書籍JANコードとISBNの違いは?本のバーコードが2段ある理由

  • URLをコピーしました!

本の裏表紙を見ると、バーコードが上下2段に並んでいます。一般的な商品のバーコードは1つなのに、本だけ2つあるのはなぜでしょうか。

この記事では、書籍JANコードとISBNの違い、そして本のバーコードが2段になっている理由を解説します。フリマアプリや古本の出品で本を登録するときにも役立つ知識です。

次に読む一冊、迷っていませんか?

「雨音選書」は、2〜3分の読書タイプチェックをもとに、あなたに合う本をプロが選ぶパーソナル選書サービス。自分では出会えなかった一冊が、最短3日で届きます。

まずは無料の読書タイプチェックだけでもOK

目次

書籍JANコードとISBNの違い【結論】

先に結論をまとめます。

ISBN書籍JANコード
正体識別番号(数字そのもの)バーコード(数字を機械が読む形にしたもの)
役割世界共通で「その本」を特定するレジ・在庫管理で読み取る
表示場所裏表紙に「ISBN978-4-…」と印字裏表紙のバーコード(2段)
対象書籍のみ書籍のみ(一般商品のJANコードは別)

ひと言でいえば、ISBNが「番号」で、書籍JANコードがその番号を含む「バーコード」です。対立する2つではなく、ISBNをもとに書籍JANコードが作られる関係にあります。

そもそもJANコードとは

商品のバーコード

JANコードは、商品パッケージに印字されているバーコードのことです。JANは Japanese Article Number の略で、国際的にはEANコード(European Article Number)と呼ばれてきました。現在は国際標準の識別番号として GTIN という呼び方も使われています。

JANコードは、GS1 Japan(一般財団法人流通システム開発センター)に申請して取得します。目的は、小売店での売上管理や在庫管理です。

この仕組みを書籍向けにしたものが「書籍JANコード」です。

本のバーコードが2段ある理由

2段になった書籍JANコード

本のバーコードが2段になっているのは、1段目と2段目でまったく違う情報を持っているからです。

上段:ISBNを表す(978から始まる)

上段はISBN(13桁)をバーコード化したもので、「978」から始まります。この978は「これは書籍である」という意味を持つ接頭記号です。

続く数字は国や言語圏を表し、日本の書籍は「978-4-」で始まります。英語圏なら「978-0-」「978-1-」というように、この部分で発行国がわかります。海外の本を手に取ったときに確認してみると違いが見えて面白いですよ。

なお、978の枠が埋まってきたことから「979」で始まるISBNも使われるようになっています。

下段:分類と価格を表す(192から始まる)

下段は日本独自の情報で、「192」から始まります。これは「書籍JANコードの2段目である」ことを示す識別子です。

続く数字には、次の情報が入っています。

  • 分類コード(4桁):読者対象・発行形態・ジャンルを表す。裏表紙に「C0093」のように印字されることも
  • 価格コード(5桁):税抜きの本体価格

つまり下段を読めば、その本の分類と定価がわかる仕組みです。レジで価格が反映されるのはこの情報によるものです。

※ バーコードの末尾の数字はチェックデジットと呼ばれ、読み取りミスを検出するための数字です。価格を示すものではありません。

ISBNとは:本を特定する世界共通の番号

ISBN(International Standard Book Number=国際標準図書番号)は、世界共通で書籍を識別するための番号です。名前に「Book」とあるとおり、書籍のみに使われます。

裏表紙には「ISBN978-4-○○○-○○○○○-○」のような形で印字されています。かつては10桁でしたが、現在は13桁が使われています。古い本で「ISBN4-」から始まる10桁表記を見かけるのはこのためです。

重要なのは、ISBNは「作品」ではなく「版」に対して振られるという点です。同じ小説でも、単行本と文庫本、旧版と新装版では別のISBNになります。

監修者の視点:ISBNは中古出品でこそ効いてくる

田中寛大

2019年から2022年にかけてオンライン古書店を運営し、開業から約2年半で8,000冊超を販売しました。ピーク時の2020年は年間5,630冊、最も多い月で922冊を出品・販売しています。その作業で毎回使っていたのがISBNです。裏表紙のバーコードを読み取れば商品ページが特定でき、タイトルを手入力するより速く、間違いも起きません。

注意したいのは、同じタイトルでも版が違えばISBNは別物だという点です。単行本と文庫本を取り違えて登録すると、購入者に違う本が届いてしまいます。フリマアプリに本を出品するときも、表紙の見た目ではなくISBNで確認するのが確実です。

逆にいえば、ISBNさえ控えておけば、絶版本でも同じ版を探し出せます。読み返したい本がある人は、手放す前にISBNを控えておくことをおすすめします

まとめ

  • ISBN=本を特定する識別番号。世界共通で、版ごとに異なる
  • 書籍JANコード=ISBNなどをバーコード化したもの。レジや在庫管理で使う
  • 2段になっている理由=上段がISBN、下段が分類と価格を表しているため

古い本にはバーコードが印字されていないものもあります。手元の本を見比べてみると、出版年代の違いが見えてきますよ。

中古で本を買うときの状態表記については「本のヤケとは?日焼けの原因と予防・修復方法」で解説しています。海外の本を買ってみたい人は「洋書はどこで買える?買い方6選」もあわせてご覧ください。

📚 読者アンケート(30秒で完了)

※回答内容は個人を特定できない統計情報として、当メディアの記事内で紹介させていただく場合があります。

  • Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。
  • コンテンツ内で紹介した商品をご購入いただくと、売上の一部が運営会社(アマノート)に還元されることがあります。
  • 各商品の紹介文は、公式サイト等の情報を参照して作成しております。
  • 掲載情報は、アマノートが独自にリサーチした時点のものです。価格変動やその他の理由により、実際の情報と異なる場合があります。最新の価格、商品詳細、およびサービス内容については、各公式サイトでご確認ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次