読書用の椅子は、ヘッドレスト(首まで支える背もたれ)とオットマン(足置き)の有無で疲れ方が大きく変わります。首を支えるものがないと視線を下げ続けることになり、肩と首から先に限界が来るためです。
この記事では、椅子・座椅子・高座椅子・ゲーミングチェアの10製品を、タイプ/オットマン/調整機能の比較表つきで紹介します。置き場所が狭いなら座椅子、まとまった時間読むならオットマン付きのリクライニングチェアが基本の選び方です。
読書用の椅子の選び方3選!

読書用の椅子の選び方について説明します。体が疲れにくい椅子を選ぶ参考になるといいですね。
肘掛けが付いている椅子を選ぶ
肘掛け(アームレスト)が付いている椅子にすると、腕や肩にかかる負担を軽減できます。本を持った時に肘を置いて支えられるため、本の重さを分散させられますよ。単行本や絵本などの比較的重量がある本を読む機会が多い、電子ブックリーダーやタブレットで電子書籍をよく利用するといった場合などにおすすめです。
背もたれが付いた椅子を選ぶ
背もたれが付いた椅子の場合、背中から腰の辺りをゆったりと支えられます。長時間腰掛けていても疲れにくいのが特徴。とくに首や肩に負担をかけたくない場合、背もたれが首まであるヘッドレスト付きがおすすめです。背もたれの角度を変えられるリクライニングチェア、足をゆったりと伸ばせるオットマン(足置き、フットレスト)付きの椅子などもあります。
クッション性がある椅子を選ぶ
腰から太もも周りが疲れやすい場合、底面や背面にクッション性が高い素材を使った椅子を選ぶといいでしょう。体圧が分散できるため、長時間読書に集中したい人におすすめです。厚地で蒸れが気になるなら、通気性のよいメッシュタイプの椅子がおすすめ。暑い時期でも快適です。
ダイニングカウンターやデスクで本を読むことが多いなら、座面の高いカウンターチェアも候補になります。座面の高さや足を置く場所の有無で疲れ方が変わるため、選ぶ前に疲れないカウンターチェアの選び方 長時間座っても快適な特徴とは|家具・インテリア通販の関家具【公式】もあわせて確認してみてください。
読書に向かない椅子の特徴4つ
選び方の裏返しとして、読書に向かない椅子の条件も押さえておくと失敗が減ります。店頭やレビューで見分けやすい4つを挙げます。
座面が柔らかすぎる
沈み込む座面は、座った瞬間は楽でも骨盤が後ろに倒れます。骨盤が後傾すると背中が丸まり、視線を下げ続ける読書では首への負担がそのまま増えます。手で押して2〜3cm沈む程度が目安です。
背もたれが肩より低い
背もたれが肩甲骨の下で終わる椅子は、上体を預ける先がありません。読書は視線を下げたまま止まる時間が長いため、首と肩の支えがないと前かがみの姿勢に落ち着いてしまいます。ダイニングチェアが読書に向かないのは、多くがこの形だからです。
座面が高く、足裏が床につかない
足が浮くと体重が太もも裏に集中し、しびれの原因になります。座ったときに膝がおよそ90度、足裏全体が床につく高さが基準です。座面の高さを変えられない椅子なら、フットレストやオットマンで補います。
キャスターで動く
オフィスチェアは作業には向きますが、読書では姿勢を変えるたびに椅子ごと動きます。本に集中しているときの小さなズレは、思っている以上に気が散ります。読書用に選ぶなら、キャスターのないタイプか、ロック付きを選んでください。
なお、椅子を替えても解消しない疲れもあります。目・首・脳のどこが疲れているかで対処が変わるため、読書で疲れる5つの原因と対策もあわせて確認してみてください。
読書用の椅子おすすめ10選の比較表
紹介する10製品を、タイプとオットマンの有無、調整機能で比較しました。座椅子・高座椅子が半数を占めるため、床座りの生活でも選べます。
| 製品 | タイプ | オットマン | 主な調整 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SKB リクライニングチェア | 椅子(リクライニング) | あり(手動調節) | 背もたれ11段階・座面の高さ | 肘掛けあり/シニアの立ち座りに配慮 |
| SUWALABO confort | 椅子(リビングチェア) | フットレスト一体 | 背面・フットレストを手元で操作 | フラットにして寝転びながらも読める |
| アイリスオーヤマ ウッドアーム | 椅子(リクライニング) | フットレスト一体 | 手元レバーで背・頭・脚 | 厚さ約14cmのウレタン/クッション付属 |
| GXTRACE ゲーミングチェア | ゲーミングチェア | 格納式 | 座面の高さ・肘掛けの角度 | PC作業と兼用したい人向け |
| 山善 優しい座椅子 | 座椅子(ハイバック) | なし | — | 肘掛け幅5.5cm/和室向き |
| MAZOT 回転座椅子 | 座椅子(回転) | なし | 座面360度回転・跳ね上げ式アーム | 背面メッシュ/省スペース |
| サンワダイレクト 高座椅子 | 高座椅子 | あり | リクライニング・背もたれ折りたたみ | 耐荷重80kg/肘掛けにポケット |
| Dowinx 座椅子 回転イス | 座椅子(回転) | なし | ヘッドレスト調整 | 体圧分散クッション/背面メッシュ |
| 大竹産業 ラタンチェア | 高座椅子(籐製) | なし | — | 軽くて持ち運びやすい/通気性が高い |
| エムール リクライニングチェア | 椅子(リクライニング) | 座面下に収納可 | 手元レバーで背面・座面の高さ | ヘッドレスト14段階・高さ3段階 |
※価格は変動するため掲載していません。最新の価格は各製品のリンク先で確認してください。
読書用の椅子おすすめ10選
SKB(サカベ)リクライニングチェア|11段階リクライニング・オットマン付き
背もたれの角度が11段階、レバーで調整できるリクライニングチェア。座面も好みの高さにできるため、使う人に合わせられます。オットマンも手で調節可能。底面と背もたれにくぼみがあり、腰回りがフィットして疲れにくいということです。サイドに肘掛けが付いて、立ち座りをする際にも楽々。読書が好きなシニア世代の人へのプレゼントにもおすすめです。
SUWALABO confort リビングチェア フットレストタイプ|フラットまで倒せる
背面、フットレストの調整が手元でできる操作性のよい椅子。ヘッドレストの調整が細かくできるため、読書で首や肩に負担をかけたくない人にもおすすめです。クッションがきいた素材で、ゆったりと過ごせます。通常の椅子のように腰掛けて本を読むことも、フラットな状態にして寝転びながら読書をすることも可能。気分に合わせて使えます。
アイリスオーヤマ ウッドアーム リクライニングチェア|厚さ約14cmのウレタン
背もたれ、ヘッドレスト、フットレストなどが手元レバーで調節できる、比較的安価で購入しやすい椅子です。椅子にはクッション性のある厚手(約14cm)のウレタン素材が使われ、同素材のクッションも付属。腰や背中に負担をかけたくない人、まとまった時間読書をしても疲れにくい椅子を探している人におすすめです。落ち着いた色合いで洋室にも和室にも調和します。
GXTRACE ゲーミングチェア オットマン付き|デスクワークと兼用するなら
自宅でパソコンやデスクチェアと、読書用の椅子を兼ねて使いたい人におすすめです。格納式のオットマンが付いて省スペースも可能。日本人の体格に合わせて座面の高さ調整もでき、腰にフィットするサポート、角度が調整できる肘掛けも付いて疲れにくいように工夫されています。
山善 優しい座椅子 ハイバック|立ち座りしやすい幅5.5cmの肘掛け
座椅子で和室でも使える落ち着いたデザインです。キルティング素材で肌触りが良く、クッションがきいて読書をするにも体に負担をかけにくいということ。座面が深すぎず、肘掛けが幅5.5cmと握りやすくしっかりしているため、シニア世代でも立ち座りが楽です。読書をする際にも、肘掛けで腕や肩をしっかりと支えられます。
MAZOT 回転座椅子|360度回転・背面メッシュで一人暮らし向き
回転式のコンパクトな座椅子です。アームレストは跳ね上げ式で、座面が360度回転し、省スペース。一人暮らし用の部屋にもおすすめです。背面部分に通気性のよいメッシュ素材が使われ、背骨のS字カーブに沿った形状をしています。汗で蒸れる時期でも安心です。自然な姿勢を保持でき、読書をしても疲れにくいでしょう。
サンワダイレクト 高座椅子 リクライニング オットマン|耐荷重80kg
背もたれがハイタイプで、体の形に沿うタイプのクッションのため、首や頭部、肩の負担を軽減できる椅子です。オットマン付きで足もゆったりと伸ばせます。疲れにくい読書用の椅子を探している人におすすめ。耐荷重が80kgで、男性にも使いやすいです。使わない時は、背もたれを折りたためます。肘掛けにポケットが付いていて、文庫本などを入れておくにも便利です。
Dowinx 座椅子 回転イス|体圧分散クッション+メッシュ背面
体圧を分散できるクッションで、背面はメッシュ素材の疲れにくく蒸れにくい座椅子です。デザインや色合いが可愛らしく、読書が好きな若い人や女性におすすめ。調整可能なヘッドレスト、肉厚で体の形に合うクッションの座面など、首や頭部、腰などを支えて疲れを軽減できます。
大竹産業 ラタンチェア 肘高座椅子|籐製で軽く、夏でも蒸れにくい
ラタン(籐)製、背面がハイタイプの椅子です。背面が手編みでデザイン性も高く、メッシュ状で暑い時期でも蒸れずに快適に使えます。肘掛け部分が一体型で立ち座りにも配慮され、スマートフォンなどで読書するにも腕が安定します。軽くて室内の持ち運びもしやすく、シニア世代の人へ読書用の椅子をプレゼントするにもよさそうです。
エムール 収納式オットマン付き リクライニングチェア|座面下にオットマンを収納
座面の下部に収納できるオットマン付きの椅子です。奥行きが長めで、倒れにくいのも特徴。肘掛けに天然木材、革素材のような手触りのファブレザーが使われていて高級感があります。手元のレバーで背面の調整ができ、座面の高さも変えられます。座り心地のよいコイルタイプで疲れにくいです。休日まとまった時間に読書を楽しみたい人におすすめ。
監修者の視点:座り心地より先に、ヘッドレストの有無を見る
田中寛大大学院で分厚い学術書を読み続けていた時期に実感したのは、読書で先に限界が来るのは目より姿勢だということです。とくに首と肩は、視線を下げ続けるだけで固まります。
椅子を選ぶときは、座り心地の良さより先にヘッドレストの有無を見ることをおすすめします。首を支えるものがないと、結局は前かがみになって読むことになるためです。オットマンも同様で、足を投げ出せると腰の角度が安定します。
タイプ別の選び方|椅子・座椅子・高座椅子・ゲーミングチェア
| タイプ | 向く人 | 注意点 |
|---|---|---|
| リクライニングチェア | まとまった時間を読書にあてる人。フラットに近い角度まで倒せる製品が多い | 設置面積が大きい。倒したときの後方スペースも要確認 |
| 座椅子 | 床座りの生活・和室・一人暮らしの部屋。折りたためる製品が多い | 立ち座りの動作は多くなる |
| 高座椅子 | 座椅子より座面が高く、立ち座りの負担を減らしたい人 | 床座りの目線とは合わない |
| ゲーミングチェア | デスクワークと読書を1脚で兼ねたい人 | デザインの主張が強い製品もある |
- 部屋が狭い→ MAZOT 回転座椅子(360度回転・省スペース)/山善 優しい座椅子
- 足を伸ばして読みたい→ SKB/アイリスオーヤマ/サンワダイレクト 高座椅子/エムール
- 使わないときにしまいたい→ エムール(座面下にオットマン収納)/サンワダイレクト(背もたれを折りたたみ)
- 夏の蒸れが気になる→ MAZOT/Dowinx(背面メッシュ)/大竹産業 ラタンチェア(籐製)
- PCデスクと兼用したい→ GXTRACE ゲーミングチェア
- 立ち座りの負担を減らしたい→ 山善(肘掛け幅5.5cm)/大竹産業(一体型の肘掛け)/SKB
読書用椅子に関するよくある質問
- 長時間座っても疲れない椅子の条件は何ですか?
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「体圧分散」と「姿勢のサポート」の2点です。座面や背面のクッション性が高く、体にかかる圧力を分散できるものが基本になります。加えて、首まで支えるハイバック(ヘッドレスト付き)と、腕を置いて肩の負担を減らす肘掛けがあると、読書中に前かがみになりにくくなります。読書の場合は視線を下げ続けるため、とくに首まわりの支えが効きます。
- 読書には座椅子と椅子のどちらがいいですか?
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置き場所で決めてください。床座りの生活や和室、一人暮らしの部屋なら座椅子が向きます。折りたためる製品が多く、圧迫感も出ません。一方、まとまった時間を読書にあてるならリクライニングチェアです。倒せる角度が大きく、オットマン付きの製品を選べば足も伸ばせます。立ち座りの負担を減らしたい場合は、座面が高い高座椅子という選択肢もあります。
- 部屋が狭いのですが、おすすめのタイプはありますか?
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背もたれを折りたためる座椅子か、オットマンを座面下に収納できるタイプです。この記事で紹介したMAZOTの回転座椅子は座面が360度回るため、椅子ごと動かさずに向きを変えられます。エムールのリクライニングチェアは、使わないときにオットマンを座面下へ収納できます。圧迫感を減らしたいなら、背面がメッシュ素材の製品も候補になります。
- オットマン(足置き)は必要ですか?
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必須ではありませんが、足を投げ出せると腰の角度が安定するため、長時間の読書では効果が出やすい装備です。別売りを買い足すより、最初からフットレスト一体型や座面下収納型を選ぶほうが場所を取りません。この記事ではSKB・アイリスオーヤマ・SUWALABO・サンワダイレクト・GXTRACE・エムールが該当します。
- 夏に蒸れにくい読書用の椅子はありますか?
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背面がメッシュ素材の製品か、籐(ラタン)製の椅子です。この記事のMAZOTとDowinxは背面にメッシュを使っており、大竹産業のラタンチェアは背面が手編みのメッシュ状になっています。厚手のクッション素材は体圧分散に優れる一方、暑い時期は熱がこもりやすいため、通年で使うなら通気性も確認してください。
座り心地の良い椅子とあわせて、読書のお供になる一杯を用意したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

置き場所を決めてから、ヘッドレストとオットマンで絞る
読書用の椅子は、まず置き場所(床か、デスクか、リビングか)でタイプが決まります。そのうえでヘッドレストの有無、オットマンの有無、通気性の順に確認すれば、選択肢は数点まで絞れます。初めて買うなら、コンパクトにできる座椅子か、デスクでも使えるゲーミングチェアから試すのが無難です。
椅子が決まったら、残るのは手元の環境です。明るさが足りないと結局は本に顔を近づけることになるため読書灯を、本を押さえる手の負担が気になるならブックストッパーを、あわせて検討してみてください。










