「純文学」という言葉はとらえどころがなく、なんとなく堅苦しくてとっつきにくい感じがしませんか。 純文学には、読めば読むほどおもしろくなる魅力があります。 今回は、純文学の定義や魅力、その歴史について解説します。 ぜひ、じっくりとお読みください。 純文学とは 純文学とは、「娯楽性」ではなく「芸術性」を優先させた小説のことです。 通常、詩や短編小説など言葉の美しさにこだわった作品が特徴で、具体的な物語ではなく、抽象的なものが多いのが特徴。 例えば、夏目漱石の『こころ』などの古典的な小説がこのジャンルです。 純 ...