ブッククランチ 編集ポリシー

最終更新日:2026年4月19日
発行者:株式会社アマノート 代表取締役 田中 寛大

はじめに

ブッククランチ(BOOK CRUNCH)は、株式会社アマノートが運営する書籍・読書に関する情報メディアです。本ページでは、ブッククランチが日々のコンテンツ制作と運営において守る編集上の方針・基準・プロセスを、読者・著者・出版社・関係各位に対して明示的に開示します。

書籍に関する情報は、読者の知的選択と精神生活に直接的な影響を与えます。だからこそ私たちは、自分たちが「何を、誰が、どのように、何のために書いているか」を曖昧にしないことが、メディアとしての最低限の責任であると考えています。

本ポリシーは、ブッククランチに関わるすべての執筆者・編集者・監修者・運営スタッフが遵守すべき行動基準であり、同時に、読者がブッククランチを評価するための判断材料でもあります。

1. 編集理念

1-1. 読書のハードルを下げる

ブッククランチの存在意義は、「何を読めばいいかわからない」「読書を始めたいが続かない」といった読者の素朴な悩みに応えることにあります。専門的な書評誌が担う高度な批評領域とは別に、読書という行為そのものを身近にする情報を提供することを使命とします。

1-2. 読者の知的自律を尊重する

私たちは「正解の本」を押し付けないよう心がけています。書籍の選択は本来、読者一人ひとりの状況・関心・人生と切り離せないものです。ブッククランチの記事は、読者が自分自身で判断するための材料を提供することを目的とし、過度に断定的な評価や扇情的な表現を避けるよう努めています。

1-3. 書籍と書き手への敬意

書籍は著者・編集者・出版社・印刷所・書店など、多くの専門家の労力の結晶です。私たちは紹介する書籍と、その書籍に関わったすべての方々への敬意を持ち、軽率な評価や不正確な引用、文脈を無視した断片的な紹介を行わないよう心がけています。

2. 編集体制

2-1. 編集責任者

編集長・発行人:田中 寛大(株式会社アマノート 代表取締役)

編集長は、ブッククランチの編集方針の最終決定権および公開可否の最終判断を担います。

神奈川県横浜市出身。一橋大学大学院社会学研究科修了後、政府系法人で情報セキュリティ支援およびICT専門誌の編集業務に従事。2019年11月に株式会社アマノートを設立。書籍商として創業し、選書サービス「雨音選書」の運営を通じて蓄積した書籍知識と、SEO/LLMOコンサルティングの実務経験を基盤に、ブッククランチの編集方針を統括しています。

詳細な経歴は田中寛大プロフィールページをご参照ください。

2-2. 執筆者・監修者の基準

ブッククランチの記事は、以下のいずれかに該当する者が執筆または監修を担当します。

執筆者の要件

  • 該当ジャンルにおいて豊富な読書経験を有する者
  • 書評・読書関連コンテンツの執筆経験を持つ者
  • 出版・編集・図書館・書店等の業界経験を持つ者
  • 上記いずれかに準ずる、編集部が読書知識・文章力を確認した者

監修者の要件

  • 司書資格保有者
  • 出版社・編集プロダクション勤務経験者
  • 書店・古書店経営または勤務経験者
  • 大学・研究機関で文学・図書館情報学・出版学を専門とする研究者
  • 特定ジャンル(ビジネス書・児童書・専門書等)において業界で認知された専門性を有する者

執筆者および監修者の経歴・専門分野は、原則として記事内または別途プロフィールページにおいて公開します。

2-3. 編集部の独立性

ブッククランチの編集部は、株式会社アマノートの社内組織でありながら、編集判断において広告主・取引先・関連サービスから独立した意思決定を行うよう努めています。詳細は本ポリシー「7. 広告・PR・アフィリエイトの透明性」および「8. 雨音選書との関係性」を参照してください。

3. 記事制作フロー

3-1. 企画

編集部内で企画会議を実施し、以下の観点から記事テーマを決定します。

  • 読者からの要望・問い合わせ
  • 検索データ・アクセス分析から把握される読者ニーズ
  • 出版業界の動向・新刊情報
  • 季節性・社会的関心の高まり
  • 既存記事のリライト・更新の必要性

3-2. 一次情報の収集

執筆者は、記事執筆に先立って以下の一次情報を確認するよう努めています。

  • 紹介書籍の実物または電子版の内容確認(原則として全文通読、または該当箇所の精読)
  • 著者・出版社の公式情報
  • 国立国会図書館サーチ版元ドットコム等での書誌情報の照合
  • 公的機関・学術機関等が発信する関連統計・調査資料

3-3. 執筆・編集・校正

執筆者は、編集部が定める執筆ガイドラインに基づき記事を作成します。執筆された原稿は、編集者による以下の確認を経ます。

  • 事実確認(書誌情報・固有名詞・日付・数値等)
  • 表現の適切性(差別的表現・断定的表現・誇大表現の有無)
  • 引用ルールの遵守
  • 表記統一・誤字脱字・文法
  • 構成・読みやすさ

3-4. 監修(必要に応じて)

以下に該当する記事は、原則として監修者による確認を受けます。

  • 専門ジャンル(ビジネス書・児童書・学術書等)を扱う記事
  • 法令・制度に言及する記事
  • 健康・医療・金融等、読者の判断に重大な影響を与える可能性のあるテーマを含む記事

3-5. 公開

編集長の承認を経て公開されます。公開時には、執筆者名(または編集部表記)、監修者名(該当する場合)、公開日、最終更新日が記事に紐付けられます。

4. 書籍情報の正確性担保

書籍メディアとして、書誌情報の正確性は最優先事項です。ブッククランチでは、以下の項目について一次情報源を参照することを原則とします。

4-1. 確認対象とする書誌情報

書名(副題を含む)、著者名(訳者・編者・監修者を含む)、出版社名、刊行年月日、版次・改訂情報、ISBN、ページ数・判型(必要に応じて)を確認対象とします。

4-2. 参照する一次情報源

一次情報で確認できない事項は、記事内に記載しないか、または「複数の二次情報による」等の留保を明記するようにしています。憶測や噂に基づく記述は控えています。

5. 書評・推薦の評価基準

「おすすめの本」「ランキング」等の評価を伴う記事において、ブッククランチは以下の基準に基づいて判断を行うよう努めています。

5-1. 推薦の前提条件

紹介・推薦する書籍は、原則として執筆者または編集部の誰かが実際に通読したものに限るようにしています。書籍紹介サイト・書評サイト・出版社プレスリリース等の二次情報のみに基づく推薦は控えています。

5-2. 評価の多面性

書籍の評価は、内容の質(情報の正確性・論理構成・独自性)、読みやすさ(文体・構成・難易度)、対象読者との適合性、同ジャンル内での位置付け、刊行時期と内容の鮮度など、複数の観点から多面的に行います。

5-3. 主観と客観の分離

書評・推薦記事においては、客観的な事実情報(著者経歴・刊行データ・書籍の構成等)と、執筆者個人の感想・評価を明確に区別して記述するよう心がけています。「私は〜と感じた」「個人的には〜と考える」等の表現を用い、主観的判断を客観的事実として提示することを避けるよう努めています。

5-4. 否定的評価の取り扱い

ブッククランチは原則として「読者に薦めたい本」を取り上げる方針ですが、特定書籍について批判的に論じる場合は、著者・出版社への人格的攻撃を行わず、具体的根拠に基づいて論じ、著者の意図や文脈を尊重した上で記述するよう心がけています。

6. 引用・ネタバレポリシー

6-1. 引用の原則

書籍からの引用は、著作権法第32条に定める引用要件(公表された著作物であること、引用の必然性、引用部分が明確であること、出所の明示、主従関係)を遵守するよう努めています。文章引用は必要最小限の範囲にとどめ、詩・短歌・俳句等の短詩型文学は原則として全文引用を行わないようにしています。表紙画像は、出版社の引用ガイドラインまたは個別許諾に基づいて使用しています。

6-2. ネタバレへの配慮

物語の核心(結末・重要な伏線・トリック等)に触れる記事については、以下の措置を講じるよう心がけています。

  • 記事冒頭にネタバレを含む旨を明示する
  • 該当箇所の前にスペースまたは区切りを設ける
  • タイトル・メタディスクリプションには結末情報を含めない

ノンフィクション・実用書・学術書等についても、著者の主張の核心部分を要約して提示する場合は、原典を参照する読者体験を損なわない範囲にとどめます。

ブッククランチは、運営継続のため広告・アフィリエイト収益を活用していますが、これらが編集判断に影響を与えないよう以下の方針に沿って運営しています。

7-1. アフィリエイトリンクの開示

Amazonアソシエイト等のアフィリエイトリンクを記事内で使用する場合、その旨を記事内および本ポリシーで明示しています。アフィリエイト報酬の有無が、書籍の評価・推薦判断に影響を与えることのないよう配慮しています。

7-2. PR記事・タイアップ記事の明示

出版社・著者・関連サービス事業者からの対価(金銭・物品・サービス提供等)に基づいて作成される記事には、「PR」「広告」「タイアップ」等の表記を記事冒頭に行うようにしています。これは消費者庁の「ステルスマーケティング規制」(令和5年10月1日施行)に準拠した措置です。

7-3. 献本の取り扱い

出版社・著者から献本を受けた場合、その事実を該当記事内に明示するようにしています。献本を受けたことが当該書籍の評価を有利にする方向に働かないよう、編集部は通常の評価基準に基づいて記事を制作するよう心がけています。

7-4. 編集と広告の分離

広告掲載・タイアップに関する営業活動と、通常記事の編集活動は、運営体制上明確に分離するようにしています。広告主が通常記事の内容に介入することのないよう配慮しています。

8. 雨音選書との関係性

ブッククランチを運営する株式会社アマノートは、別途、パーソナル選書サービス「雨音選書」を提供しています。両者の関係について、以下のとおり透明に開示します。

8-1. 関係性の事実

  • ブッククランチと雨音選書は、いずれも株式会社アマノートが運営する事業です
  • ブッククランチ内に雨音選書のバナー・リンクが掲載される場合があります
  • 両事業は「読書文化の発展」という共通目的を持ちますが、ビジネス上は別事業です

8-2. 編集独立性の担保

  • ブッククランチの記事内容は、雨音選書の選書方針・営業上の都合から独立して決定するよう努めています
  • 雨音選書の集客を目的として、書籍の評価を歪めることのないよう心がけています
  • 雨音選書で扱った書籍をブッククランチで紹介する場合も、通常の評価基準を適用するようにしています

8-3. 開示の理由

私たちは、関係性を隠すよりも明示することのほうが、長期的な信頼につながると考えています。読者の皆様が、この関係性を踏まえた上で記事を読んでいただけるよう、明確に開示する方針を採用しています。

9. 生成AIの活用方針

ブッククランチは、生成AI(大規模言語モデル等)を記事制作プロセスにおいて部分的に利用することがあります。AI利用の透明性を確保するため、以下の方針を定めます。

9-1. AIを利用する範囲

  • 構成案の整理・たたき台作成
  • 文章表現の校正・推敲
  • 誤字脱字・表記ゆれの検出
  • 関連情報の調査補助

9-2. AIを利用しない範囲

  • 書籍の内容についての評価・推薦の判断
  • 個人的な読書体験・感想の生成
  • 書誌情報・事実情報の最終確認(必ず一次情報で照合)
  • 著者・作品に関する論評

9-3. 人間レビューの必須化

AIが生成・補助した文章は、人間の執筆者または編集者がレビューし、内容の正確性・適切性を確認した上で公開するようにしています。AIが生成した文章をそのまま公開することは控えています。AI生成・補助の関与が大きい記事については、その旨を記事内に明示するよう努めています。

10. 多様性・公平性

  • ジャンルバランス:特定ジャンルへの偏重を避け、小説・ビジネス書・実用書・児童書・学術書・コミック等、多様なジャンルを取り扱うよう心がけています。
  • 出版社規模への配慮:大手出版社の書籍だけでなく、中小出版社・独立系出版社・自費出版・電子書籍プラットフォーム発の書籍についても、内容に基づいて公平に評価・紹介するよう努めています。
  • 著者属性への配慮:著者の性別・年齢・国籍・人種・宗教・性的指向・身体的特徴等を理由として、評価を変えることのないよう配慮しています。
  • 読者多様性の尊重:読者の年齢・読書経験・居住地域・障害の有無等にかかわらず、可能な限り幅広い読者がアクセスできる情報提供を心がけます。

11. 訂正・更新ポリシー

誤りの種類対応
軽微な誤り(誤字脱字、表記揺れ)速やかに修正し、必要に応じて更新日を更新するよう努めています
書誌情報の誤り(書名・著者名・刊行情報等)速やかに該当箇所を修正し、記事末尾に訂正履歴を明示するよう心がけています
重大な誤り(書評の前提となる事実認識の誤り等)速やかに修正し、訂正履歴を明示するよう心がけています。場合によっては記事を一時的に非公開にする、または取り下げる対応を行うこともあります

訂正の判断は編集長(田中)が行います。書籍を取り巻く環境(価格・在庫・電子化状況・関連サービス等)は変化するため、公開記事を定期的に点検し、必要に応じて更新します。最終更新日は記事内に表示します。

12. 問い合わせ・異議申し立てへの対応

記事に関するご意見・ご質問・訂正依頼・削除依頼は、お問い合わせフォームより受け付けます。

  • お問い合わせ受領後、原則として5営業日以内に初回返信を行うよう心がけています
  • 内容を編集部で精査し、対応方針を決定します
  • 訂正・削除等の対応を行う場合、その内容を申立者にご報告します

対応対象:事実関係の誤りに関する訂正依頼、引用範囲・引用方法に関するご指摘、著者・出版社からの内容に関するご意見、その他本ポリシーに関わるお申し出に対応します。

対応の限界:法的根拠に基づかない一方的な削除要請、評価そのものへの不満を理由とする削除要請には、対応しかねる場合があります。ただし、評価の根拠に誤りがある場合や、不当に攻撃的な表現があった場合は、編集部にて再検討いたします。

13. 法令遵守

ブッククランチは、日本の関連法令を遵守して運営しています。特に以下の法令への準拠に努めています。

  • 著作権法:引用要件の遵守、無断転載の禁止
  • 景品表示法:不当表示・優良誤認表示・有利誤認表示の禁止
  • 特定商取引法:広告掲載・アフィリエイト等における適正表示
  • ステルスマーケティング規制(景品表示法告示):広告である旨の明示
  • 個人情報保護法:個人情報の適正な取り扱い(詳細はプライバシーポリシーを参照)

14. 国際標準への準拠

運営母体である株式会社アマノートは、Web上の出版・電子書籍に関する国際標準の策定を行うコミュニティであるW3C Publishing Community Groupに参加しています。この参加を通じて、ブッククランチは最新の国際的な出版・書誌標準の動向を取り入れた媒体運営を目指しています。

また、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)を参考に、可能な限り多様な利用環境からアクセス可能なサイト設計を進めています。

15. 運営情報

項目内容
媒体名ブッククランチ(BOOK CRUNCH)
URLhttps://amanaut.co.jp/bookcrunch/
運営会社株式会社アマノート(Amanaut, Inc.)
所在地〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町17-2 兜町第6葉山ビル4階
代表者代表取締役 田中 寛大
設立2019年11月
法人番号7010001205144

詳細は運営会社ページをご覧ください。

連絡先

記事内容に関するご意見・ご指摘は、下記までご連絡ください。

  • 会社名:株式会社アマノート(Amanaut, Inc.)
  • 代表者:代表取締役 田中 寛大
  • 所在地:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町17-2 兜町第6葉山ビル4階
  • お問い合わせフォーム:https://amanaut.co.jp/bookcrunch/contact/

ポリシーの改訂について

本編集ポリシーは、運営状況・業界動向・法令変更等に応じて随時改訂します。改訂時は本ページ冒頭の最終更新日を更新します。本編集ポリシーに関するご質問・ご意見は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

改訂履歴

  • 2026年4月19日:初版公開