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瀬尾まいこのおすすめ小説10選!学生から大人まで心に響く作品を紹介
瀬尾まいこさんの小説は、優しい作風と心温まるストーリー展開が特徴です。心の内側を柔らかく丁寧に描いており、小学生から大人まで幅広い年代から支持されています。
この記事では、瀬尾まいこさんのおすすめ小説を紹介します。どの作品から読めばいいのかについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
瀬尾まいこさんの小説を読んで、繊細で優しい世界観に浸ってみましょう。
瀬尾まいことは?中学生にもおすすめの理由
瀬尾まいこさんは、1974年に生まれた大阪出身の小説家です。大学を卒業後、中学校の国語講師として勤務していました。働きながら小説の執筆を行い、26歳の時に「卵の緒」で第7回坊ちゃん文学大賞を受賞。その後、35歳で退職するまで教員と作家業を両立していた経歴を持っています。
瀬尾まいこさんの作品は学生生活や家族をテーマにしたものが多く、じんわりと沁みるような読後感が味わえます。等身大の何気ない日々を穏やかに描いているので、ホッとあたたかい気持ちになりたい時におすすめの小説家です。
丁寧で優しい文体の作品が多いため、小学生や中学生にも親しみやすい作風となっています。
本屋大賞作家 瀬尾まいこ作品の選び方
名作揃いの瀬尾まいこさんの小説ですが、作品数が多くどれから読めばいいか迷ってしまいますよね。次項では作品を選ぶ際の基準をポイント別に紹介します。
瀬尾まいこさんの小説を読む時は、ぜひ参考にしてください。
初めての方でも読みやすい受賞作品
まずは受賞歴のある作品からチェックしてみましょう。瀬尾まいこさんの小説は多くの賞に選ばれており、初心者の方にもおすすめです。
- 2001年「卵の緒」坊ちゃん文学大賞
- 2005年「幸福な食卓」吉川英治文学新人賞
- 2008年「戸村飯店 青春100連発」坪田譲治文学賞
- 2019年「そして、バトンは渡された」本屋大賞
映像化された話題の作品
瀬尾まいこさんの小説には、数多くのメディアミックス作品があります。話題の代表作を読みたい方は、映像化された作品を読んでみてはいかがでしょうか。
- 2004年「七子と七生 姉と弟になれる日〜」NHKドラマ(原作「7’s blood」『卵の緒』収録)
- 2007年「幸福な食卓」映画
- 2008年「天国はまだ遠く」映画
- 2017年「僕らのごはんは明日で待ってる」映画
- 2021年「そして、バトンは渡された」映画
- 2022年「優しい音楽」テレビ東京ドラマ
- 2024年「夜明けのすべて」映画
教科書に掲載された作品
瀬尾まいこさんの小説には、中学一年生の国語の教科書に掲載された作品があります。収録されている単行本は三編のやさしい短編集なので、小学生や中学生にもおすすめです。
- 2016年「花曇りの向こう」(『夏の体温』収録)
瀬尾まいこの人気小説10選
瀬尾まいこさんのおすすめ小説を紹介します。
そして、バトンは渡された
2019年の本屋大賞受賞作品であり、瀬尾まいこさんの代表作のひとつです。2021年には映画化され、大きな話題となりました。
幼い頃に母親を亡くし、父親とは海外赴任を機に別れ、大人の都合で四回も苗字が変わった主人公の高校生・優子。彼女がこれまで歩んできた日常に触れながら、巣立ちまでの日々を優しく描いています。
複雑ながらもあたたかく深い愛情に溢れたストーリーに、涙が止まらないという声も。心に響く、瀬尾まいこさんの傑作小説です。
幸福な食卓
2005年の吉川英治文学新人賞受賞作品です。2007年に映画化されました。
「ちょっとヘン」な家庭を舞台に、それぞれが切なさを抱えながらつながり合い、やがて再生していく優しい物語です。辛く悲しいシーンもありますが、切ない中にも家族のあたたかさを感じられます。
読みやすい文章と構成で、幅広い年代の方におすすめできる一冊です。
卵の緒
瀬尾まいこさんのデビュー作で、2001年に坊ちゃん文学大賞を受賞した作品です。同時収録されている「7’s blood」も、2004年にドラマ化されました。
「卵の緒」は、自分を捨て子だと思っている小学生・育夫とそんな彼に深い愛情を注ぐお母さんの優しい日常を描いた作品です。二人が紡ぐ強い「絆」の物語に、家族の在り方や人とのつながりについて考えさせられます。異母姉弟の心の変化に触れた「7’s blood」は、センシティブなテーマながら心温まる読後感に浸れる名作です。
瀬尾まいこさんを語る上で外せない、感動の短編集となっています。
天国はまだ遠く
「無器用にしか生きられないあなたに贈る清爽な旅立ちの物語」というテーマの作品です。2008年に映画化されました。
仕事も人間関係も思うようにいかず死ぬつもりだった23歳の千鶴が、辿り着いた田舎で人々の優しさに触れる様子を描いています。大自然の中で、自分のあるべき場所に気付いていく千鶴の「出逢いと別れ」の物語です。
心に沁みるストーリーは、爽やかな読後感を与えてくれます。
君が夏を走らせる
16歳の不良少年と1歳の女の子が紡ぐ、感涙必至の青春小説。教員の経験を持ち、一児の母でもある瀬尾まいこさんならではの作品です。
金髪ピアスで学校もサボりがちな高校生・大田は、ひょんなことから先輩の娘である1歳の鈴香を預かることに。初めての経験に奮闘しながら次第に自身も成長していく大田の姿は、読者を優しい気持ちにしてくれます。読後にはきっと、幼い頃の記憶を大事にしたくなるでしょう。
10代の方にはもちろん、子育て中の方にも読んで欲しい一冊です。
あと少し、もう少し
駅伝大会に挑む中学生たちの日々を描いた青春小説です。瀬尾まいこさんの傑作ともいわれています。
顧問もメンバーも全員が寄せ集めでバラバラの駅伝部が、それぞれの思いを抱えながら襷を繋ぐ姿に涙が止まらないという声も。時にぶつかり合い、歩み寄りながら成長していく様子は、思わず胸が熱くなります。等身大の10代が織り成す、疾走感溢れる瑞々しい物語。
「君が夏を走らせる」につながる作品ですので、ぜひ合わせて読んでみてください。
図書館の神様
思い描いていた夢を諦めた主人公が、赴任先の高校で不思議な出逢いを経験する優しい青春小説です。表題作と「雲行き」の二編が収録されています。
思いがけない日々を過ごしながら傷付いた心を徐々に回復していく様子に、心があたたかくなります。人と人との信頼関係を鮮やかに描いた作品です。
全編を通して瑞々しく柔らかい文章で綴られているので、読書初心者の方にもおすすめです。
夜明けのすべて
本屋大賞受賞後に発表された初めての作品です。2024年に映画化されました。
互いにどうしようもない病気に悩まされながら支え合う、一組の男女を描いた作品です。厳しい人生にも、多くの救いの手があることを感じさせてくれます。恋愛とも友情とも違う二人の関係に、きっと心があたたまるはず。
疲れた時や落ち込んだ時、優しく寄り添ってくれる一冊です。
優しい音楽
不思議な出逢いをテーマにした三篇の短編集です。表題作は2022年にドラマ化されました。
駅のホームで出逢ったことをきっかけに恋人同士になった二人と、彼女の家族との交流を描いた物語です。切なくもあたたかい展開は、どこか美しく儚げに感じます。世の中の「普通」とは言い難いような関係性でも、それぞれに深い思いがあると教えてくれる作品です。
どこにでもありそうな「非日常」を穏やかに紡ぐ三篇の作品に、もし自分なら…と思い耽ってしまうでしょう。
夏の体温
「出会い」がもたらす「奇跡」を描いた三篇の短編集です。中学1年生の国語教科書に掲載された「花曇りの向こう」が収録されています。
表題は小児病棟に入院している小学生男子の日々を描いた物語。主人公の瑛介が抱える鬱憤や不安と、それを払拭する明るい壮太の友情にじんわりと心が癒されます。素直な気持ちになれる、瑞々しい作品です。
三篇ともあたたかく爽やかな読後感を味わえます。大人はもちろん、小学生や中学生にもおすすめです。
瀬尾まいこのおすすめ小説を読もう
瀬尾まいこさんのおすすめ小説について解説しました。小学生や中学生でも読みやすい作品が数多く揃っているので、ぜひチェックしてみましょう。
お気に入りの作品を見つけて、瀬尾まいこさんの優しい世界観を味わってください。