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凪良ゆうのおすすめ小説5選!作品の魅力やあらすじも紹介
数々の人気BL作品を通じて、注目の作家の地位を確立している「凪良ゆう」。
その文才と、登場人物の心理を緻密に描写する能力で、生き生きとした小説が生み出されています。
そこで本記事では、そんな凪良ゆうの魅力に触れるべく、おすすめの作品を厳選してご紹介します。
「凪良ゆう」とは?
滋賀県出身の凪良ゆうは、2006年に『小説花丸』で『恋するエゴイスト』を、2007年に『花嫁はマリッジブルー』を発表し、BL作家として世に知られるようになりました。
以来、BL作品を発表し続けています。代表作が「美しい彼シリーズ」。
デビューから10年を迎えた2017年には、初の非BL作品『神様のビオトープ』を発表し、絶大な好評を博し、その筆致に幅をもたせました。
さらに2019年に刊行された『流浪の月』は書店員から広く賞賛を浴び、2020年には本屋大賞を受賞しています。
そして、2022年には映画化され、凪良ゆうは大きな注目を集めています。
凪良ゆう作品の魅力
凪良ゆうの作品の魅力は、巧みなキャラクター設定と進行、そして心の動きを映し出すていねいな筆致にあります。
BLの研ぎ澄まされた心理描写を効果的に使い、世界から疎外された個人の心情を浮き彫りにしています。
家族関係、対人関係で悩んでいる方にとくにおすすめの作家です。
凪良ゆうのおすすめ小説5選
凪良ゆうのの注目すべき文学作品をピックアップします。
さらに、これらの作品のあらすじについても紹介していきます。
神さまのビオトープ
不慮の事故で亡くなった夫「鹿野くん」の亡霊と一緒に暮らすことになったうる波。
彼の存在を秘密していましたが、大学の後輩で、恋人同士でもある佐々と千花にそのことがばれてしまいます。
うる波がその事実を公表して間もなく、佐々は怪死を遂げることに。
残された千花のもつ秘密とは?
機械の親友をもつ少年、小さな子どもを献身的に愛する青年など、謎めいた愛情が解き放たれる瞬間をとらえた、4つの物語が収録されています。
流浪の月
2020年に本屋大賞を受賞し、2022年に映画化された凪良ゆうの話題作。
再会した男女、文と更紗が加害者と被害者になり、新しい人間関係が形成されていく様子を描いています。
周囲を巻き込む運命の旅路を辿りながら、悔いなく自分の可能性を信じた彼女。
刺激のある小説をお求めの方にぜひ読んでいただきたい作品です。
わたしの美しい庭
同じマンションに住む百音と統理は、血のつながりはないものの、共同生活をしています。
毎朝、同じアパートに住む路有が訪ねてきて、一緒に食事をするのでした。
このような共同生活には違和感を覚える人もいるようですが、楽しく過ごしていました。
建物の屋上には、統理が管理する小さな神社があります。
屋上神社、縁切りさんと呼ばれるこの神社は、災厄を断ち切る神様を祀っており、負の連鎖を断ち切るためのもの。
地元ではその存在がよく知られており、さまざまな人が心の悩みを解消するために訪れてきます。
滅びの前のシャングリラ
学校で苛めに遭う友樹、ヤクザの一員で人の命を奪った信士、そしてパートナーから逃げた静香。
破壊されていく世界の中で、やがて訪れる世界の終焉を前に、4人は生きる意味を見出すことができるのでしょうか。
驚愕のラストが待っています。世界が破滅に直面する中「幸せ」を問う物語。
汝、星のごとく
瀬戸内海の風光明媚な島に住む高校生の暁海と、母親の自由奔放な生き方に引きずられた中学生の櫂は、ともに孤立し、心の中で何かを渇望していました。
やがて2人は互いを知り、心を通わせ、成熟していきます。
複雑な人生を描いてきた作家が、一線を画す愛の物語を紡ぎ出しています。
凪良ゆうのおすすめ小説を読んでみよう
BL作家として、登場人物の心情を鮮やかに描き出す凪良ゆう。
一般文芸の分野でも数々のヒット作を生み出しています。
代表作『流浪の月』が映画化され、本屋大賞を受賞したことで、さらに注目されるようになった凪良ゆうの作品をチェックしてみてください。