スマートフォンやタブレットなどにダウンロードして気軽にどこでも持ち運べるため、電子書籍を購入している人も多いでしょう。ただ、『容量が不足してダウンロードできない』『電子書籍の容量の目安を知りたい』という声も多いとのこと。本記事では電子書籍の容量の目安と足りない時の対処法について紹介しています。
目次
電子書籍の必要な容量はどのくらい?
電子書籍の容量について、解説します。目安はどのくらいになるでしょうか。
電子書籍のジャンルによって容量が違う
購入する人がどのようなジャンルを好むかによって、電子書籍の容量が異なります。たとえば、小説やライトノベルであれば、文字の多いテキストデータが主で容量が少なめ。
しかし、写真集や画像が多くなる雑誌などの場合は高画質な画像を多く扱うため、解像度が高くかなりの容量が必要に。マンガでも数十冊など複数巻をまとめて合本した場合には、ページ数が多くなり容量がかさみがちです。
ジャンルごとの電子書籍の容量の目安(1冊ごと)は以下の通り。
- 小説…5MB前後
- ライトノベル…15MB前後
- マンガや雑誌…90~95MB前後
- ビジネス書や実用書…120MB前後
- 画像が多い雑誌や写真集…300MBにのぼることも
1GBあたり何冊ダウンロードできる?
では、1GBあたり何冊分のダウンロードが可能でしょうか。ページ数や画像数によっても大きく異なりますが、標準的な数値を紹介します。1GBあたり何冊ダウンロードが可能か、以下の通りです。
- 小説…50~1,000冊程度
- ライトノベル…30~100冊程度
- マンガや文字が主な雑誌…30~100冊程度
- 画像が多い雑誌、写真集、実用書、専門書…3~20冊程度
どのくらいの容量が必要?
スマートフォンやタブレット本体の記憶装置の容量は通常は64GBが多く、他に128GB~1TBにのぼるものまであります。小説やライトノベルなら、64GB程度でも余裕でダウンロードできますね。
しかし、マンガや雑誌を購入する人であれば、128~256GBくらいの容量はほしいところ。電子書籍アプリの情報やキャッシュなどのデータも端末に保存するため、表示されているデータよりも多くなることがほとんどです。電子書籍を利用する人の中では、マンガを好む人が多いといわれています。なんらかの対策が必要になる可能性も大ですね。
容量不足で電子書籍のダウンロードができない!対処法は?
電子書籍サービスの中には、パソコンにダウンロード可能なデスクトップアプリを用意しているところもあります。パソコンのほうが記憶装置の容量が多く、困ることが少ないかもしれません。しかし、『パソコンだと持ち歩きが大変』『デスクトップアプリ自体がない』ということもあります。容量不足の対処法について、他の方法を紹介します。
読まなくなった書籍を削除
ダウンロードした電子書籍を確認してみましょう。『自分が考えていた話と違った』『あまりおもしろくなかった』『飽きてしまった』という書籍はありませんか。もし、ダウンロードしても読まない書籍があれば、削除するのがおすすめ。データが消去された分、容量が空きますね。読みたかった本を購入してダウンロードが可能になるかもしれません。
保存先をSDカードにする
電子書籍の保存先をスマートフォンやタブレットにせずに、SDカードにできる場合があります。電子書籍サービスによっては、保存先を変更できることもありますよ。電子書籍アプリのヘルプなどを読んで確認してみましょう。SDカードの容量も足りない場合は、サイズが大きなものに変えるのもおすすめ。
SDカードのサイズは最大で512GBですが、値が張ることも。複数枚のSDカードを用意して、電子書籍用に差し替えするといいかもしれません。読みたい時に読めないトラブルを避けるため、スマートフォンと一緒に持ち歩き、すぐに差し込めるように注意しましょう。
オンラインストレージサービスを利用
有料になるケースが少なくありませんが、オンラインストレージサービスを利用するのもいいでしょう。電子書籍のサービスでは、保存先をオンラインストレージに指定してダウンロードできるタイプもあります。
無料のサービスの場合は、5GB程度までですぐに一杯になる可能性もあり、有料サービスを選択するのがおすすめ。SDカードの差し忘れの心配もなく、さまざまな場所で利用しやすいです。
電子書籍端末の購入を検討
電子書籍を提供する会社が取り扱っていれば、電子書籍端末の購入を検討する方法もおすすめ。端末の容量が少なく感じることもあるかもしれません。しかし、電子書籍アプリとは異なり、純粋に書籍の情報のみを記録するため、ダウンロードする容量が少なく済むのがメリット。ただし、Wi-Fi接続が主で、外出先では使いにくい面もありますね。
好みの電子書籍に合わせて必要な容量の目安を考えよう!
電子書籍の容量は、小説などの文字情報が中心のタイプであればあまり心配ないかもしれません。しかし、マンガを合本でまとめて購入したり、解像度が高い写真や図が載った書籍をダウンロードしたりする人には容量不足でダウンロードが難しいことも。こまめな削除とSDカードの購入やオンラインストレージサービスの利用などで、必要な容量を用意しておくのがおすすめです。