トルーマン・カポーティの代表作7選!ジャンルや作風も紹介

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トルーマン・カポーティについて、自分の子供時代をもとにした私小説の作家、実際に起きた事件を詳しく調査したノンフィクション小説の作家といった多彩なイメージを持つ人もいるでしょう。著名な映画の原作者だと感じている人も少なくありません。本記事ではトルーマン・カポーティの代表作について、詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • トルーマン・カポーティはどんなジャンルの作家か
  • トルーマン・カポーティの代表作は何か
目次

トルーマン・カポーティの作風とジャンルを解説!

  • 自伝的小説…子供時代を振り返り書かれた(家族や親族について一部変更されている部分もある)
  • ノンフィクション小説…実際の事件の取材をして小説に再構成
  • フィクションとノンフィクションの融合を目指したが、志半ばで世を去る

カポーティの作品は、ゴシック要素が強いです。ただし、グロテスクな表現はところどころに見られても、ホラー要素はあまり感じられません。家族の軋轢や犯罪など、社会的な問題を扱う際に人間のいやらしさ、醜悪さや不気味さを強調して描写しています。

トルーマン・カポーティの代表作7選を紹介!

トルーマン・カポーティの中で、作者の代表作品といわれる7編を選び、ジャンルや特徴とともにあらすじを紹介します。

作品名ジャンル特徴
ミリアム短編小説デビュー作。オー・ヘンリー賞受賞
遠い声 遠い部屋長編小説作者自身の姿を投影した自伝的小説
クリスマスの思い出短編小説甘く切ないクリスマスの思い出
ティファニーで朝食を中編小説奔放で魅力的な女性が主人公
冷血ノンフィクション凄惨な事件のドキュメンタリー
カメレオンのための音楽 ノンフィクションとフィクション実験的な小説
叶えられた祈り(未完)長編小説・ノンフィクション?退廃的な生活を書いた問題作

『ミリアム』

幻想的で不思議な雰囲気の短編を味わいたい方におすすめ。ニューヨークのマンションに住む未亡人はミリアムという少女と出会います。突然、家に乗り込んできた彼女は不穏な雰囲気。結末は読者の想像に委ねられています。文壇で高く評価されたデビュー作、オー・ヘンリー賞を受賞。現実と夢の間で悲哀を表現した九編の短編集『夜の樹』に所収されています。

『遠い声 遠い部屋』

自伝的な長編小説に触れてみたい人におすすめです。父を探してアメリカ南部のひなびた町を訪れる少年ジョエル。大人になりかけている主人公の揺らぐ心と夢、彼の精神的な葛藤を美しい表現でつづっています。幻想的な描写の中に、カポーティ自身の少年期が投影された作品です。

『クリスマスの思い出』

心が温まる人との交流を描いた小説を読みたい方におすすめです。中高生にも読みやすく読書感想文にも。主人公の少年と年の離れた従姉、老犬との暮らしの中で迎えたクリスマス。フルーツケーキや切ってきたモミの木とともにささやかに祝いあったことを思い出す場面と、辛い別れをしなくてはならない場面が印象的です。クリスマスの時期にふさわしい本です。

『ティファニーで朝食を』

映画でおなじみの名作と小説の世界を楽しみたい方におすすめです。主人公は自由奔放に振る舞うホリー・ゴライトリーと知り合います。都会の軽薄な雰囲気と孤独感が浮かび上がり、主人公の印象は読み手によって大きく変化し、映画と原作では異なる魅力を味わえるでしょう。

『冷血』

社会派のノンフィクション小説に興味がある方におすすめです。実際に起きたアメリカでの一家殺人事件に興味を持ったカポーティが綿密に取材を重ねた作品。加害者のうちの一人に、作者自身の子供時代の環境を投影する姿、死刑が迫る中でカポーティが葛藤する姿が印象に残ります。『冷血』という題名が何を意味しているのか、読み手に問いかける作品です。

『カメレオンのための音楽』

奇抜な短編を読みたい人におすすめです。表題作では、語り手の友人が亡くなった島でピアノを弾く音に引かれてカメレオンたちが集まってきます。死にまつわる人間模様や乱れた関係などを語り、世間とは隔絶したような不気味な雰囲気の話です。短編やエッセイ、回想などさまざまな作品が収められ、作者の存在を目立たせずにフィクションとノンフィクションの間をさまようような実験的な作品です。

『叶えられた祈り(未完)』

作家の晩年の葛藤に触れてみたい人におすすめです。『冷血』の成功後、フィクションとノンフィクションの融合を目指した意欲作。自身をモデルにした男娼の小説家と、彼がつどう上流階級のセレブとの関係の中で、発表された内容がゴシップとして批判を受けました。仲間にそっぽを向かれ影を落とした問題作で、カポーティは失意の中で急逝します。残念ながら未完のまま残されました。

トルーマン・カポーティの代表作に関してよくある質問(FAQ)

トルーマン・カポーティの代表作に関してよくある質問(FAQ)
はじめてカポーティの代表作を読むならどれがおすすめですか?

映画が好みなら、『ティファニーで朝食を』。ノンフィクション小説に興味があれば『冷血』がおすすめです。

中高生に読みやすいカポーティの代表作は何ですか?

カポーティの子どもの頃をもとにした代表作。温かな親族との交流を描いた『クリスマスの思い出』です。

作者自身の経験が生きる!トルーマン・カポーティの代表作

トルーマン・カポーティの作品全体には、作者自身の幼い頃の体験や成長後の経験をもとにしたものが少なくありません。代表作といえる小説の多くは、経験に加えて、実験的な手法が使われています。とくに、自分の姿を重ね合わせた『冷血』では、実際の事件を枝葉末節に至るまで調べ上げ、小説として再構成しました。ノンフィクションとフィクションを融合を目指していたにもかかわらず、急逝して仕上げられなかったことが惜しまれます。

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この記事を書いた人

海辺のつばくろのアバター 海辺のつばくろ ライター・監修者

『乳がん闘病マニュアル: 乳がんステージ4 はじめての乳がん治療「はじめてのがん治療」第1巻(Kindle版)』(ペンネーム:芹澤絵里子名義)を出版しました。治療経験を生かし、治療や抗がん剤の副作用などについて書いています。文学部日本文学科を卒業し、『平家物語』について卒業論文を作成しました。『平家物語』に関連して『保元物語』『平治物語』などの軍記物も読んだ経験があります。現在は、『吾妻鏡』や『太平記』も読み進めています。

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