nofollow(ノーフォロー)とは、リンクに付ける属性の一つで、検索エンジンに「このリンク先を評価の対象として渡さないでほしい」と伝える指定です。広告リンクや、信頼性を保証できない外部リンクなどに使われます。対になるのがdofollow(ドゥフォロー)で、通常のリンクはこちらにあたります。
本記事は、外部リンクの扱いに悩むWeb担当者・オウンドメディア編集者に向けて、nofollowの意味とdofollowとの違い、使うケース、書き方、よくある誤解を整理しています。関連する属性や、注意点もあわせて示します。
- nofollowの意味とdofollowとの違い
- nofollowを使うべきケース
- nofollowの書き方と関連する属性
- やってしまいがちな誤解と注意点
- 使ううえで意識したい考え方
読み終えると、どのリンクにnofollowを使うべきかを判断し、正しく設定できるようになります。
nofollowとは?dofollowとの違い

nofollowは、リンクのrel属性に指定する値で、検索エンジンにリンク先を評価に渡さないよう伝えます。指定しない通常のリンクはdofollowとして扱われます。まずは、意味と違いを整理します。
- nofollowの意味
- dofollowとの違い
- リンク評価との関係
本セクションでは、nofollowの基本を解説します。
nofollowの意味
nofollowは「たどらない」という意味で、リンクに付けると、検索エンジンにそのリンク先を評価の対象としないよう伝えます。リンク自体は表示され、ユーザーはクリックしてアクセスできます。
あくまで、検索エンジンへの評価の受け渡しに関する指定です。ユーザーの利用には影響しません。
dofollowとの違い
dofollowは、リンク先を評価の対象として扱う、通常のリンクです。特に指定しなければ、リンクはdofollowとして扱われます。「dofollow」という属性を書くわけではなく、nofollowを付けない状態がdofollowにあたります。
| 種類 | 評価の受け渡し | 指定 |
|---|---|---|
| dofollow | リンク先に評価を渡す | 指定なし(通常のリンク) |
| nofollow | リンク先に評価を渡さない | rel=”nofollow” |
両者は、評価を渡すかどうかで異なります。リンクの目的に応じて使い分けます。SEOの全体像はSEO対策とは?わかりやすく基本から実践方法まで徹底解説【2026年最新】で整理しています。
リンク評価との関係
リンクには、リンク元からリンク先へ評価を渡す働きがあります。dofollowのリンクはこの評価を渡し、nofollowのリンクは渡さない、という違いがあります。
この評価の受け渡しは、リンクジュースとも呼ばれます。仕組みの詳細はリンクジュースとは?仕組みやSEOで重要な被リンクとの違いも解説で扱っています。
nofollowを使うケース

nofollowは、すべてのリンクに使うものではなく、特定の場面で使います。代表的なのは、広告、ユーザー生成コンテンツ、信頼性を保証できない外部リンクです。
- 広告・スポンサーリンク
- ユーザーが投稿したリンク
- 信頼性を保証できない外部リンク
本セクションでは、3つのケースを順に解説します。
広告・スポンサーリンク
対価を受け取って掲載する広告リンクやアフィリエイトリンクには、評価を渡さない指定を付けます。金銭のやり取りが関わるリンクで評価を渡すと、検索エンジンのガイドラインに反する場合があるためです。
広告の場合は、後述するsponsored属性を使う方法もあります。対価が絡むリンクは、評価を渡さない扱いにするのが基本です。
ユーザーが投稿したリンク
コメント欄や掲示板など、ユーザーが自由に投稿できる場所のリンクにも、nofollowが使われます。管理者が内容を保証できないリンクだからです。
これを怠ると、スパムのリンクを大量に張られ、評価を渡してしまうおそれがあります。ユーザー投稿部分は、評価を渡さない設定にしておくと安全です。
信頼性を保証できない外部リンク
参照はするものの、内容の信頼性を保証できない外部サイトへのリンクにも、nofollowを検討します。自サイトが、そのリンク先を推薦しているとは限らない場合です。
ただし、信頼できる関連サイトへのリンクは、通常のdofollowで問題ありません。評価を渡したくない相手かどうかで判断します。
nofollowの書き方と関連する属性

nofollowは、リンクのrel属性に記述します。近年は、用途に応じたsponsoredやugcという属性も加わりました。
- rel=”nofollow”の記述
- sponsored・ugc属性
- WordPressでの設定
本セクションでは、書き方と関連属性を解説します。
rel=”nofollow”の記述
nofollowは、aタグのrel属性に指定します。次のように記述すると、そのリンクがnofollowとして扱われます。
<a href="https://example.com/" rel="nofollow">リンク</a>
評価を渡したくないリンクにだけ、この指定を付けます。すべてのリンクに付けるものではありません。
sponsored・ugc属性
近年は、用途を細かく示す属性が追加されました。広告や有料リンクにはsponsored、ユーザー生成コンテンツのリンクにはugcを使うと、リンクの性質をより正確に伝えられます。
これらは、いずれも評価を渡さない扱いになります。用途がはっきりしている場合は、nofollowより具体的なこれらの属性を使うと、意図が伝わりやすくなります。
WordPressでの設定
WordPressでは、リンクを挿入する際に、nofollowを付けられる場合があります。SEOプラグインや、リンク編集の設定から指定できるものが多くあります。
コードを直接書かなくても、設定から付与できます。広告やアフィリエイトのリンクを扱う場合は、この設定を確認しておきます。
nofollowでよくある誤解と注意点

nofollowは、誤解されやすい指定でもあります。むやみに使ったり、役割を取り違えたりしないよう、注意点を押さえます。
- 内部リンクにむやみに使わない
- nofollowはヒントとして扱われる
- クロールを止める指定ではない
本セクションでは、代表的な注意点を整理します。
内部リンクにむやみに使わない
自サイト内の内部リンクに、評価の流れを調整しようとしてnofollowを付けるのは、基本的に避けます。かつては評価を制御する手法がありましたが、現在は推奨されていません。
内部リンクは、通常のdofollowで、評価とクロールを自然に流すのが基本です。むやみなnofollowは、かえって逆効果になり得ます。
nofollowはヒントとして扱われる
nofollowは、以前は評価を渡さない厳密な指定でしたが、現在は評価の扱いを判断するための「ヒント」として扱われるようになりました。検索エンジンが、状況に応じて解釈します。
そのため、nofollowを付けたリンクの扱いは、完全に固定されるわけではありません。基本の役割は変わりませんが、強制力のある指定ではない点を理解しておきます。
クロールを止める指定ではない
nofollowは、評価の受け渡しに関する指定であり、クロールを止めるものではありません。nofollowを付けても、リンク先がクロールされたり、他の経路から見つかったりすることはあります。
クロールやインデックスを制御したい場合は、robots.txtやnoindexなど、別の手段を使います。nofollowと混同しないよう注意します。
nofollowを使ううえで意識したいこと

私たちが記事制作の現場で意識しているのは、nofollowは「評価を操作する道具」ではなく「リンクの性質を正直に伝える指定」だという点です。広告や、保証できないリンクに正しく付けることで、健全なリンクの状態を保てます。
よくある相談として、外部リンクはすべてnofollowにしたほうが安全か、というものがあります。実際には、信頼できる関連サイトへのリンクは、通常のdofollowで問題ありません。むしろ、関連する良質なサイトへ自然にリンクすることは、コンテンツの価値を高めます。nofollowは、評価を渡したくない相手にしぼって使うのが適切です。
また、リンクの扱いを整えることは、サイト全体の信頼性にもつながります。健全なリンク構造は、検索エンジンにもAIにも、正しく内容を伝える土台になります。外部リンク全般の考え方は外部リンクとは?SEOにおける重要性と良質なリンクを獲得する実践的戦略もあわせてご確認ください。
nofollowに関するよくある質問(FAQ)
nofollowに関して、よく寄せられる質問をまとめました。
外部リンクはすべてnofollowにすべきですか?
すべてに付ける必要はありません。信頼できる関連サイトへのリンクは、通常のdofollowで問題ありません。関連する良質なサイトへ自然にリンクすることは、内容の裏づけになり、価値を高めます。nofollowは、広告や、ユーザー投稿、信頼性を保証できないリンクなど、評価を渡したくない相手にしぼって使うのが適切です。一律にnofollowにする必要はありません。
nofollowを付けたリンクはクリックされますか?
クリックできます。nofollowは、検索エンジンへの評価の受け渡しに関する指定で、ユーザーの利用には影響しません。リンクは通常どおり表示され、クリックすればリンク先に移動できます。nofollowが影響するのは、検索エンジンが評価を渡すかどうかであり、ユーザー体験は変わりません。両者を分けて理解することが大切です。
nofollowとsponsored・ugcはどう使い分けますか?
用途がはっきりしている場合は、より具体的な属性を使います。広告や有料リンクにはsponsored、コメントなどユーザー生成コンテンツのリンクにはugcが適します。どちらにも当てはまらない、単に評価を渡したくないリンクにはnofollowを使います。いずれも評価を渡さない扱いになるため、迷う場合はnofollowでも問題ありません。用途が明確なら、対応する属性を選ぶと意図が伝わりやすくなります。
まとめ:nofollowは「評価を渡さない相手」にしぼって使う
nofollowとは、リンク先に評価を渡さないことを検索エンジンに伝える属性です。指定しない通常のリンク(dofollow)とは、評価の受け渡しで異なります。本記事のポイントは以下の通りです。
- nofollowは、リンク先に評価を渡さない指定
- 通常のリンクは指定なしのdofollowになる
- 広告・ユーザー投稿・保証できないリンクに使う
- 用途に応じてsponsored・ugc属性も使える
- 内部リンクへのむやみな使用や、クロール制御との混同は避ける
アマノートは、nofollowを含めたリンクの適切な設計を、コンテンツの質を高める編集とあわせて支援しています。広告や外部リンクの扱いに迷われている場合は、現状の点検からご相談いただけます。


