「読書を趣味にしたいけれど、月に何冊くらい読めばいいのだろう?」と悩む人は少なくありません。社会人になってから知識を増やそうと読書を始める人も多いはずです。
結論から言うと、まずは毎日30分・月1冊から始め、慣れてきたら月4〜5冊を目安にすれば十分です。この記事では、日本人の平均読書量のデータをもとに理想の冊数を考え、月に何冊も読むための具体的な方法を紹介します。
日本人の読書量と、読書は何冊が理想か

理想の冊数を考える前に、まずは日本人が実際にどれくらい本を読んでいるのかを見てみましょう。
日本人は1か月に何冊読む?
文化庁『令和5年度 国語に関する世論調査』(2024年9月公表)によると、1か月に読む本の冊数は次のような内訳でした。
- 読まない … 62.6%
- 1〜2冊 … 27.6%
- 3〜4冊 … 6.0%
- 5〜6冊 … 1.5%
- 7冊以上 … 1.8%
「1か月に本を1冊も読まない」人が6割を超え、過去最多となりました(前回・平成30年度は47.3%)。裏を返せば、月に1〜2冊読むだけで、読む人の中でも上位3割ほどに入るということです。「せめて月1冊」でも、十分に読書家といえる時代だといえます。
読書は月に何冊が理想?

本はページ数や内容によって読むスピードが変わるため、理想の冊数に決まった正解はありません。冊数だけでなく「読む時間」に注目すると習慣化しやすくなります。難しい本も読みやすい本も、まずは毎日30分から始めてみてください。
読書に慣れてきたら、1か月に4〜5冊を目指しましょう。週1冊のペースで達成できる量なので、決して多すぎることはありません。さらに月に10冊読めるようになると、読書のメリットを実感しやすくなります。得た知識を日常に活かせたり、読書スピードが上がったりと、多くの本に触れるほど効果は積み重なっていきます。

読書で月に何冊も読む方法

「自分は読書の速度が遅い」「まとまった読書時間がとれない」という人でも、読む冊数を増やす方法はあります。取り入れやすいものから試してみてください。
オーディオブックで読書量を増やす
「じっと座って読むのが苦手」「満員電車で本を開けない」という人には、オーディオブックがおすすめです。俳優や声優が朗読した「聴く本」で、家事や通勤のすきま時間を読書に変えられます。AmazonのAudibleやaudiobook.jpなどが提供しており、夏目漱石『こころ』のような名作から自己啓発・英語学習まで幅広くそろっています。
多くのサービスが無料体験を用意しており、月額は1,000〜1,500円ほど。聴き放題プランなら、冊数を気にせず楽しめます。どのサービスが合うかは「Audibleとaudiobook.jpの徹底比較!おすすめは?」もあわせてご覧ください。
忙しい毎日でも、本との出会いを諦めないで。Audibleなら、移動中や作業中にも読書時間を確保できます。今なら無料で数十万以上の対象作品が聴き放題。あなたも読書の常識を覆してみませんか?
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電子書籍を活用する
電子書籍は、紙の本と違ってスペースを取らず、重さも気になりません。読みたい本をその場ですぐに読めるので、通勤中やちょっとしたすきま時間にも気軽に読書できます。「いま読みたいのはこれじゃない」と思ったら、すぐ別の本に切り替えられるのも利点です。
楽天やAmazonなどが定額読み放題サービスを提供しており、セールやポイント還元も定期的に行われています。Kindleには無料で読める本も多数あるので、まずはそこから試してみるのもおすすめです。

読みやすい本・興味のある本から選ぶ
読書を習慣にしたい人は、まず読みやすい本から始めましょう。文字量が少なくイラストや写真の多い本、好きなジャンルのエッセイ、小説ならショートショートのような短い話が入りやすいです。自分が興味を持てるテーマや好きな著者を選ぶと、モチベーションも続きます。「読書がなかなか続かない」という人は「読書が続かない人の特徴は?習慣化する方法やおすすめサービスを紹介」も参考にしてください。
複数の本を同時に読む
1冊に絞らず複数の本を並行して読むと、その日の気分に合う本を選べて飽きずに読み進められます。ただし冊数を増やしすぎると内容が混ざりやすいので、2〜3冊程度がおすすめです。やり方は「読書を並行して行う効果とやり方」でくわしく紹介しています。
毎日少しずつ、目標を決めて続ける
読書習慣は、毎日少しずつ続けることで身につきます。時間がなければ10〜15分でも構いません。あわせて「1週間に1冊」など具体的な目標を決めると、達成感が生まれてやる気も続きます。無理のない量から始めるのがコツです。
読書量が多い人の特徴は?
前述の文化庁調査では、月に7冊以上読む人はわずか1.8%でした。いわゆる「読書家」はこの少数派にあたります。本をよく読む人は、多くの言葉に触れるため語彙が豊富で、一つの事柄をさまざまな表現で言い換えられる傾向があります。
また、読解力や文章力が高まりやすく、知識・理解力・表現力を兼ね備えることで、問題解決やその伝え方も上手になりやすいといえます。冊数そのものより、日々続けて多くの本に触れていることが、こうした差につながっていると考えられます。
監修者の視点:冊数は「目的」ではなく「結果」
田中寛大BOOK CRUNCHの編集を続けていて感じるのは、冊数は目的ではなく結果だということです。「月に何冊」と決めるより、通勤中や寝る前など読む時間を先に決めたほうが、結果的に冊数は伸びていきます。
私自身、たくさん読めた時期を振り返ると、1冊を最後まで読み切ることにはこだわっていませんでした。合わないと感じたら途中でやめて次の本へ。この身軽さが、読書量には意外と効くと感じています。
読書は何冊が理想?まずは週1冊・月5冊を目指そう
日本人の約6割は月に1冊も本を読まないという時代ですから、月1〜2冊読むだけでも十分に読書家です。慣れてきたら週1冊・月5冊を目安にしてみましょう。まとまった時間がとれない人は、オーディオブックや電子書籍を活用すれば、場所や時間を選ばずに読書量を増やせます。自分に合うペースで、読書のメリットを積み重ねていってください。











