選書とは?新書や「選書レーベル」と「選書サービス」の違いについて

2023年5月25日

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若い女性

海辺のつばくろ

小学2年生の時にアーサー・コナン・ドイルの『まだらの紐』を読んで、推理小説にはまりました。現在はビジネス書や日本史に関係のある本にも興味があります。記事作成を通じて、読書の楽しみをお伝えしたいです。

選書とは何か、どのような書籍であるのか、よく分からないと感じる方もいるのではないでしょうか。

よく似た本としては「新書」がありますが、新書と比較して本のサイズが大きかったり、ページ数が多かったりするイメージがあるかもしれません。

こちらでは、選書とは何かということを言葉の意味から確認しつつ、図書館の用語、選書レーベルや選書サービスについて説明しています。

選書とは?

お洒落な本

選書とは、どのような意味でしょうか。以下のように3つの例があります。

多くの書物から選ぶこと

元々選書とは、多くの書物から選ぶこと。「選書する」のように動詞として使う場合もありますよ。

  • 推薦図書を選書した
  • 幼児の絵本の選書を、専門家に依頼した

あるテーマに絞って出版されたシリーズものの本

元の意味から派生して、ある一定のテーマや目的に絞って選んで発行したシリーズものの書物をいうようになりました。

ある分野に関する一連の書物を出版する、「叢書」(そうしょ)の意味で使うこともあります。

  • 日本文学選書を学校の図書館で閲覧した
  • 新聞社から発行された政治学の選書が分かりやすいと評判だ

所蔵している書物や資料を選ぶこと(図書館用語)

一般的にはあまりなじみがありませんが、図書館用語で使う場合は、以下のような2つの意味で使われます。

  1. 不特定多数の利用者を考慮して、計画的に一定の構成になるように、図書館に所蔵する書籍や資料などを選ぶこと

(「資料選択」「図書選択」とも)

  1. 利用者から問い合わせがあった場合、所蔵している書物などから、目的の本を探すサービスのこと

どちらかといえば、1の意味で使われることが多いです。

選書と新書の違い

ソファーの上で読書する人

新書とは、「新書判」の略で本のサイズを表しています。元々の新書判のサイズは横10.5×縦17.3cmで、文庫本よりも背が高く、単行本よりもかさばらずに薄めでスリムな形です。

新書判はJIS規格で定められている判型ではありません。出版社によっては差別化するために、少し大きめのサイズを用いている場合もありますよ。

新書の内容は、間口が広く、分かりやすいように噛み砕いで説明しているものが多いです。学生や社会人で、幅広い教養を身に着けたい方、入門書などにおすすめの書籍です。

小中学生でも分かるように、やさしく書かれたジュニア用の新書も出版されています。

  • ビジネス書…政治や経済、社会時評、働き方など
  • 身近な問題…社会や健康、お金など暮らし、生き方に関わること
  • 学問…語学や文学、歴史、数学や科学、化学、宇宙など

一方、選書の場合は、新書よりも専門的な内容で、著者による独自性の高い説が述べられているのが特徴です。一般向けではありますが、新書よりも踏み込んで書かれています。

新書と比較すると厚みがあり、サイズも一回りほど大きめ。書かれている量もかなり多いですね。あまり慣れていない方が、選書を読みこなそうとするには難しく感じられるかもしれません。

学校で学んだことのある方や、新書を読んで興味を持った方が、さらに深く学びたい場合に向いているのではないでしょうか。

例文

  1. 父の日に新書サイズのブックカバーをプレゼントした。
  2. 日本の新書はイギリスのペリカン・ブックスにならって創刊された。
  3. レポート作成のため、中世文学の選書を購入した。
  4. 貴族の衣装の確認をしたいので、選書から有職故実関連の書籍を借りてきた。

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選書サービスとは

和室で読書をする女性

選書サービスとは、依頼者の趣味や読書傾向などに合わせて、最適だと考えられる本を選んで配布するサービスです。本を選ぶ担当者はあらゆるジャンルの本に精通している書店員など、経験豊富なプロが担当していることがほとんど。

自分で選ぶと興味のあるジャンルに偏りがちなので、どのような本を選んでもらえるのか、楽しみにしている読書家も多いようですよ。サービスの利用の仕方は、サイトのフォームや電話で申し込みをするのが一般的。

電話やメール、ネット上のアンケートなどでヒアリングを行い、利用者の読書歴、趣味、興味があること、性格などを記録し、選定する本が決められます。

小説や子供向けの絵本、女性向けなど、特定のジャンルに特化した選書サービスもあるようですよ。

利用料金は無料から1万円程度まで、千円程度の月額や定額のサブスクの提供も可能なところもあるなど幅広く、予算や好みで選ぶとよいでしょう。

ただし、選書サービスは、利用できる人数に上限があったり、特定の月にしか申し込みができなかったりする場合もあるので、申し込み前に確認をしましょう。

有料の場合は、自宅まで選んだ本を配送できるところが多いです。仕事や家事、育児や介護などで忙しく、本屋に行く時間がない人にも便利ですね。

メールやSNSのメッセージで、選んだ本の紹介をするサービスもあります。電子書籍や中古書籍から本を選びたい方であれば、紹介のみのサービスも使いやすいでしょう。

出版社が提供しているサービスの場合、アンケートを取って、利用者の好みに合わせて、自社の本をメール等で紹介するシステムもあります。好みの出版社から提供されていれば、利用しやすいですね。

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選書レーベルとは

多くの本を収納している本棚

選書レーベルとは、選書をシリーズ化したもので、叢書ともいいます。本のカバーや表紙などのデザインが同一の状態で出版されます。

2023年2月現在で出版されている、主な選書レーベルと特徴は以下の通りです。

  • 朝日選書…文学・歴史・政治・思想・経済・芸術・科学史など
  • NHKブックス…人間と社会や文化、歴史や自然について。さまざまな分野の研究者や著名な作家などが執筆し、受賞した著作物が多い。
  • 講談社選書メチエ…人文・芸術系の著作が多い。「メチエ」とはフランス語で生きるために必要な技術や、経験で身につける技術の意味。
  • 新潮選書…著者の中には『新書ほど分かりやすくはないが、大学の教科書のような専門書よりは教養として身につけやすくなっている本』と定義している人も。
  • 筑摩選書…ある程度分量があり、深い知識を身につけるための本と定義。読者層は40~60代の男性を想定。
  • ・中公叢書・中公選書…「中公叢書」は執筆者が学者中心で正統的な内容。「中公選書」は最新の研究や知識について書かれているため、民間人による著作物も多く含まれる。

選書とは:まとめ

「選書」とは、新書よりは専門的な内容で、本格的な研究論文よりも分かりやすくまとめられた本のことです。一連の出版社によるシリーズ化されて、同じ装丁で出版されている選書を「選書レーベル」といいます。

「選書サービス」の場合は、書店員の経験が長いプロが、利用者の好みなどを考慮して選ぶサービスのこと。同じ「選書」という単語でも、ずいぶんと違った意味で捉えられますね。

なお、「効率的に読書を楽しみたい!」「文字を読みたくない!」という方には、小説やビジネス書が聴き放題のAmazonのオーディオブック「Audible」がオススメ!当サイトで紹介している多くの書籍は、Audibleでも楽しめます。

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