公園で本を読むなら|読書向きの公園4条件と持ち物5つ・都内おすすめ3選

本を読んで勉強するアジア人女性
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公園で本を読むなら、選ぶ基準は4つです。日陰のベンチがある/トイレが使える/狭すぎない/コンビニか自動販売機が近い。この4つがそろっている公園なら、2〜3時間は無理なく読んでいられます。持ち物はレジャーシート・飲み物・帽子・薄手の上着の4点で足ります。

この記事では、公園読書のメリットと注意点、読書向きの公園の見分け方、あると快適なグッズ、そして都内で読書に向いた公園3つを紹介します。

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目次

公園で本を読むメリット4つ

読書をする女性

お金がかからない

ほとんどの公園は無料で使えます。カフェで2時間読めばドリンク代がかかりますが、公園なら水筒を持参して出費ゼロ。長く居ても気を遣わなくていい点も、カフェとの大きな違いです。

ただし、有料の庭園や一部の都市公園など、入園料が必要な場所もあります。初めて行く公園は事前に確認しておくと安心です。

自宅より誘惑が少ない

自宅にはテレビもゲームも家事もあります。読もうと座っても、気づけば別のことをしていた、という経験は誰にでもあるはずです。

公園には本と飲み物しか持っていかないので、そもそも他にすることがありません。持ち物を絞ることが、そのまま集中の仕組みになります。

場所を変えるだけで集中が戻る

同じ本を同じ場所で読み続けていると、内容ではなく環境のほうに飽きてきます。読む場所を変えると、その飽きがいったんリセットされます。

読んで、少し歩いて、また読む。公園ならこの切り替えが自然にできます。散歩を挟むと、読んだ内容が頭のなかで整理されることもあります。

自然の音と光のなかで読める

鳥の声や木の葉の音は、生活音と違って気を取られにくい種類の音です。空調の効いた室内とは違う、季節そのものを感じながら読めるのも屋外ならではです。

ただし、明るければいいというものではありません。直射日光の下では紙面が反射してかえって読みにくくなります。木陰を選ぶのが基本です。

読書に向いている公園の4条件

行く公園を決めるとき、次の4つを確認しておくと外れません。すべて満たす公園は、そのまま半日いられます。

条件見るポイント
日陰のベンチがある一人掛けか、遊具・球技場から離れているか、木陰に入っているか
トイレが使える園内にあるか。無い公園も多いので、近隣の使える施設を確認
狭すぎないボールが飛んでこない距離が取れるか。視線が気にならないか
コンビニ・自販機が近い飲み物の補給、急な雨の避難先になるか

ベンチは「あるか」より「どこにあるか」

ベンチの有無だけでなく、位置が重要です。遊具や球技場のそばだと落ち着きません。日陰に入っているベンチなら、気温が高い日でも読んでいられます。

一人掛けのベンチがある公園は、周囲に気を遣わずに済むぶん集中しやすくなります。

トイレは「近すぎず遠すぎず」

長く滞在するなら必須の条件です。ベンチから遠いと不便ですが、近すぎると人の出入りが気になります。

園内にトイレがない公園も珍しくありません。その場合は近隣で使える施設を先に確認しておくか、滞在時間を1時間程度に短く区切るのが現実的です。

狭い公園は落ち着かない

小さな公園は利用者同士の距離が近く、視線が気になりがちです。子どものボールが飛んでくることもあります。ある程度の広さがあり、距離を取れる公園を選びましょう。

コンビニ・自販機の有無で快適さが変わる

飲み物を切らしたとき、急に雨が降ってきたとき、近くにコンビニがあるかどうかで滞在の余裕がまったく違います。自動販売機がひとつあるだけでも変わります。

公園読書であると快適なグッズ5つ

荷物が多いとそれだけで面倒になり、足が遠のきます。次の5つに絞れば、トートバッグ1つに収まります。

グッズ役割選び方
レジャーシートベンチがないとき、芝生に座るため一人用の小さめ。厚手だと地面の冷えを防げる
飲み物水分補給。持参すれば出費ゼロ夏・冬は保温保冷できる水筒
帽子・日焼け止め日差しと熱中症の対策つばの広いもの。曇りの日も紫外線はある
薄手の上着・ブランケット春秋の冷え、冬の防寒かさばらず羽織れるもの
イヤホン子どもの声や車の音を抑える周囲の音が聞こえる程度の音量で使う

日差しが強い季節はサングラスも役立ちます。まぶしさが減るぶん、目が疲れるまでの時間が延びます。ただし、周囲が見えにくくなるので、人が多い公園では外して過ごすほうが安全です。

荷物で場所を占有しないよう、持ち物はコンパクトにまとめましょう。

公園で読書をするときの注意点

公園のベンチで本を読む女性

長時間の場所取りは避ける

公園は誰でも使える公共の場です。人の多い通路沿いのベンチを長時間占有したり、子どもが遊んでいるすぐそばに陣取ったりすると、周囲に気を遣わせてしまいます。

混みはじめたら場所を移る、荷物を広げすぎない。この2つを守れば問題になりません。飲食やレジャーシートの可否など、利用ルールは公園ごとに違うので、掲示や公式サイトで確認しておきましょう。

日差しと気温の対策をする

読書は座り続ける行為なので、暑さ寒さに気づきにくくなります。帽子と日焼け止め、こまめな水分補給を忘れずに。

気温が高い日は無理をせず、屋内での読書に切り替える判断も必要です。屋内の選択肢は「休日の読書におすすめの場所」で紹介しています。

監修者の視点:木陰を先に探す、外には文庫を持っていく

田中寛大

屋外で本を読むときに自分がいちばん失敗するのは、直射日光の下に座ってしまうことです。紙面が白く反射して、30分ももたずに目が疲れます。先に木陰のベンチを探すだけで、読んでいられる時間がかなり変わります。

オンライン古書店を2019〜2022年に運営していた経験からいうと、外に持ち出す本は文庫など替えのきくものにしておくのが無難です。日焼けと湿気で紙は確実に傷みます。状態を保ちたい本や高かった本は室内で読む、と分けています。

公園での読書に向いている本

屋外で本を読む女性

基本は文庫本です。公園のベンチにはテーブルがないことが多く、大きく重い本を持ち続けると手が先に疲れます。軽くてかさばらない文庫なら片手で持てます。

内容の面では、せっかく屋外にいるので、公園が舞台の小説や自然を扱った本を選ぶと、読んでいる場所と本の中身が重なって印象に残ります。

また、公園でのひとときを一層豊かにするなら、動物に関する本やペットとの暮らしにまつわるエッセイを持って行くのも素敵なアイデアです。

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公園通りのクロエ(野中柊)

2013年に祥伝社から刊行された恋愛小説です。公園通りのカフェで出会った、黒猫のクロエとゴールデンレトリバーのジュディ。そして、ドールハウス製作に打ち込む栞と、イラストレーターの優喜。人と動物の4者が交差していきます。

痛みを知っているからこそ臆病になる日もある、という人物たちの手触りが、公園でのゆっくりした読書時間に合います。飲み物とおやつを持って、腰を据えて読みたい一冊です。

センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)

『沈黙の春』で知られる生物学者レイチェル・カーソンの最後の著作で、死後に刊行されました。甥と海辺や森を歩いた記録を通して、自然の不思議に目をみはる感性について書かれています。

短く、どこから読んでも成立するので、屋外で細切れに読むのに向いています。読み終えたあと、園内をひと回りしたくなるはずです。

都内で読書に向いている公園3選

いずれも駅から徒歩10分以内です。開園時間や施設の情報は変更されることがあるため、出かける前に各公式ページで最新の案内を確認してください。

読書の森公園(杉並区)|図書館の隣で借りてすぐ読める

杉並区立中央図書館に隣接する区立公園です。園内には小川が流れ、小川のほとり、シンボルのケヤキの木陰、東屋と、読める場所が複数あります。図書館で借りた本をそのまま外で読める配置が、この公園の最大の利点です。

杉並ゆかりの作家・詩人のモニュメントが置かれ、アンネ・フランクの父から贈られた「アンネのバラ」も植えられています。ただし、園内にトイレはありません(杉並区の施設案内による)。長く滞在するなら、隣接する中央図書館の利用とあわせて計画するのが現実的です。

項目内容
住所杉並区荻窪3丁目39番16号
アクセスJR中央線・東京メトロ「荻窪駅」徒歩約10分
開園時間午前6時から午後8時
園内トイレなし

施設案内 読書の森公園|杉並区公式ホームページ

北の丸公園(千代田区)|常時開放で時間を気にしない

皇居に隣接する国民公園で、環境省が管理しています。広い敷地にさまざまな樹木が植えられ、四季の変化がはっきり出ます。常時開放・無休なので、早朝や夕方でも時間を気にせず読めます。

周辺には美術館・公文書館・科学技術館があり、施設を回ったあとの休憩として使うのにも向いています。ただし、国家行事などに伴う特別警備で利用が規制される日があるため、事前の確認は必須です。休憩施設(レストハウス)の利用時間は9時から17時までです。

項目内容
住所東京都千代田区北の丸公園
アクセス都営新宿線・東京メトロ半蔵門線「九段下駅」、東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩5分
開園時間常時開放(無休。特別警備による規制日あり)
休憩施設レストハウス 9:00〜17:00

皇居外苑 – 北の丸公園の利用案内(環境省)

上野恩賜公園(台東区)|駅徒歩2分で朝5時から

上野公園の名で親しまれる都立公園です。開園は午前5時から午後11時までと長く、駅から徒歩2分。思い立った日に寄れる手軽さが強みです。

園内には動物園・美術館・博物館のほか、児童書の専門図書館である国際子ども図書館があります。銀杏並木にレジャーシートを敷いてもいいですし、不忍池を眺めながら読むのも合います。人出が多い公園なので、桜の時期などは静かに読める場所を探すのに時間がかかる点だけ見込んでおきましょう。

項目内容
住所東京都台東区上野公園
アクセスJR・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」徒歩2分、京成線「京成上野駅」徒歩1分
開園時間午前5時から午後11時(時間外は立入禁止)

公園について|上野恩賜公園(東京都建設局)

公園読書に関するよくある質問(FAQ)

読書に向いている公園の見分け方はありますか?

4つの条件で判断できます。日陰のベンチがある、トイレが使える、狭すぎない、コンビニか自動販売機が近い。すべて満たす公園なら半日は無理なく過ごせます。とくにベンチは、有無より「遊具から離れた日陰にあるか」が効きます。

公園読書に必要な持ち物は何ですか?

レジャーシート、飲み物、帽子と日焼け止め、薄手の上着かブランケット、イヤホンの5点で足ります。荷物が増えると出かけるのが億劫になるので、トートバッグ1つに収まる量に絞るのがコツです。

外で本を読むと目が疲れませんか?

直射日光の下では紙面が反射して疲れやすくなります。木陰のベンチを選ぶ、つばの広い帽子をかぶる、まぶしい日はサングラスを使う。この3つで、読んでいられる時間が変わります。

公園に持っていく本は何がいいですか?

文庫本です。ベンチにテーブルがないことが多く、重い本は手が先に疲れます。また、屋外では日焼けや湿気で紙が傷むため、状態を保ちたい本や高価な本は屋内で読み、外には替えのきく文庫を持っていくのが安全です。

東京で読書できる公園はどこがおすすめですか?

図書館で借りてすぐ読むなら杉並区の読書の森公園、時間を気にせず静かに読むなら千代田区の北の丸公園、駅近で朝早くから使いたいなら台東区の上野恩賜公園です。読書の森公園は園内にトイレがない点だけ注意してください。

次の晴れた日に、文庫を1冊持って出る

公園読書は準備が要らないぶん、行き先さえ決まれば成立します。日陰のベンチがある公園を1か所見つけておけば、天気のいい日にそのまま出かけられます。

文庫を1冊と水筒だけ持って、次の晴れた休日に試してみてください。

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