ブックレコメンドは、レスキューワーク株式会社が運営する書評メディアです。「読んだ本」と「その次に読むべき本」の2冊をつないで紹介する形式が特徴で、寄稿した書評に付いた「いいね」の数に応じて報酬を受け取れます(いいね1件につき200円・税込220円、上限10,000円・税込11,000円)。
この記事では、書評の投稿手順・審査の流れ・報酬のしくみ・書評の探し方を整理します。あわせて、著者や出版社が自分の本を紹介してもらうための有料サービス「課題本提案」(77,000円・税込〜)についても解説します。
田中寛大本記事は、選書サービス雨音選書を運営する株式会社アマノート代表取締役 田中(@hiroky_info)が監修しています。
ブックレコメンドとは:2冊をつないで紹介する書評メディア

ブックレコメンドは、レスキューワーク株式会社が運営する書籍紹介メディアです。最大の特徴は、寄稿者が「以前に読んだ本(A欄)」と「その本を読んだ後におすすめする次の本(B欄)」の2冊を紹介するという独自の書評スタイル。投稿された書評はサイト上で共有され、他の読者との共感や新たな本との出会いを生み出します。
閲覧数やランキングに基づく機械的なレコメンドとは異なり、実際に読んだ人が「この本を読んだなら、次はこれ」と手渡す形をとっているのがブックレコメンドの立ち位置です。
書評は3つの欄で構成される
- A欄:読んだ本の情報(書名・著者名・あらすじ・感想)
- B欄:次におすすめする本の情報(書名・著者名など)
- つながり欄:AとBをつなぐ理由や、Bを選んだポイント
審査で最も重視されるのは3つ目の「つながり」です。ここが弱いと、2冊とも良い本でも通りにくくなります。
また、ブックレコメンドでは、自分の書籍をより多くの読者に届けたい著者・出版社向けの『課題本提案』サービスも用意されています。
書評を投稿する3ステップ

ステップ1:寄稿者として登録する
公式サイトの「読書ライター募集」ページにある寄稿申込フォームから登録します。応募に読書歴や執筆実績の制限はとくに設けられていません。
ステップ2:初回は「課題本」を確認する
初めて投稿するときは、A欄・B欄のどちらかにブックレコメンドが設定する「課題本」を含める必要があります。2回目以降は課題本を入れなくてもかまいません。
課題本は小説・ビジネス書・エッセイなど多様なジャンルから毎月3〜8冊程度が選ばれ、各課題本の有効期間は2か月間です。直近では2026年7〜8月期が6冊、8〜9月期が5冊でした。最新の顔ぶれは公式サイトの「課題本一覧」で確認できます。
ステップ3:2冊を紹介して投稿する
- A欄に「読んだ本」の書名・著者名・あらすじ・読後の感想を書く
- B欄に「次に読むのをおすすめする本」の書名・著者名などを書く
- つながり欄に、AとBをつなぐ理由・Bを選んだおすすめポイントを書く
寄稿の経験を重ねると、自分から課題本を推薦できる場合もあります。
投稿前に押さえておきたい注意点3つ

掲載まで1週間前後かかる
書評は編集部の審査を経て掲載されます。公式サイトの案内では、寄稿から審査まで1〜5営業日程度、公開までさらに最低3営業日程度が必要とされています。下書きの確認を挟んでから公開される流れです。投稿が集中する時期はさらに時間がかかることもあります。
必ず掲載されるとは限らない
審査の結果、不採用となることもあります。掲載済みの書評をいくつか読んで、つながり欄の書き方を参考にすると通りやすくなります。
紹介する本の選び方に条件がある
- つながりを明確に…2冊をつなぐ理由が最も重視されるポイント
- 入手できる本を選ぶ…電子書籍・オーディオブックでも寄稿できます。紙版が絶版でも電子版があれば問題ありません
- 表現の制限…過度な暴力や性的な描写を含む書籍は掲載できません
報酬のしくみ:いいね1件につき200円

ブックレコメンドは、寄稿した書評に付いた「いいね」の数に応じて報酬が支払われる仕組みです。公式サイトの案内をまとめると次のとおりです(金額は税抜/かっこ内が税込)。
| 区分 | 報酬 |
|---|---|
| 課題本を含む書評 | いいね1件につき200円(220円) |
| 課題本を含まない書評 | いいね0件で0円、1件20円、2件50円、3件100円、4件以上で200円(段階制) |
| 報酬の上限 | 10,000円(11,000円) |
| 自分が提案した課題本のレビューが採用 | 10,000円(11,000円) |
| 一万円贈呈課題本のレビューが採用 | 10,000円(11,000円)・最大2名 |
集計は2か月ごとで、いいね数の上位3件が報酬の対象です。支払いは、報酬の通知を受けた寄稿者が請求書を出す方式になっています。制度は改定されることがあるため、寄稿前に公式サイトの最新の案内を必ず確認してください。
報酬以外のメリット
ブックレコメンドに書評を投稿するメリットは、報酬だけではありません。
- ひな形があるので書くことに集中できる…ブログやSNSと違い、デザインや更新作業の負担がない
- 読書好きの読者に直接届く…書評の専門サイトなので、読者層がはっきりしている
- 自分の本も紹介できる…自費出版を含め、自著を書評のなかで取り上げることも可能
書評を書くうちに手元の本が増えてきたら、整理の方法もあわせて考えておくと部屋が回ります。

監修者の視点:書評は「なぜ次にこの本か」で決まる
田中寛大オンライン古書店を2019〜2022年に運営し、開業から約2年半で8,000冊超を販売しました。扱った6,951タイトルのうち2冊以上売れたのは959タイトル、13.8%です。同じ本が何度も動く背景には、内容が古びないことに加えて、読んだ人が誰かに手渡している面もあると考えています。
2冊をつなげて紹介するブックレコメンドの形式は、この受け渡しをそのまま記事にしたものです。書評を書くときも、あらすじの要約を厚くするより、なぜ次にこの本なのかを書いたほうが読み手には届きます。
【著者・出版社向け】課題本提案で自分の本を紹介してもらう

自分の著作や出版物を読者に届けたい著者・出版社向けに、書籍を「課題本」として掲載してもらう有料サービスがあります。課題本になると、寄稿者がその本を取り上げた書評を書いてくれる仕組みです。
課題本提案のメリット4つ
- 長期的な露出…課題本としての掲載期間は原則2か月間。新聞広告のような単発の露出と違い、期間を通して目に触れる
- 書評として残る…寄稿された書評記事は課題本期間の終了後もサイト内に残る
- ランキング経由の露出…いいねを集めた書評はランキングに載り、さらに読まれる可能性がある
- 増刷につながった例もある…課題本になったことをきっかけに増刷に至った書籍もあると案内されている
料金プランは2種類
| プラン | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 通常プラン | 77,000円 | 課題本として2か月間掲載し、寄稿された書評を順次掲載 |
| 一万円贈呈オプション付き | 88,000円 | 採用された書評の寄稿者へ1万円を贈呈(最大2件) |
採用される書評が1件もなかった場合でも、編集部がレビュー1件を作成して掲載します。一万円贈呈オプションを選んで採用レビューが0件だった場合は、オプション料金11,000円(税込)が返金されます。
申し込みの流れと締切
- 専用フォームから申し込む(毎月18日午後3時締切。18日が休業日の場合は直前の営業日)
- 掲載開始月の前月18日までに支払う(銀行振込・クレジットカード決済。法人は請求書払いも可)
- 申し込み月の翌月1日から2か月間、課題本として掲載される
申し込める書籍の条件
- 出版から2年以内で、絶版でないこと(増刷・改訂版・文庫化・映像化などがあった場合はその時点から2年以内)
- 本体価格が5,000円(税込5,500円)まで。複数冊の場合は合計金額
- 過度な暴力や性描写、強い政治的主張を含む書籍は不可(編集部判断)
書籍そのものはブックレコメンド側で用意するため、提供は不要です。また、レビュワーの個性を尊重する方針のため、課題本と組み合わせる「次に読む本」を指定することはできません。料金・条件は変更される場合があるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください。

読みたい本を探す4つの方法

タイトルや著者名で検索する
サイト内の検索ボックスにキーワードを入力します。該当する書評があれば表示され、ない場合はAmazonへのリンクが出るので、正確な書名を確認できます。
気になる本を楽天ブックスで買いたい人は、支払い方法を先に確認しておくとスムーズです。

いいね数ランキングから探す
2か月ごとに集計される「いいね数ランキング」で、評価を集めた書評を確認できます。「いいね」は書評を読んで一定時間が経つと表示され、寄稿者でなくても1回押せます。「最近いいねされた記事」や、文末の「この記事を書いた人」から同じ書き手の記事一覧をたどることもできます。
日付で探す
検索ボックスに日付を入力すると、その日にちなんだ本の書評が探せます(例: 7月6日→サラダ記念日に関連する書評)。目的が決まっていないときは「今日読む本は」から、その日にちなんだ書評がランダムに表示されます。
カテゴリから探す
「読む本を探している人へ」のページやトップページから、「文芸」「ビジネス書」「教育・学術」「一万円贈呈課題本」といったジャンル別に絞り込めます。
ブックレコメンドに関するよくある質問(FAQ)
- ブックレコメンドとは何ですか?
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レスキューワーク株式会社が運営する書評メディアです。「読んだ本」と「次に読むべき本」の2冊をつないで紹介する書評スタイルが特徴で、誰でも寄稿者として書評を投稿できます。
- 書評を投稿するといくらもらえますか?
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課題本を含む書評は、いいね1件につき200円(税込220円)です。課題本を含まない場合はいいね数に応じた段階制(1件20円〜4件以上で200円)で、報酬の上限はいずれも10,000円(税込11,000円)です。集計は2か月ごとで、いいね数の上位3件が対象になります。
- 初めて投稿するときも課題本は必要ですか?
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初回は必要です。A欄・B欄のどちらかに、その時期の課題本を必ず入れてください。2回目以降は課題本を含めなくても投稿できます。
- 電子書籍やオーディオブックでも書評を書けますか?
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書けます。紙の本が絶版になっている場合でも、電子版が入手できれば問題ありません。
- 投稿してから掲載までどれくらいかかりますか?
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公式サイトの案内では、寄稿から審査まで1〜5営業日程度、公開までさらに最低3営業日程度です。下書きの確認を経て公開されるため、投稿が集中する時期はさらにかかることもあります。
- 著者が自分の本を課題本にするにはいくらかかりますか?
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通常プランが77,000円(税込)、寄稿者へ1万円を贈呈するオプション付きが88,000円(税込)です。出版から2年以内で絶版でないこと、本体価格5,000円(税込5,500円)までなどの条件があります。
まず1本、つながりを意識して書いてみる
ブックレコメンドは、2冊の本をつなげて紹介するという形式そのものが個性になっている書評サイトです。寄稿者は自分の読み方を残せて、読者は人の視点を経由して次の本に出会えます。いいねが集まれば報酬にもなります。
最初の1本は、まず課題本一覧を眺めて、自分がすでに読んでいる本とつなげられそうなものを探すところから始めるのが近道です。










