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おすすめの伝記10選!メリットや選び方のポイントも解説
伝記は、偉人や世の中の発展に役立つような活躍をした人について書かれた本です。子供の時に学校の宿題で読んだ経験がある人も少なくないでしょう。大人でも、気になる著名人や見習いたい業績を残した人についての著作を熟読したことがあるかもしれません。本記事ではおすすめの伝記について紹介しています。
伝記を読むメリット
人となりが気になって、著名人や偉人に関する本を読む人もいるかもしれません。では、伝記を読むメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
多大な功績を残した人の考えに触れられる
国内外に大きな功績を残した人の考えや生き方について、伝記を読むことで深く理解できるメリットがあります。とくに自分が関係している分野の人であれば、今後の人生に役立つのではないでしょうか。自身の心がまえや生き方の参考になったり、能力を活かすきっかけになったりするかもしれませんね。
新たな視点に気づく
伝記を読もうとしている人が、なんらかの壁にぶつかって困っている場合があります。著名人の生き様を見て、困難を乗り越えるヒントを貰えるかもしれません。また、素晴らしい人でも成功するまでに多くの失敗をしていることがわかり、勇気づけられることもあります。
伝記の選び方
伝記はどのように選ぶとよいのでしょうか。
- 興味のある分野…アーティストや実業家など、自分の趣味や興味がある分野の人の伝記を選ぶと読みやすい。
- 自身の仕事や職業に関する人…同じ業界や自分が就きたい職業であれば、参考になるところがある。
- マンガ化されている…広く知られていて読みやすい。あらすじを把握できる。
- 子供向けに出版…小学生や中学生でも読めるシリーズの出版社なら、易しく書かれていて理解しやすい。子供の読書感想文の宿題で選ぶ際にも。
おすすめの伝記10選!
おすすめの伝記を10冊紹介します。
『渋沢栄一自伝 雨夜譚・青淵回顧録(抄)(角川ソフィア文庫)』
近年ドラマ化され、新札にもなった実業家の渋沢栄一の回顧録の抄本(重要なところを抜き書きした本)です。明治政府に関する仕事を辞めた後で、民間の立場から多くの現代でも著名な銀行や企業の創立を指導し、経済の発展に尽くしたことがわかります。渋沢栄一ほどの偉大な人でも失敗した経験が書かれ、勇気づけられる人もいるでしょう。漢字や言い回しが少し難しいところがあります。
『キュリー夫人伝』(エーヴ・キュリー)
ラジウムの発見や放射能の研究をし、医療の分野に大きく貢献したマリー・キュリー(キュリー夫人)の伝記。2度のノーベル賞を受賞するまで、故郷が占領されてさまざまな苦難を乗り越えてきた姿を、次女による伝記として発表されました。仕事と家庭を両立させた女性というイメージ。功績を大げさに表現することなく、静かな筆致で娘から見た等身大の母親の姿を描いています。
『アンネ・フランク物語 (講談社青い鳥文庫 306-1)』(小山内 美江子、平澤 朋子)
第二次世界大戦中、ユダヤ人迫害を受けてオランダの隠れ家で暮らしていたアンネ・フランク。彼女の自伝『アンネの日記』は有名ですが、小学生には少しむずかしいかもしれません。こちらの本の対象年齢は小学生。彼女の普段の生活や一家で生き残ったお父さんのオットー・フランクの話、日記に書かれていない時期の迫害前後の暮らしについても書かれています。
『奇跡の人ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)』
目と耳が不自由で、言葉を知らなかった三重苦のヘレン・ケラー。彼女のひたむきに言葉を知ろうとする力と教え導いたサリバン先生について書かれただけではありません。名門の大学に入学し、前向きに生きている若い日々の姿が描かれています。文学を鑑賞する楽しさを知ったヘレン・ケラーの努力は並大抵ではないでしょう。
『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日刊イトイ新聞)
かつて任天堂で社長をしていた岩田氏の言葉を集めた書籍。テレビゲームが好きな人や、ゲームを作ろうとしている人はもちろん、もの作りに関わっている人や経営に携わる人にも、岩田氏の価値観やポリシーについて心に響くところがあるかもしれません。仕事の壁にぶつかっている場合、ヒントとなる考え方にも触れられます。今後の生き方への参考になる部分もありそうです。
『道をひらく』(松下幸之助)
1968年に発行されてから、2024年10月末現在に至るまで累計で500万部以上の販売されている本です。著者の仕事や経営の経験を活かし、人生の成功への考えを短編のエッセイ集の形で書かれています。多くの著名人、文化人、経営者が人生の指針として大切にしている本と公言しているとのこと。仕事やプライベートなどで困難なことにあった場合に壁を破るきっかけになるのではないでしょうか。
『オードリー・ヘップバーンの言葉 (だいわ文庫)』(山口路子)
若い世代から大人の世代まで、多くの女性に読まれている本。女優のオードリー・ヘップバーンの発した言葉をまとめています。彼女の発言を通じて、自分の弱点との向き合い方や働き方、家庭との両立の仕方などがわかり、自身の生き方への指針になるかもしれません。わかりやすい言葉で書かれ、心の中にすんなりと入っていきます。
『アインシュタインの言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫)』(弓場 隆)
親日家で平和主義的な考えを持った科学者アインシュタイン。数学や物理学だけでなく、人生への諸々のことに興味を持って、謙虚でユーモアがあふれる言葉を多く残しています。アインシュタインの名言のうち、一部を抜き書きされたものですが、それでも人となりがわかる言葉が記載。1つずつのエピソードは短く、時間がある時に気になったところを読むという鑑賞の仕方も向いています。
『一勝九敗 (新潮文庫)』(柳井正)
親から引き継いだ紳士服店をカジュアルウェアのトップブランドに成長させた社長の自伝。失敗をしつつ、苦労し他経験をかてにして、会社組織をまとめ上げたことが書かれています。経営者や管理職についていて、組織の運営方法で困っている人におすすめです。実際の経験をもとにわかりやすい文章で書かれ、会社の経営書として頭の中に入りやすいと評価されています。
『私の仕事 国連難民高等弁務官の10年と平和の構築 (朝日文庫)』(緒方 貞子)
女性そして、日本人で初めての国連の難民高等弁務官に就任した10年間の経験を元に書かれた日記、エッセイ、インタビュー記事、講演の記録の一部をまとめて公開した本です。世界各国の情勢が中東問題などで不安定になる中、難民を助けるため奔走する姿が印象的。困難に立ち向かっている様子が見て取れ、勇気づけられますよ。世界に羽ばたこうとする若い世代に対するメッセージは心打たれます。
伝記は興味が持てる分野から選ぶのがおすすめ
どのような人の伝記を読もうか迷った時には、自分の興味が持てる分野の人、将来してみたい仕事に関する著名人、どのような人であるか気になる伝記を選ぶのがおすすめ。課題図書などで所定の伝記を読む必要がある場合、今まで避けて苦手だと感じていた分野の人でも、意外なところに共通点があったり、自分の身に置き換えて参考になったりすることもあるかもしれませんよ。