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エッセイのおすすめ7選!小説とは違う魅力や楽しみ方を解説
エッセイは小説とは異なり、フィクションに縛られない自由な形式で、著者のリアルな感情や視点が表現されているのが特徴です。本記事では、そのようなエッセイの楽しみ方や、初めての方にもおすすめの作品を厳選してご紹介します。
エッセイとは?
エッセイは、著者が日常や趣味、旅先での出来事など、身近なテーマについて自由に書いた文章のことです。
エッセイには明確な定義がないため、書き手によってスタイルや内容は違っています。著者個人の感情や思考が生き生きと描かれている点が特徴のため、読む側は著者の素直な視点を通じて、共感や驚き、笑いなど、親しみやすい感覚で楽しめるのが魅力といえるでしょう。
エッセイの魅力とは何か
エッセイの魅力のひとつは、著者の「素顔」が垣間見えることです。普段の会話やSNSでは感じ取れない、独特の人柄や考え方に触れられることで、著者との距離が近くなったように感じられるでしょう。
また、エッセイには人生観や哲学、日々の気づきが含まれており、読者自身が共感したり、新たな視点を得られるのも魅力です。エッセイには、小説にはない「日常性」が詰まっているため、気軽に読み進められる一方で、自分自身の生活や考え方にも影響を与えてくれることがあります。
エッセイのおすすめ7選
ここからは、エッセイの中でも特におすすめの7冊を紹介します。それぞれの作品が持つ魅力や楽しみ方についても詳しく解説していきます。
『もものかんづめ』(さくらももこ)
さくらももこのエッセイといえば、独特のユーモアと温かさが印象的です。『もものかんづめ』では、著者の日常の出来事や家族とのエピソードが、著者ならではの視点で軽快に綴られています。
「ちびまる子ちゃん」の作者として知られるさくらももこの文体は、ほのぼのとしていながらも鋭い観察力が光っており、日々のささいな出来事を面白おかしく切り取っています。このエッセイを読むと、何気ない日常の中に潜むユーモアや楽しさに気づかされるでしょう。
『風と共にゆとりぬ』(朝井リョウ)
若手作家・朝井リョウが、ゆるさをテーマに自身の生活や考えを綴ったエッセイです。タイトルからもわかる通り、肩の力を抜いた語り口が特徴で、読み手にとってはまるで友人とおしゃべりをしているような気分になります。社会問題や日々の葛藤をあえて深刻に捉えず、「ゆとり」のある視点で切り取る朝井リョウの視点がユニークで、現代の若者が共感しやすい内容となっています。
『仙台ぐらし』(伊坂幸太郎)
仙台を拠点に活動する伊坂幸太郎が、自身の住む街・仙台の魅力や日常生活についてユーモラスに語ったエッセイです。ミステリー作家として知られる伊坂ですが、このエッセイでは緩やかな日常の中で感じる「地元愛」が伝わります。
仙台という土地に根付いた生活を描くことで、読者も自然と地域の風土や文化に親しめる作品です。旅行気分で読み進められるだけでなく、仙台に対する愛情が心温まる作品です。
『父の詫び状』(向田邦子)
名エッセイストとしても名高い向田邦子が、父親との思い出や家族に対する思いを綴った作品です。向田邦子の独特の語り口とともに、昭和の家族像や当時の風俗が丁寧に描かれており、懐かしさと共に、著者が感じた家族への愛情が伝わってきます。
家族という普遍的なテーマに深く触れつつ、読者にとっても自身の家族を振り返るきっかけとなるでしょう。向田邦子の視点から描かれる人間関係の妙や家族の絆が心に残る一冊です。
『本は眺めたり触ったりが楽しい』(青山南)
青山南の本への愛が詰まったエッセイ集。書籍を「読む」だけでなく、「眺める」「触れる」といった五感で楽しむことについて語られています。新刊の香りや古本の風合いなど、本の物質的な面に魅了される青山の視点は、新たな読書の楽しみ方を教えてくれます。本好きなら共感せずにはいられないエッセイで、読書の価値をより深く考えさせてくれる内容です。
『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』(益田ミリ)
益田ミリが旅先で感じたことや、出会った人々との交流について描いた作品です。フィンランドでの滞在を通じて、シンプルな生活や日常の幸せについてあらためて考えさせられます。益田ミリの文章は優しく、日常に感謝する気持ちを思い起こさせてくれます。旅エッセイとしても楽しめる上に、読後には穏やかな気持ちになれる一冊です。
『一汁一菜でよいという提案』(土井善晴)
料理研究家の土井善晴が提唱する「一汁一菜」の食事スタイルについて書かれたエッセイです。過度に華やかな食事ではなく、シンプルな献立にこそ健康と幸福があるという考えが語られています。日々の食事が持つ意味や家庭料理の大切さについて触れ、無理のない食生活を提案する内容が、多くの読者に共感されています。
食に関心がある方にはぜひ手に取ってほしい作品です。
エッセイを選ぶときのポイント
エッセイを選ぶ際には、著者のバックグラウンドやテーマなどを意識すると良いでしょう。著者の経験や生き方が色濃く反映されるのがエッセイの特徴なので、共感できるテーマや興味のある視点を持つ著者の作品を選ぶと、さらに楽しめます。
また、日常生活や心の癒しが欲しいときはユーモアのある軽めのエッセイを、考えを深めたいときには哲学的な内容を含むエッセイを選ぶと、より充実した読書体験が得られるでしょう。
まとめ:エッセイ本のおすすめを紹介しました
エッセイは、著者の個性や視点が色濃く表れ、日常の中にさりげない発見をもたらしてくれる素晴らしい文学の形です。この記事では、おすすめのエッセイを7冊ご紹介しましたが、エッセイの世界は奥深く、読むほどにさまざまな視点や生き方に触れられるものです。
エッセイを通して著者の視点や感情に触れ、日常に新たな気づきや癒しを見出してみてはいかがでしょうか。