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柚月裕子の読む順番|4シリーズの刊行順と最新刊『誓いの証言』、映像化作品【2026年】

柚月裕子のおすすめ作品と作風について!シリーズ4選と単発小説5選を紹介!
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柚月裕子のシリーズは『孤狼の血』『佐方貞人』『朽ちないサクラ』『合理的にあり得ない 上水流涼子』の4つで、どれも刊行順に読むのが確実です。最新刊は2026年3月26日に出た佐方貞人シリーズ5作目『誓いの証言』です。初めて読むなら、シリーズものは『孤狼の血』、単発なら『盤上の向日葵』が入口に向いています。登場人物の立場や過去が作品をまたいで描かれるため、順番を飛ばすと人物の背景が分からなくなります。

この記事でわかること
  • 4シリーズの読む順番と、刊行順・時系列の違い
  • 最新刊『誓いの証言』と2024年以降の新刊
  • 映画・ドラマになった作品と原作の対応

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目次

柚月裕子の作風と特徴

柚月裕子のおすすめ作品と作風について!シリーズ4選と単発小説5選を紹介!

柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)は、1968年岩手県生まれ、山形県在住のミステリー作家です。2008年に『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞してデビューしました(単行本は2009年1月刊)。主な受賞歴は次のとおりです。

  • 2013年 第15回大藪春彦賞(『検事の本懐』)
  • 2016年 第69回日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門(『孤狼の血』)
  • 2018年 本屋大賞2位(『盤上の向日葵』)
  • 直木賞候補3回(『孤狼の血』『ミカエルの鼓動』『逃亡者は北へ向かう』)
  • 社会派ミステリーとハードボイルド
  • 登場人物の心理を丁寧に描く

柚月裕子の作品は、一般社会の問題点や闇をあぶり出す社会派ミステリーと、任侠団体や警察組織、探偵や司法を舞台にしたハードボイルド小説が目立ちます。立場や状況を描写しながら、登場人物の動きを丁寧にわかりやすく表現するのも特徴です。硬派な雰囲気の作品を読みたい人、人物の描き方をじっくりと味わいたい人におすすめです。

柚月裕子の作品を読む順番【シリーズ別】

柚月裕子のシリーズ作品は、いずれも刊行順に読むのがおすすめです。登場人物の立場や過去が作品をまたいで描かれるためです。単発の小説はどれから読んでも問題ありません。冊数は2026年10月時点です。

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シリーズ読む順番(刊行順)冊数
『孤狼の血』シリーズ(完結)孤狼の血(2015年)→ 凶犬の眼(2018年)→ 暴虎の牙(2020年)3冊
『佐方貞人』シリーズ最後の証人(2010年)→ 検事の本懐(2011年)→ 検事の死命(2013年)→ 検事の信義(2019年)→ 誓いの証言(2026年)5冊
『朽ちないサクラ』シリーズ朽ちないサクラ(2015年)→ 月下のサクラ(2021年)2冊
『合理的にあり得ない 上水流涼子』シリーズ上水流涼子の解明(2017年)→ 上水流涼子の究明(2023年)2冊

『佐方貞人』シリーズは、刊行順と作中の時期が行き来します。1作目『最後の証人』と5作目『誓いの証言』は弁護士になった佐方が主役の長編で、2〜4作目の『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』は検事時代をさかのぼる短編集です。刊行順に読むと、弁護士の佐方を先に知り、そのあとで検事時代の事件をたどる形になります。

刊行順と作中の時系列の違い

刊行順と作中の時系列がずれるのは『孤狼の血』と『佐方貞人』の2シリーズです。完結編の『暴虎の牙』は、前半が『孤狼の血』(昭和63年)より前の昭和57年、後半が平成16年の広島を描きます。

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シリーズ刊行順作中の時系列
『孤狼の血』孤狼の血 → 凶犬の眼 → 暴虎の牙暴虎の牙(前半・昭和57年)→ 孤狼の血(昭和63年)→ 凶犬の眼 → 暴虎の牙(後半・平成16年)
『佐方貞人』最後の証人 → 検事の本懐 → 検事の死命 → 検事の信義 → 誓いの証言検事時代の短編集3冊(本懐・死命・信義)→ 弁護士時代の長編2冊(最後の証人・誓いの証言)

どちらのシリーズも、後の作品が前の作品の人物や出来事を踏まえて書かれています。時系列で読み直す楽しみ方もありますが、初めてなら刊行順で読むのが無難です。

田中寛大

この記事に検索から来る読者は、「読む順番」で調べる人が大半です(2026年9〜10月)。月間検索数(推計)を見ると、「柚月裕子 新刊」は『誓いの証言』が出た2026年3〜4月に、ふだんの月の倍近くまで増えました。

迷いやすいのは佐方貞人シリーズで、長編2冊は弁護士時代、短編集3冊は検事時代と、形式も時期も入れ替わります。上の表で刊行順と時系列を見比べてから読み始めると、途中で迷いません。

初めて柚月裕子を読むなら、シリーズものは『孤狼の血』、単発なら『盤上の向日葵』が入口として選ばれています。

映画・ドラマになった作品と原作の対応

映画化された柚月裕子の小説は『孤狼の血』『朽ちないサクラ』『盤上の向日葵』の3作です。映像から入るなら、原作がシリーズの1作目にあたる作品を選ぶと、そのまま順番に進めます。

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作品(刊行年)映像化・受賞シリーズでの位置
孤狼の血(2015年)2018年5月に映画公開(白石和彌監督・役所広司主演)『孤狼の血』シリーズ1作目
朽ちないサクラ(2015年)2024年6月に映画公開(杉咲花主演)『朽ちないサクラ』シリーズ1作目
盤上の向日葵(2017年)2025年10月に映画公開(坂口健太郎主演)。2018年本屋大賞2位単発
最後の証人(2010年)2015年1月にテレビ朝日でドラマ化(上川隆也主演)。佐方貞人シリーズのドラマは2020年までに5本『佐方貞人』シリーズ1作目
上水流涼子の解明(2017年)2023年4〜6月に連続ドラマ化(天海祐希主演・カンテレ/フジテレビ系)『上水流涼子』シリーズ1作目
検事の本懐(2011年)第15回大藪春彦賞(2013年)『佐方貞人』シリーズ2作目

映画『孤狼の血 LEVEL2』(2021年・松坂桃李主演)は、続編小説『凶犬の眼』の映画化ではなく、原作のない映画オリジナルの物語です。小説の続きは『凶犬の眼』『暴虎の牙』で読めます。ただし映像を先に観ると結末が分かってしまうため、小説から入りたい場合は原作を先に読んでください。

柚月裕子の最新刊・新刊(2024〜2026年)

柚月裕子の最新刊は、2026年3月26日にKADOKAWAから出た佐方貞人シリーズ5作目『誓いの証言』です。2024年以降に出た単行本は次の3冊です(2026年10月時点)。

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刊行書名版元種類
2026年3月誓いの証言KADOKAWA佐方貞人シリーズ5作目(長編)
2025年2月逃亡者は北へ向かう新潮社単発(第173回直木賞候補)
2024年1月風に立つ中央公論新社単発(2026年10月21日に中公文庫で文庫化予定)

『誓いの証言』(佐方貞人シリーズ5作目)

香川県の石職人の視点と、東京で旧友の弁護を引き受けた佐方の視点が交互に進むリーガル・サスペンスです。無罪を訴える旧友を信じた佐方が、不利な証拠がそろった裁判に挑みます。長編で弁護士の佐方が主役になるのは、1作目『最後の証人』以来16年ぶりです。

版元は、シリーズを読んでいない人にもすすめられる作品として紹介しています。佐方の人物像を先につかみたい人は、1作目『最後の証人』から読むと入りやすくなります。

『逃亡者は北へ向かう』

震災の直後に殺人を犯して姿を消した青年と、津波で娘を失いながら彼を追う刑事の物語です。柚月裕子の地元である東北が舞台で、第173回直木賞の候補になりました。2026年6月には舞台化されています。

『風に立つ』

南部鉄器の工房を舞台に、非行少年を預かることになった不器用な父と息子を描く長編です。2026年10月21日に中公文庫から文庫版が出る予定です。

柚月裕子おすすめシリーズ4つと単発小説5つを紹介!

柚月裕子おすすめシリーズ4つと単発小説5つを紹介!

柚月裕子のおすすめシリーズごとに、読む順番とあらすじを紹介します。

シリーズ名特徴
『孤狼の血』シリーズ昭和末期の広島で、警察とヤクザの抗争を描く
『佐方貞人』シリーズ元検事の弁護士が事件の真相に迫る
『朽ちないサクラ』シリーズ女性警察官が警察の闇を暴く
『合理的にあり得ない 上水流涼子』シリーズ元弁護士の女性探偵が相棒とともに事件を追う

『孤狼の血』シリーズ

読む順番

  • 孤狼の血…昭和63年の広島。新人刑事の日岡が、暴力団との癒着が噂される刑事・大上の下で失踪事件を追う
  • 凶犬の眼…田舎の駐在所に移った日岡が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎と出会う
  • 暴虎の牙…愚連隊を率いる沖虎彦を軸に、昭和57年の大上と平成16年の日岡を描く完結編

昭和から平成の広島を舞台に、暴力団の抗争と警察組織の腐敗を描いた警察ハードボイルドです。KADOKAWAは『暴虎の牙』をシリーズ完結編としており、3冊で完結しています。ほかの警察小説も探すなら「警察小説のおすすめ10選」にまとめています。

『佐方貞人』シリーズ

読む順番

  • 最後の証人…長編。検事を辞めて弁護士になった佐方が法廷に立つ
  • 検事の本懐…短編集。検事時代の佐方を描く。第15回大藪春彦賞
  • 検事の死命…短編集。検事時代の佐方を描く
  • 検事の信義…短編集。検事時代の佐方を描く
  • 誓いの証言…長編。弁護士の佐方が、無罪を訴える旧友の裁判に挑む(2026年3月刊)

検事として働いたのち、ある事件をきっかけに辞職して弁護士になった佐方貞人(さかた・さだと)が主人公のリーガル・ミステリーです。KADOKAWAによるとシリーズ累計は60万部を超えています。検事時代も弁護士時代も、罪をまっとうに裁くことにこだわる姿勢が一貫しています。

『朽ちないサクラ』シリーズ

読む順番

  • 朽ちないサクラ…情報漏えいの疑いがある親友が殺害され、広報広聴課の主人公の女性が解決に挑む
  • 月下のサクラ…刑事に配属された主人公。盗難と殺人事件も発生。警察内部の犯行の疑いが濃厚となる

警察の職員の主人公の女性が、能力を買われ刑事に転属した話を軸に進行するシリーズもの。事件を追ううちに、人のありさまや腐敗した警察組織が徐々に明らかになり、タイトルの意味が判明して興味深く読めると評価されています。『朽ちないサクラ』は2024年に映画化されました。3作目の刊行は2026年10月時点で発表されていません。

『合理的にあり得ない 上水流涼子』シリーズ

読む順番

  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明…短編集
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明…短編集

弁護士資格を剥奪された主人公・上水流涼子(かみずる・りょうこ)は、頭脳明晰なアシスタントと探偵事務所を運営しています。2023年には天海祐希主演で連続ドラマになりました。不合理な難題をものともせず、知恵と美貌で解決する姿が魅力的。柚月裕子の作品の中でも、主人公の活躍がユニークで楽しく読めると高評価です。女性が謎を解く小説をほかにも探すなら「女性探偵が主人公の小説おすすめ10選」も参考になります。

おすすめの柚月裕子の単発の小説は以下の5作品です。あらすじを紹介します。

作品名特徴
『盤上の向日葵』(2017年)将棋界を舞台にしたミステリー。2018年本屋大賞2位、2025年に映画化
『慈雨』(2016年)定年退職した刑事が捜査に協力しつつ過去と向き合う
『教誨(きょうかい)』(2022年)死刑囚の贖罪の意味を考える話
『臨床真理』(2009年)デビュー作。臨床心理士が少女の死の真実を調査する
『ウツボカズラの甘い息』(2015年)平凡な主婦が容疑者にされて殺人事件に巻き込まれる

『盤上の向日葵』

埼玉県の山奥で発見された白骨化の遺体のそばに、名作の将棋の駒がありました。ベテラン刑事と棋士を志望していた新米刑事が捜査を担当します。将棋の駒を巡り、世紀の対局とも称される棋士の戦いの場に姿を現す刑事たち。将棋界を巻き込んだ事件の結末が解き明かされます。

『慈雨』

主人公の定年退職をした警察官と妻が、四国のお遍路の旅に向かった先で起こるミステリー。主人公夫妻がお遍路で霊場を回る際に誘拐事件に出くわし、かつて捜査を担当した事件と似ている点が多いことに気づきます。主人公にとって自責の念に苛まれる過去の事件。真相を解明して明らかになった事実は、彼に何をもたらすのでしょうか。

『教誨(きょうかい)』

女性死刑囚と遠い親族にあたる身柄引受人の女性が主人公で、事件を未然に防げなかったのか、死刑囚の罪と償いの仕方は何かを考えさせる小説です。逆境の死刑囚が追い詰められて、自分の子どもを含む2人を殺害し、報道で散々に責められました。主人公が知る死刑囚の印象は異なり、彼女が謎の言葉を最期に述べたことが気になりだします。

『臨床真理』

臨床心理士の主人公と特殊な感覚を持つ青年が協力し、失語症の少女の自殺事件を調査するサスペンスミステリー。主人公の担当の男性患者は、同じ施設の少女の自殺を受け入れられず、ようやく心を開き『彼女が殺された』と告白。主人公の同級生の警察官の助けで調査を始め、明らかになった事実はおぞましいものでした。

『ウツボカズラの甘い息』

かつての美貌を失った主人公の主婦が、同級生のサングラスをかけた女性に再会し、化粧品販売の仕事に誘われました。収入と張り合いを得た主人公ですが、鎌倉の殺人事件の犯人と疑われ逮捕。同級生の正体もわからないまま消え失せ、無実を訴えても証明できるものはありません。詐欺の疑いもかけられてしまいます。

柚月裕子のおすすめ小説でよくある質問(FAQ)

柚月裕子のおすすめ小説でよくある質問(FAQ)
柚月裕子のシリーズは全部で何作ありますか?

主なシリーズは4つで、2026年10月時点で『孤狼の血』が3冊、『佐方貞人』が5冊、『朽ちないサクラ』が2冊、『合理的にあり得ない 上水流涼子』が2冊です。

映像化された柚月裕子の作品はどれですか?

映画は『孤狼の血』(2018年)、『朽ちないサクラ』(2024年)、『盤上の向日葵』(2025年)の3作です。ドラマは佐方貞人シリーズ(2015〜2020年に5本・上川隆也主演)と『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(2023年・天海祐希主演)があります。

柚月裕子の作品はどの順番で読めばいいですか?

シリーズ作品は刊行順に読むのがおすすめです。『孤狼の血』は孤狼の血→凶犬の眼→暴虎の牙、『佐方貞人』は最後の証人→検事の本懐→検事の死命→検事の信義→誓いの証言、『朽ちないサクラ』は朽ちないサクラ→月下のサクラ、『上水流涼子』は解明→究明の順です。単発の小説はどれから読んでも問題ありません。

柚月裕子の最新刊は何ですか?

2026年3月26日にKADOKAWAから出た『誓いの証言』です。佐方貞人シリーズの5作目で、弁護士の佐方が主役の長編です。

映画『孤狼の血 LEVEL2』に原作の小説はありますか?

ありません。映画オリジナルの物語で、小説の続編『凶犬の眼』『暴虎の牙』とは別の話です。

柚月裕子の代表作は何ですか?

単発小説なら『盤上の向日葵』、シリーズものなら『孤狼の血』です。

柚月裕子の作品の中でコメディタッチの作品はありますか?

女性探偵の活躍を描いた短編集『合理的にあり得ない 上水流涼子』シリーズが読みやすいです。

柚月裕子の小説をおすすめ!人の心を丁寧に描くミステリーを探す人に!

柚月裕子の作品をおすすめしたいのは、登場人物の心の動きを丁寧に描き、信条や心に秘めた決意などの内面をじっくりとあぶり出すような本を読みたい人です。ハードボイルドや警察などの組織を舞台にした重厚な作品から、軽快な探偵ものまで幅広い書籍があります。最初の1冊は、シリーズなら『孤狼の血』か『最後の証人』、単発なら『盤上の向日葵』です。新刊の『誓いの証言』から入ることもできますが、佐方の人物像をつかむなら『最後の証人』を先に読むのが確実です。

ほかのミステリー作品も探したい方は「ミステリー小説が苦手な人におすすめの15選|人が死なない・短い順に紹介」を参考にしてください。

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