アンカーテキストとは?SEOに適した付け方と注意点を解説

アンカーテキストとは?SEOに適した付け方と注意点を解説

アンカーテキストとは、リンクに設定する文字列のことです。リンクをクリックする前に、その先に何があるかをユーザーと検索エンジンに伝えます。適切な言葉を選ぶと、クリックの判断がしやすくなり、検索エンジンもリンク先の内容を理解しやすくなります。

本記事は、リンクの質を高めたいWeb担当者・オウンドメディア編集者に向けて、アンカーテキストの意味と役割、SEOに適した付け方、やってしまいがちな間違いを整理しています。画像リンクでの扱いや、運用の考え方もあわせて示します。

この記事でわかること
  • アンカーテキストの意味と役割
  • SEOに適したアンカーテキストの付け方
  • やってしまいがちな間違いと注意点
  • 画像リンクでのアンカーテキストの扱い
  • 運用で意識したい考え方

読み終えると、リンク先が伝わり、クリックされやすいアンカーテキストを設定できるようになります。

目次

アンカーテキストとは?その役割

行き先を指し示す道しるべの標識の柱

アンカーテキストとは、リンクが設定された文字列で、多くの場合、青色や下線で表示されます。クリックする前に、リンク先の内容を予想させる案内の役割を持ちます。まずは、意味と役割を整理します。

  • アンカーテキストの意味
  • ユーザーと検索エンジンにリンク先を伝える
  • 内部リンク・外部リンクでの役割

本セクションでは、アンカーテキストの基本と、果たす役割を解説します。

アンカーテキストの意味

アンカーテキストは、HTMLのaタグで囲まれた、リンクとして表示される文字です。「アンカー(anchor)」は「錨(いかり)」の意味で、リンクの起点を示す言葉に由来します。

ユーザーが見るのは、このアンカーテキストの部分です。ここに何が書かれているかで、リンク先への期待や、クリックするかどうかの判断が変わります。

ユーザーと検索エンジンにリンク先を伝える

アンカーテキストは、ユーザーと検索エンジンの両方に、リンク先の内容を伝えます。ユーザーは、その言葉を見てリンク先を予想し、クリックを判断します。

検索エンジンも、アンカーテキストを手がかりに、リンク先ページの内容やテーマを理解します。リンク先を的確に表す言葉は、検索エンジンの理解を助けます。SEOの全体像はSEO対策とは?わかりやすく基本から実践方法まで徹底解説【2026年最新】で整理しています。

内部リンク・外部リンクでの役割

アンカーテキストは、内部リンクでも外部リンクでも役割を持ちます。内部リンクでは、サイト内の関連ページへ、内容を伝えながら導きます。

外部サイトから自サイトへ張られるリンクのアンカーテキストは、第三者が自サイトをどう表現しているかを示します。外部リンクの考え方は外部リンクとは?SEOにおける重要性と良質なリンクを獲得する実践的戦略で扱っています。

SEOに適したアンカーテキストの付け方

万年筆で短い言葉を書き添える手元

SEOに適したアンカーテキストは、リンク先が伝わり、簡潔で、自然なものです。次の4つのポイントを意識すると、迷いにくくなります。

  • リンク先の内容が分かる言葉にする
  • 簡潔にまとめる
  • 曖昧な表現を避ける
  • 同じ文言の過剰な繰り返しを避ける

本セクションでは、4つのポイントを順に解説します。

リンク先の内容が分かる言葉にする

アンカーテキストには、リンク先の内容を表す具体的な言葉を使います。クリックする前に、その先に何があるかが伝わる状態が理想です。

リンク先ページのテーマを表す語を含めると、ユーザーも検索エンジンも内容を予想しやすくなります。リンク先の記事タイトルをそのまま使うのも、分かりやすい方法です。

簡潔にまとめる

アンカーテキストは、長すぎず簡潔にまとめます。一文まるごとをリンクにすると、どこが要点か分かりにくくなります。

リンク先を表す要点の部分に、過不足なくリンクを設定します。短く、内容が伝わる範囲にとどめるのが扱いやすい目安です。

曖昧な表現を避ける

「こちら」「詳しくはこちら」といった曖昧な表現は、リンク先の内容が伝わりません。ユーザーはクリック先を予想しにくく、検索エンジンもリンク先の主題を把握しにくくなります。

「こちら」に頼らず、リンク先のテーマを表す言葉をアンカーテキストにします。文の流れの中で、自然にリンク先が分かる形が理想です。

同じ文言の過剰な繰り返しを避ける

同じキーワードのアンカーテキストを、何度も繰り返し使うのは避けます。SEOを狙った不自然な最適化と受け取られる可能性があります。

同じページへリンクする場合でも、文脈に合わせて表現を少し変えると自然です。狙いすぎず、読み手にとって分かりやすい言葉を選ぶことを優先します。

アンカーテキストでよくある間違いと注意点

行き先の分からない白紙の看板が立っている様子

アンカーテキストは、付け方を誤るとリンクの効果が薄れます。よくあるのが、曖昧な表現の多用や、不自然な最適化、リンク先との不一致です。

  • 「詳しくはこちら」を多用する
  • キーワードを詰め込み、不自然に最適化する
  • リンク先と内容が一致しない

本セクションでは、代表的な注意点を整理します。

「詳しくはこちら」を多用する

「詳しくはこちら」のような表現ばかりだと、リンク先の内容が伝わりません。ページ内に同じ文言のリンクが並ぶと、どれがどこへ向かうリンクか、区別もつきにくくなります。

リンク先ごとに、内容を表す具体的な言葉を使えば、この問題は避けられます。「こちら」に頼らない書き方を、基本の姿勢にします。

キーワードを詰め込み、不自然に最適化する

順位を狙って、狙ったキーワードのアンカーテキストばかりを使うのは逆効果です。過剰な最適化は、不自然と受け取られ、かえって評価を損なう可能性があります。

アンカーテキストは、あくまで読み手にリンク先を伝えるためのものです。キーワードのためではなく、内容を自然に表すことを優先します。

リンク先と内容が一致しない

アンカーテキストが示す内容と、実際のリンク先が食い違うと、ユーザーは戸惑います。期待した内容と違うページに移動すると、離脱の原因にもなります。

アンカーテキストは、リンク先の内容を正しく表すものにします。クリックした先で、示した通りの情報に出会える状態を保つことが大切です。

画像リンクとアンカーテキスト

机の上の1枚の写真と隣に置かれた無地の白いカード

リンクは、テキストだけでなく画像にも設定できます。画像リンクの場合、アンカーテキストの役割はalt属性が担います。

  • 画像リンクはalt属性がアンカーの役割
  • リンク先が分かるalt属性にする

本セクションでは、画像リンクでの扱いを解説します。

画像リンクはalt属性がアンカーの役割

画像にリンクを設定した場合、テキストがないため、画像のalt属性がアンカーテキストの代わりになります。検索エンジンは、alt属性の内容からリンク先を理解します。

そのため、画像リンクのalt属性には、リンク先の内容が分かる言葉を設定します。バナー画像などをリンクにする際は、alt属性の記述を忘れないようにします。alt属性の考え方はSEO対策とは?わかりやすく基本から実践方法まで徹底解説【2026年最新】の基本とあわせて押さえておきます。

リンク先が分かるalt属性にする

画像リンクのalt属性は、画像の見た目の説明にとどめず、リンク先の内容が分かるようにします。どこへ移動するリンクかが伝わる言葉にすると、ユーザーも検索エンジンも理解しやすくなります。

テキストリンクと同じく、曖昧さを避け、リンク先を的確に表すことが基本です。画像リンクでも、伝える内容の考え方は変わりません。

アンカーテキストの運用で意識したいこと

整理整頓された机の上でノートを見返す落ち着いた手元

私たちが記事制作の現場で意識しているのは、アンカーテキストを「SEOのための最適化」ではなく「読み手への案内」として書くことです。読んでいる人が、次にどこへ行けるかが分かる言葉を選ぶと、自然で分かりやすいリンクになります。

よくある相談として、アンカーテキストに狙ったキーワードをどれだけ入れるべきか、というものがあります。実際には、キーワードを狙って詰め込むより、リンク先を正直に表したほうが、結果的に読み手にも検索エンジンにも伝わります。「こちら」に頼らず、リンク先の内容を一言で表す習慣が、遠回りに見えて確実です。

また、AI検索の観点でも、リンク先を的確に表すアンカーテキストは、ページ同士の関係を伝える助けになると考えられます。内部リンクの設計とあわせて考えると効果的です。内部リンク全体の考え方は、リライトの手順をまとめた【SEO対策】検索順位を上げる正しいリライトのやり方!記事の選び方から具体的な手順までもあわせてご確認ください。

アンカーテキストに関するよくある質問(FAQ)

アンカーテキストに関して、よく寄せられる質問をまとめました。

「こちら」をアンカーテキストに使ってはいけませんか?

使ってはいけないわけではありませんが、多用は避けたほうがよいです。「こちら」だけでは、リンク先の内容が伝わらず、ユーザーはクリック先を予想しにくくなります。検索エンジンも、リンク先の主題を把握しにくくなります。基本は、リンク先の内容を表す具体的な言葉をアンカーテキストにします。どうしても文脈上「こちら」を使う場合も、前後の文章でリンク先が分かるようにします。

アンカーテキストにキーワードを入れるべきですか?

リンク先の内容を表す言葉として、関連するキーワードが自然に入るのは効果的です。リンク先のテーマが伝わり、検索エンジンの理解も助けます。ただし、同じキーワードのアンカーテキストを繰り返し使うなど、過剰な最適化は逆効果です。狙って詰め込むのではなく、リンク先を的確に表した結果として関連語が含まれる形が適切です。

画像リンクにアンカーテキストは設定できますか?

画像リンクには、テキストのアンカーはありませんが、画像のalt属性がその役割を担います。検索エンジンは、alt属性の内容からリンク先を理解します。バナーなどの画像をリンクにする場合は、リンク先が分かる言葉をalt属性に設定します。alt属性を空にしたり、内容と関係のない説明にしたりすると、リンク先が伝わらないため注意します。

まとめ:アンカーテキストは「リンク先への案内」

アンカーテキストとは、リンクに設定する文字列で、リンク先を伝える案内の役割を持ちます。読み手にリンク先が分かる言葉を選ぶことが、クリックにも検索エンジンの理解にもつながります。本記事のポイントは以下の通りです。

  • アンカーテキストは、リンク先をユーザーと検索エンジンに伝える
  • リンク先の内容が分かる、具体的で簡潔な言葉にする
  • 「こちら」の多用や、キーワードの詰め込みは避ける
  • 画像リンクでは、alt属性がアンカーの役割を担う
  • 最適化より、読み手への案内という視点を大切にする

アマノートは、アンカーテキストを含めた内部リンクの最適化を、コンテンツの質を高める編集とあわせて支援しています。リンクの張り方や表現に迷われている場合は、現状の点検からご相談いただけます。

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この記事を書いた人

AMANAUTブログ編集部は株式会社アマノートの運営するブログメディアで、SEOを軸としたコンテンツマーケティングの知見を発信します。一次情報や実務経験に基づく独自性のある記事を通して、読者がすぐに行動へ移せる実践的なノウハウを提供しています。

田中寛大
監修者
一橋大学大学院社会学研究科修了後、政府系法人にてICT専門誌の編集や地方公共団体の情報セキュリティ支援に従事。2019年に株式会社アマノートを設立。SEOを軸としたコンテンツマーケティングの戦略立案・ディレクションを手がけ、これまでに30以上の業種でコンテンツ制作を統括してきた。SEO検定1級取得。近年はLLMO(大規模言語モデル最適化)領域にも注力し、AI検索時代に対応したコンテンツ設計・コンサルティングを提供している。読書メディア「ブッククランチ」や選書サービス「雨音選書」の運営者でもある。
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