「読書は屋内で楽しむもの」と思っていませんか?自宅やカフェでの読書も素敵ですが、天気のよい日は公園での読書もおすすめです。
この記事では、公園で読書をするメリットや注意点、読書に適した公園の特徴、そして都内にある読書向きの公園をご紹介します。
目次
公園で読書をするメリットとは?
「わざわざ出かけてまで読書をする必要があるの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。しかし、公園での読書には、室内では得られにくい多くのメリットがあります。
利用料がかからない
ほとんどの公園は無料で利用できます。
カフェに行けばコーヒー代などがかかりますが、公園なら水筒を持参すれば出費はゼロ。節約しながら楽しめる休日の過ごし方としておすすめです。
※まれに入場料が必要な公園もあるため、事前のリサーチを忘れずに。
気分転換ができる
どんなに面白い本でも、同じ場所で読んでいると集中力が切れてしまうことも。
公園では、適度に聞こえる自然の音や、散歩による気分転換が良い刺激になります。散歩の合間に読書を挟むことで、思考が整理され、新たなアイデアが浮かぶかもしれません。
自宅より誘惑が少ない
自宅にはテレビやスマホ、ゲームなどの誘惑がいっぱい。読書しようと思っても、気づいたら他のことに夢中になっていた…という経験は誰にでもあるはずです。
公園にはそうした誘惑がないため、集中して読書に取り組めます。
自然を満喫しながら読書できる
屋内にこもりがちな読書ですが、公園なら新鮮な空気を吸いながら自然の変化を肌で感じることができます。
鳥のさえずりや風の音など、自然の刺激が心地よく、読書の質も高まるでしょう。
屋外で読書をすると、日光を浴びながら本に集中できるため、気分もリフレッシュされます。自然光は目に優しく、読書効率も上がるという声もあります。
公園で読書をするときの注意点
公園は誰でも自由に使える公共の場です。気持ちよく読書を楽しむためには、いくつかのマナーや注意点を押さえておきましょう。
周囲への配慮を忘れない
子どもが遊んでいるそばで読書を始めると、相手に気を遣わせてしまう可能性があります。また、人の多い通路やベンチを長時間占有するのも避けたいところ。
公園ごとに利用ルールがあるため、しっかり確認してから利用しましょう。
日差し対策を怠らない
晴れた日は気持ちよく読書ができますが、長時間の日差しには注意が必要です。日焼けや熱中症を防ぐために、帽子や日焼け止め、こまめな水分補給を忘れずに。
気温が高すぎる日は、無理をせず屋内での読書に切り替える判断も大切です。
公園での読書に向いている本は?
公園での読書に向いている本は、文庫本です。公園のベンチにはテーブルがついていないことが多く、重い本を読むと手が疲れます。
文庫本なら軽くてかさばらず、読書に集中できるでしょう。もちろん、自分が読みたい本を読むに越したことはありません。
せっかく公園で読書をするのなら、公園が舞台の小説や、自然にまつわる本もおすすめです。
また、公園でのひとときを一層豊かにするなら、動物に関する本やペットとの暮らしにまつわるエッセイを持って行くのも素敵なアイデアです。
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公園通りのクロエ (野中柊)
リンク
公園通りのカフェで出会った男女と、それぞれのペットが主役の恋愛小説です。
せつなく優しい物語は、公園でのゆったりとした読書に向いています。
好きな飲み物とおやつを持って、リラックスした休日を楽しみたい方におすすめです。
センス・オブ・ワンダー (レイチェル・カーソン)
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『沈黙の春』で有名なレイチェル・カーソンの、最後の著書です。
子どものころ抱いていた自然へのあこがれや、自然の不思議に目をみはる気持ちを思い出させてくれます。
読み終えたあと、公園内をじっくりと散歩したくなることでしょう。
読書に向いている公園の特徴
次の休日に公園で読書をしようと決めたら、ぜひ次の4つの特徴を満たすか確認してみてください。すべてを満たす公園は、非常に読書向きだといえます。
ベンチがある
ベンチの有無は、非常に大切です。一人掛けのベンチがあれば、公園にいながらパーソナルスペースを確保して読書ができます。
ベンチの有無だけでなく、位置もチェックしたいポイントです。遊具や球技場から離れているベンチは比較的静かで、読書に集中しやすいでしょう。
ベンチが日陰にある場合は、多少気温が高い日でも快適に過ごせます。
清潔なトイレがある
ベンチの位置とあわせて、トイレの位置もチェックしましょう。ベンチからトイレが遠いと大変ですが、近すぎる場合も集中できません。
程よい場所に清潔なトイレがある公園は、読書に向いています。公園内にトイレがない場合は、近隣で使用できそうな施設を見つけておくか、読書を短時間にしたほうが安心です。
狭すぎない
小さな公園は利用者同士が顔なじみであったり、他者の視線が気になったりと、読書しづらいかもしれません。
子どもが遊んでいるボールが、すぐ近くに飛んでくる可能性もあります。ある程度の広さがあり、干渉されない公園がおすすめです。
コンビニや自動販売機が近い
急に雨が降ってきたときや、無性にのどが渇いたとき、コンビニエンスストアが近くにあると安心です。
コンビニエンスストアが近くにない場合でも、自動販売機がひとつあるかどうかで快適性は変わるでしょう。
場所や品ぞろえ、コンビニエンスストアであればトイレ利用の可不可などを調べておくと、いざという時に慌てません。
公園で読書をするときの便利な読書グッズ
公園で読書をするときは、いかに快適に過ごせるかがポイントです。
ただし、荷物で場所を占拠しないように、持ち物はコンパクトにまとめましょう。
レジャーシート
ベンチがない公園や、芝生の手入れがされた公園には、レジャーシートを持って行くことをおすすめします。
一人で読書を楽しむのであれば、あまり大きくない一人用のものを用意しましょう。
飲み物
自動販売機などで購入することもできますが、飲み物を持参すると節約になります。
夏や冬は、保温機能付きの水筒がおすすめです。お気に入りの飲み物を持って行くと、より満足度が高まるでしょう。
小腹を満たす軽食も用意して、ピクニック気分を味わうのもよいですね。
イヤホン
子どもがはしゃぐ声、ボールを蹴る音、自動車のエンジン音など、公園には音が満ちています。
普段は静かな公園でも、騒がしい日があるかもしれません。集中して本を読むためにも、イヤホンの持参をおすすめします。
サングラス
日差しが強い季節は、紫外線から目を守るためにサングラスを持って行きましょう。
まぶしさが軽減され、読書に集中できます。
季節対策
夏は日傘や機能性カーディガン、冬はブランケットなどがあると快適です。
公園での読書のせいで体調を崩すことのないよう、十分な対策を講じましょう。
春・秋は長時間屋外にいると、肌寒さを感じることがあります。念のため、薄手の上着を持って行くと安心です。
冬の公園読書には、防寒対策が欠かせません。ブランケットやカイロ、温かい飲み物などを持参して、快適な読書タイムを過ごしましょう。
都内にあるおすすめの読書場所!公園3選
都会のイメージが強い東京都23区内にも、読書に適した公園は多くあります。
ここでは、駅から徒歩10分以内の公園を3つ紹介します。都内への旅行を予定している、もしくは近隣にお住まいの読書好きの方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
読書の森公園(杉並区)
杉並区立中央図書館に隣接された区立公園です。園内には小川が流れ、小川のほとり・木陰・東屋など、さまざまな場所で読書が楽しめます。
区に縁のある作家・詩人のモニュメントが設置されているため、文学ファンの方にはとくにおすすめです。
また、アンネ・フランクの父から贈られた「アンネのバラ」も栽培されています。本を読むだけでなく、五感を使って文学に親しめる公園です。
項目 | 内容 |
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住所 | 杉並区荻窪3丁目39番16号 |
アクセス | JR中央線・東京メトロ「荻窪駅」徒歩約10分 |
開園時間 | 午前6時から午後8時 |
施設案内 読書の森公園|杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)
北の丸公園(千代田区)
皇居に隣接した公園です。広々とした敷地内にはさまざまな樹木が植えられ、四季折々の自然を楽しめます。
皇居のほかに、美術館・公文書館・科学技術館なども近くにあります。文化施設を訪問したあと、休憩がてら公園で読書をするのもおすすめです。
常時開放されていますが、国家行事などで利用できないこともあるため、事前に確認してから出かけましょう。
公園内の休憩施設(レストハウス)の利用時間は、午前9時から午後5時までです。
項目 | 内容 |
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住所 | 東京都千代田区北の丸公園1-1 |
アクセス | 都営新宿線 東京メトロ半蔵門線「九段下駅」・東京メトロ東西線「竹橋駅」 徒歩5分 |
開園時間 | 常時開放 |
北の丸公園の利用案内|皇居外苑|国民公園|環境省 (env.go.jp)
上野恩賜公園(台東区)
上野公園の名前で親しまれている上野恩賜公園には、動物園や美術館、博物館のほか、児童書の専門図書館である国際子ども図書館があります。
大型連休には親子で楽しめる読書イベントが開催されているため、読書好きのご家族におすすめの公園です。
もちろん、一人でゆったりと読書をしたい方にも向いています。銀杏の林にレジャーシートを敷いてもよいですし、不忍池を眺めながらの読書も風情がありますね。
項目 | 内容 |
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住所 | 東京都台東区上野公園 |
アクセス | JR・東京メトロ「上野駅」徒歩2分・京成本線「京成上野駅」徒歩1分 |
開園時間 | 午前5時から午後11時 |
公園について | 上野恩賜公園 Ueno Park 公式ホームページ (tokyo.lg.jp)
まとめ
読書は屋内だけでなく、屋外でも楽しめます。公園で自然に触れながら読書をすると、本からより多くのインスピレーションを得られるかもしれません。
公園での読書は、周囲や体調に気を配ることが大切です。念入りに準備をして、次の休日は公園での読書を試してみてくださいね。