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イギリス文学おすすめ作品10選!初心者でも楽しめる名作小説を紹介
イギリス文学は、古くから「名作」と呼ばれる作品が数多く存在します。誰もが知っている古典作品や有名ミステリー小説、現代ファンタジー作品など、そのジャンルは実にさまざま。多くの小説が世代を超えて、世界中で愛されています。
この記事では、イギリス文学のおすすめ作品を紹介します。初心者向けの大衆小説や教養になる純文学まで幅広く解説しますので、ぜひ参考にしてください。
気になった作品を読んで、イギリス文学の魅力に触れてみましょう。
イギリス文学の特徴と魅力
ファンタジーや推理小説、伝記、社会小説など、多くの分野で傑作が生み出されているイギリス文学。多様性に富んでおり、どの作品も専門性が高いことが特徴です。これは、イギリスの歩んだ歴史や国の特性に由来するとされています。
たとえば、ミステリー小説の発展には「イギリスが世界に先駆けて科学的な犯罪捜査を行うようになったこと」、ファンタジー作品の普及には「古くから自然信仰が根付いていること」などが関係していると言われているようです。
また、階級制度を反映した作品が多いこともイギリス文学の特徴のひとつ。物語のテーマや重要なキーセンテンスとして、多くの小説で取り扱われています。
練りこまれた世界観と多彩な描写が魅力のイギリス文学は、読者に多くの気付きを与えてくれるでしょう。
イギリス文学作品の選び方
古典作品から現代小説まで、どの時代も名作が多いイギリス文学。作品数が多く、どれから読めばいいか迷ってしまいますよね。次項では小説の選び方をポイント別に紹介します。
イギリス文学の作品を探す際は、ぜひ参考にしてください。
好きなジャンルから選ぶ
イギリス文学は、多様なジャンルの作品が満遍なく取り揃っています。ラブロマンスや冒険譚、ミステリー、童話など、まずは自分の興味のあるジャンルから選ぶのがおすすめです。直感的に面白そうだと思った作品から、気軽に手に取ってみてください。
映像化されている作品から選ぶ
アニメやドラマ、映画に至るまで、多くのイギリス文学作品が映像化されています。気に入ったタイトルは原作小説をチェックしてみましょう。「原作ならではの設定を発見できる」「より世界観に浸れる」など、作品が持つ魅力を違う視点から感じることができます。
聞いたことのある作品名や著者名で選ぶ
「シェイクスピア」や「シャーロックホームズ」など、名前は知っているけど実際に読んだことがない…という作品がある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。歴史に名を残す作品には、やはりその理由があるのです。「なんとなく聞いたことがある」をきっかけに、気軽にイギリス文学の世界に触れてみてください。
イギリス文学おすすめ名作小説10選
イギリス文学のおすすめ小説を紹介します。
ロミオとジュリエット/ウィリアム・シェイクスピア
イギリス文学史を語る上で欠かせない劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの代表作です。世界でもっとも有名な恋愛劇のひとつとされています。
14世紀のイタリアの街ヴェローナを舞台に、対立する貴族の家に生まれたロミオとジュリエットの悲恋を描いた作品です。400年以上前に作られた作品でありながら、今もなお世界中で舞台や映画が上演されています。
「古典の戯曲」というと難解なイメージがあるかもしれませんが、詩的な表現や韻を踏んだ言葉遊びが多く、話の展開にもスピード感があります。タイトルしか知らないという方も、大体のあらすじを知ってるという方も、ぜひ一度読んで欲しい作品です。
高慢と偏見/ジェイン・オースティン
18世紀に活躍した女性作家、ジェイン・オースティンが描いた恋愛物語です。1813年に刊行されて以降、何度も映像化されています。最近では2005年に「プライドと偏見」というタイトルで映画化されました。
イギリスの田舎町を舞台に男女の瑞々しい恋模様を描いたこの作品は、思わず共感してしまう丁寧な心理描写が魅力です。男女のすれ違いや結婚観、ふたりを取り巻く周囲のドタバタ劇は、「本当に200年前の作品なの?」と感じるほどにリアル。難解な印象のタイトルとは裏腹に、非常に読みやすい作品です。
魅力的な登場人物たちとストーリー展開に、読後は爽やかな幸福感を得られます。
不思議の国のアリス/ルイス・キャロル
児童文学の名作であるこの小説は、1865年に発表されて以来いまなお世界中で愛されている作品です。主人公のアリスが懐中時計を持った白兎を追いかけて、不思議の国を彷徨う様子が描かれています。
あまりに有名な本作ですが、原作では韻を踏んだ「言葉遊び」がふんだんに盛り込まれているのが特徴です。独特な台詞回しが、個性的で奇抜なキャラクターたちの魅力をより引き立てています。
作者のルイス・キャロルが数学者であるため、多くの数学的な表現やエッセンスがちりばめられているのも見どころのひとつ。気付けば没頭してしまう、唯一無二の世界観を味わってください。
「シャーロック・ホームズ」シリーズ/アーサー・コナン・ドイル
「シャーロック・ホームズ」シリーズは、19世紀後半から20世紀前半にかけて刊行された推理小説です。探偵モノの金字塔とされており、発表当時から現代にいたるまで世界中で人気を博しています。
名探偵のホームズが数々の難事件を鮮やかに解決する様子を描いた本シリーズですが、作品数が多いかわりに明確な巻数が決められていません。どの話も基本的には一話で完結するので、「まずは短編から」「一番人気の作品から」「刊行順に」など、気になった作品から手に取ってみてください。
読む手が止まらない名推理の数々は必読。子どもから大人まで、幅広い年代におすすめできる不朽の名作です。
ボートの三人男/ジェローム・K・ジェローム
19世紀に活躍したジェローム・K・ジェロームが書いたユーモア小説です。三人の男と一匹の犬がボートでテムズ川を下りながら、沿岸の名所を巡る様子を描いています。
皮肉めいた言い回しやブラックジョークが多く、三人の会話はまさに「滑稽」そのもの。しかし、ドタバタと繰り広げられるコメディ展開のふとした合間に、叙情的な歴史の風景や哲学的な表現が巧みに織り込まれているのが特徴です。
テムズ川沿岸の情景や三人の言葉のセンスなど、イギリスらしさがたっぷりと詰め込まれた作品です。
ねじの回転/ヘンリー・ジェイムズ
1898年に発表された心理小説の名作です。現代ホラー小説の先駆的作品とも言われています。
イギリス郊外の古い貴族屋敷を舞台に、家庭教師の「私」が美しい兄妹を幽霊から守ろうとする怪異譚。わかりやすい「恐怖」やおぞましい「事件」などの描写は一切なく、人間の狂気を静かにあぶり出すような作品です。異常状況下での心理的な駆け引きが描かれています。
非常に謎が多く解釈の余地が残された内容で、筆舌に尽くしがたい読後感を味わえます。ホラー作品が好きな方は、ぜひチェックしてください。
オリエント急行殺人事件/アガサ・クリスティー
1934年に発売された、ミステリー小説の傑作です。名探偵ポアロを主人公としたシリーズ8作目の作品で、アガサ・クリスティーの代表作のひとつとして知られています。発表から現在まで、幾度となく映像化されてきました。
舞台はイスタンブールからフランスへ向かう寝台列車「オリエント急行」。刺殺された大富豪と13人の容疑者の謎を、名探偵ポアロが紐解く推理サスペンスです。列車という密室の中で、真実や思惑、そして人々の情が交錯していく様はまさに必読。
思わず唸ってしまう見事な謎解きは、ミステリー初心者にもおすすめです。
マチルダは小さな大天才/ロアルド・ダール
1988年に発売された、ロアルド・ダールの児童文学です。著者は「チョコレート工場の秘密」の作者としても知られています。
主人公は6歳の天才少女、マチルダ。意地悪で怒ってばかりの両親と横暴な教師から受ける理不尽な攻撃に、マチルダが頭脳で立ち向かう痛快な仕返しの物語です。
コミカルな展開と皮肉の効いた言葉運びが特徴の本作は、子どもだけでなく大人にも読んで欲しいおすすめの一作。2010年にミュージカル化されて以降、世界中で上演されていますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
「ハリー・ポッター」シリーズ/J・K・ローリング
言わずと知れたファンタジー文学の傑作です。1997年にイギリスで発売され、またたく間に世界的ベストセラーとなりました。
魔法使いの少年「ハリー・ポッター」の学校生活を中心に、家族愛や友情、そして因縁の敵との闘いが描かれています。豊かな情景描写と臨場感のある文体で、魔法の世界にどっぷりと没入できる作品です。ワクワクドキドキの冒険譚の中に、階級制度や差別構造、家族との絆など深いテーマがちりばめられています。
「映画しか見たことない」「子どもの頃に読んだきり」という方も、ぜひいま一度読んで欲しい作品です。
わたしを離さないで/カズオイシグロ
日系イギリス人作家、カズオ・イシグロさんによる2005年発表の長編小説です。ブッカー賞の最終候補になりました。2017年にイシグロさんがノーベル文学賞を受賞したことをきっかけに一般に注目されるようになりましたが、それ以前から人気を博しており、2010年にイギリスで映画化、2016年に日本でドラマ化されています。
SF、ミステリー、恋愛など複数のジャンルに分類される本作。生きることの「意味」や「役割」についての問いを、静かに投げかける作品です。
重く壮大なストーリーですが、未読の方はなるべく前知識なく読むのがおすすめ。美しくも哀しい、深みのある読後感を味わえます。
古典から現代までイギリス文学作品を楽しもう
イギリス文学のおすすめ小説について解説しました。どのジャンルも「名作」と呼ばれる作品が数多く揃っているので、ぜひチェックしてみましょう。
お気に入りの作品を見つけて、イギリス文学が持つ奥深さを味わってください。