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日本のおすすめ作家・小説作家10選!人気の推理小説作家や有名な作品を紹介
小説家と聞いてみなさんはどの人を思い浮かべるでしょうか。歴史的に有名な作家や数々の賞の受賞歴がある作家など、数多くの小説家が活躍しています。
そのジャンルも多岐にわたり、恋愛やファンタジーやミステリーなど豊富。男性女性合わせて10人のおすすめ作家を紹介します。ご覧になって参考にしてみてください。
小説家・作家のおすすめ10選
ここからおすすめする小説家を男女5名ずつ紹介します。
小説家のおすすめ:男性作家5選
おすすめの男性作家を5人紹介します。
池井戸潤
池井戸潤は1963年岐阜県生まれの小説家です。
大学卒業後に銀行に勤めますが、30代に入り退職するとその知識を活かし執筆業に従事します。
1998年に『果つる底なき』が第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家として本格的な活動を始めました。
元銀行員であることから経済や金融関係の作品を得意としており、エンターテイメントやミステリーを中心に執筆。
代表作として、直木賞受賞作品である『下町ロケット』やドラマ化された『ルーズヴェルトゲーム』が挙げられます。
また流行語として日本に旋風を巻き起こした「半沢直樹シリーズ」は、彼を語るうえではなくてはならない作品でしょう。
テレビドラマ化される作品を多く手がけていることから、その名を知っているという人も多いかもしれません。
政治や金融など堅い題材で感情的な人間模様を描く作品は、初心者でも楽しめるでしょう。
伊坂幸太郎
伊坂幸太郎は1971年生まれ千葉県出身の男性作家です。
SEとして働きながらその傍ら執筆活動に励み、2000年に『オーデュボンの祈り」で第5回ミステリー倶楽部賞を受賞。
デビュー後数々の作品を執筆し、作家として生計を立てるようになります。
得意ジャンルは推理小説であり、読者をドキドキさせるような展開が魅力です。
代表作としては2003年の『重力ピエロ』や2008年の『ゴールデンスランバー』があります。
『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』といった殺し屋シリーズも人気です。
作品の特徴として自らの出身である宮城県仙台市を舞台としている作品が多い点です。
作品間のつながりも存在し、登場人物が別の作品に登場するという書き方は読者を楽しませるでしょう。
中国語や英語翻訳されている作品が多数あるため、日本人だけでなく世界でも読まれています。
綾辻行人
綾辻行人は1960年生まれの京都府出身の作家です。
京都大学在学中から推理小説を書き始め、1987年『十角館の殺人』で作家デビューを果たしました。
ホラー小説やミステリー小説を中心に執筆し、日本推理作家協会賞や日本ミステリー文学大賞など数々の受賞歴をもっています。
「館シリーズ」はもちろん、『どんどん橋、落ちた』や『Another』なども彼の代表作です。
作風はホラー要素が強い傾向にあり、人間の怖さや不気味さを描きます。
読者の予想を裏切るような展開を得意としていて個性が色濃く出ている作品が多いでしょう。
東野圭吾
東野圭吾は1958年大阪府生まれの男性作家です。
1985年の『放課後』という作品が江戸川乱歩賞を受賞し作家デビューを果たすと、近年は直木賞候補に度々名を連ねるなど日本屈指の作家になりました。
ミステリー小説を主に執筆しており、日本推理小説協会賞や本格ミステリー大賞などの受賞歴が実力を物語っています。
代表作『秘密』や『白夜行』が有名で、『容疑者xの献身』は映画化され話題を呼びました。
登場人物は個性が強くユーモアに溢れている作品が多いため、楽しく読めることでしょう。
推理小説入門としておすすめです。
村上春樹
村上春樹は1949年生まれ、京都府出身の作家です。
日本を代表する作家であり、名前を聞いたことがない人は少ないでしょう。
学生時代から映画脚本家を目指して執筆活動を続け、1979年『風の歌を聴け』が第二回群像新人文学賞を受賞し作家デビューしました。
以後海外移住や大学の客員教授に就任するなど精力的な活動を行い、海外雑誌との契約や海外の賞の受賞など世界的な作家に成長します。
恋愛やファンタジーなどジャンルにとらわれず幅広く執筆、さまざまな世界観が交錯する独特な作風が特徴です。
『ノルウェイの森』や『1Q84』はいわずと知れた代表作。
こだわりが強く個性的な作品を好む人は読んでみてください。
小説家のおすすめ::女性作家5選
おすすめの女性作家を5人紹介します。
有川浩
有川浩は1972年高知県生まれの作家です。
2003年に『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞してデビューしました。
SFやミリタリー系の作品を中心に執筆し、ライトノベル作家としても若い世代からの人気を博しています。
『フリーター、家を買う』や『阪急電車』などドラマ化映画化されているだけでなく、『図書館戦争』はテレビアニメにもなり話題になりました。
読みやすい作品が多いため、初心者でも楽しみながら読むことが可能です。
恩田陸
恩田陸は1964年青森県生まれの女性作家です。
会社員を辞め退職後の1991年に執筆した『六番目の小夜子』で作家デビュー。
その作風から「ノスタルジアの魔術師」の異名を取り、ミステリーやホラーや冒険小説などジャンルにとらわれずに執筆活動を行っています。
新聞や寝てる間に見る夢からインスピレーションを受け作品に活かすこともあるようです。
2017年には『蜜蜂と遠雷』で直木賞と本屋大賞をダブルで受賞する快挙を達成しました。
ジャンルが豊富なため、読みやすい作品に出会えるでしょう。
辻村深月
辻村深月は1980年に生まれた山梨県出身の女性作家です。
幼いころから読書が趣味で、大学卒業後の2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を獲得し作家デビュー。
綾辻行人の大ファンで多大なる影響を受けています。
ミステリーや推理小説が中心で、若者の心情を描く作品が特徴です。
また作風として最終的にハッピーエンドを迎えるものがほとんどであり、彼女の性格を表しているといえるでしょう。
代表作には直木賞受賞作の『鍵のない夢を見る』や第15回本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』があります。
文章に透明感があるので、洗練された作品を読みたい人におすすめです。
湊かなえ
湊かなえは1973年広島県生まれの女性作家です。
2007年に『答えは、昼間の月』で第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞して注目され、同じ年に『聖職者』で作家デビューしました。
2009年には『聖職者』の続編にあたる『告白』が本屋大賞を受賞、デビュー作がノミネートされ受賞するのは史上初の快挙でした。
ミステリー作品を得意分野としており、嫌な気分にさせる通称「イヤミス」とよばれファンから親しまれています。
登場人物の設定に相当なこだわりがあり、構築も人物像から練っていくという興味深いスタイルです。
ほかに『リバース』や『ユートピア』など数々の名作を生み出しています。
ミステリーを普段読む人は一度チェックしてみてください。
宮部みゆき
宮部みゆきは1960年東京都生まれの女性作家です。
女性作家としては国内では屈指の知名度と人気があります。
推理小説やファンタジー作品を手がけ、日本SF大賞や直木賞の受賞歴をもつ実力の持ち主です。
1987年に短編の『我らが隣人の犯罪』で作家デビューを飾ると、2年後の1989年には『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。
『火車』や『理由』などが代表作です。
登場人物の設定だけでなく、執筆そのものにもルーティンを持ち小説家として強いこだわりがあります。
現代社会に沿った作品が特徴的で心情的な描写も魅力的です。
おすすめの作家の小説を読んでみよう
男性作家と女性作家を10人紹介しました。
著名な作家が多く一度は名前を見たことがあるという人もいるかもしれません。
読者から高い評価を受けており、小説初心者の人にも是非触れてもらえれば幸いです。
お気に入りの作家に出会えるとよいですね。