれているかのような雰囲気。なんだか不思議な架空の世界に迷い込んだ気持ちになる作品です。
プールサイド
35歳を節目と捉え、これからの人生を見つめ直す男性の物語。彼は多くの豊かなものを得てきました。充実した職業、高収入、幸せな家族生活、パートナー、健康な体。すべてに満足しているはずが、それでも涙がこぼれます。
人間らしさが出ている話で共感できる部分も多いでしょう。大人になってから読んでみると感じ方が変わっているかもしれません。
沈黙
「僕」と31歳の先輩である大沢は、天候不順による飛行機の遅延で空港のレストランにいました。会話の中で、「僕」は大沢がボクシング経験があることを知り、彼に喧嘩の経験を尋ねます。
人間関係の複雑さやコミュニケーションの難しさについて深く考えさせられる内容です。短編であるためサクッと読み終わりますが、読後には物語の重みが長く心に残ります。
眠り
17日間眠っていない女性の物語。歯科医である夫と子どもたちは、彼女が眠っていない事実に気付いていません。彼女は以前、不眠は死に至る道だと考えていましたが、その考えが誤りであると悟った瞬間、深い恐怖を感じます。
静かな調子で進む物語ですが、予想外の結末に至ります。掴みどころはないものの、独特の雰囲気を持つ作品です。
まとめ:村上春樹のおすすめ長編・短編
村上春樹さんのおすすめの長編・短編を紹介しました。これを機会に村上春樹さんの不思議な世界を体験してみてください。